- junju_usako
- 1329
- 0
- 0
- 0
君を見ても何も思わないし さよならに涙したりもしない 好きなようにしてくれと 君を手放すことさえ容易い あれはきっと夏風邪だった #秋の音 (柚子林檎)
2014-09-06 00:32:23夏の陽気に秋を待ち、夏の通りに秋を歌う。溜まりに光が淡い夢、夜の舞いに虫の音、止まりなく、留まりなく響き亘る。清かに豊穣の、靜に賑やか。月夜の雲に夢が棚引く。 あきのおと けはいによるの むしのこえ いのちのいのり しずにわたりて #秋の音
2014-09-06 00:54:25夏の逢瀬に賑わった渚は、秋の嫋やかな時間を、風と睦む。紡ぐ潮騒は、とわへと届かんとするように秘めやか。知られず謳う夢は、愛の慈しみに想いを馳せる。時の夢に秋は、少し哀愁を帯びるようだ。 あきしずか なつのおわりに しおさいの いだくとわには あいいだかれて #秋の音
2014-09-06 07:39:24陰が好きだといった 少し暑さの残るまなざし 夏が好きだといった 夏虫が鳴かない 陰が少し寒いよ わがままに太陽を求める 日向ぼっこの尻尾 #秋の音
2014-09-06 08:08:38詩一つ『鱗雲』#詩 #秋の音 コオロギと、 スズムシの、 合唱に、 いつの間にか変わっていた、夜。 私は、ふらふら、 自転車をこぐ。 危なげない、 おぼつかない。 そんな、テンポ、 こいでい… simplog.jp/pub/tw/1651148…
2014-09-06 08:14:33あなた、あなた、あなた、あなた まだ見ぬあなたに逢いたくて 夜ごとに声も 枯れていく あなた、あなた、あなた、あなた ひと目見てから 死にたくて (しゆう) #秋の音
2014-09-06 09:30:03秋の深く色模様、奏でる夢の無音の華やかな舞い、映し出される永遠の紋様、沈黙の堆積にいのちは巡歴する。招きに鳥は囀り、渡る時の際立ちを宥めようとするようだ。紅葉が夜を紛らわせ、秋の音を夢に運ぶ。 あかくはえ あきのひびきに いろもよう ゆめにきこえる たまゆらもえて #秋の音
2014-09-06 10:04:21ぐつぐつ かぼちゃを煮てる 鍋の音。 ブクブク トウモロコシを茹でている 音。 そわそわ アスパラガスが順番待っている。 ぐーきゅるる 待ちきれなくてお腹が鳴る 音。(みみ)#秋の音
2014-09-06 13:09:05窓の無い貨物列車の 遠い刻み 冷えた爪先に響いて 夏の間 明けたままにしていた 窓を閉める もう探されることのない宛名 届かなかった手紙は 今もあの貨物列車に乗り 黄金色の枯野が隠した線路を 辿り続ける #秋の音
2014-09-06 18:32:23待って待って待ってもこない人を 待つ人たちが 息を止めて 見つめている 似た顔を見かけては 一斉にため息を つく のが、 聞こえてくる この画面の向こうから #秋の音 (しゆう)
2014-09-06 18:59:44歌う音に合わせて 足のリズム いつもついてくる 生を全うした 死の上に私は立っている 枯れてないよ もう一度心を燃やして 暖かいね 手も心も 骨の芯まで #秋の音
2014-09-06 20:22:48焚き火だ焚き火だ 当たろう当たろう 焼け死ぬよ アルミにくるまれば大丈夫 ポカポカポカポカ 暖かい ほらほら芋の出来上がり #秋の音
2014-09-06 20:25:54