自閉症スペクトラム児者への療育・アプローチ方法とエビデンスについて考えてみた。
- mamiananeko
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風邪ひいたとき「あったかくして寝て休養とって下さい」という医者をエビデンスがないのでトンデモだと言う人なら、自閉症児者への感覚・身体系アプローチに対しエビデンスがないことをとやかく言っても理が通っていると思える。 あったかくして寝るなんてのは感覚的な療法の最たるものだ。
2014-09-08 11:38:21胃腸の調子が悪いと訴えるひとに「唐揚げたらふく食って元気つけましょう」という医者はいないだろうな。「消化のよいものを控えめに」と言うのが一般的。そこにエビデンスはあるという話を聞いたことはない。
2014-09-08 11:43:14まあつまり、EBM(エビデンスに基づく治療)なんてその程度のものなわけ。治療や療養についての基本的な共通理解がある部分に関するエビデンスを要求するもんじゃない。
2014-09-08 11:47:51自閉症の問題ってのは、治療や療養についての基本的な共通理解(いわずもがなな部分)のベースになる「感覚」ってものに障害があるもんで色々ややこしくなりがちなのかもしれないな。
2014-09-08 12:29:22インフルエンザで高熱出して朦朧としてる人に「休むな、働け」といったら基本ブラック認定されるよね。地下鉄の音が苦手な感覚過敏もちに「耳塞ぐな」「耳栓つかうな」というのはそれと同じこと。
2014-09-08 12:36:50インフルなら「まずは帰って寝とけ」となって、頻繁にかかるのなら治った後で「かかりにくいように体質改善するなり無理しがちな生活を改善しましょうかね」となるでしょ。それと変わらないと思うんだよね。
2014-09-08 12:39:12風邪やインフルに対する「寝て休養」の効果について医者も含めて多くの人がエビデンスの有無を気にしないのは「感覚的に」or「経験的な知恵」として納得する人が多いということにすぎないのよね。だからといって否定すべきか?というとそうじゃないと思う。
2014-09-08 13:05:44エビデンスが絶対でないなら、「じゃあ自閉症スペクトラム児者のQOL改善アプローチをどうやって選んでいけばいいのか?」って問題は当然でてくるわけなんだよな。
2014-09-11 00:31:37自閉症者の基礎的感覚が定型発達者のそれと違うので「定型発達者の感覚的に納得」という情報が使えない。そこがかなり選びづらさの大元だろう。
2014-09-11 00:32:38まあ、自閉症者自身の「感覚的に良かった」はそれなりにあてになる可能性もあるのかなとは思う。ただし「コレがよいと信じたい」的なバイアスがかかる可能性はあるのでそのあたり人を見ては差し引く必要はありそうだ。
2014-09-11 00:33:00感覚過敏ひとつとってみても個別性は高いってぐらい自閉症児者も多様。となると、あとは観察が頼りかなとも思う。親御さんならお子さんをよく観察する、当事者本人なら自分がどういう刺激にどう反応するかをよく観察するってなことがまずは必要不可欠だと思う。
2014-09-11 00:33:23そして方法を選ぶにあたっては、謳われている「アプローチ→改善」の流れが頭で”しっくり理解”できるかどうかというのはある。
2014-09-11 00:33:34そして危なくなさそうな方法の中からコスト的に納得いくものを選ぶというのが無難だろうと思う。親御さんは必死になるあまりコストを無視してしまいやすいとは思うけど。
2014-09-11 00:33:44前にも書いたけど、1)生活時間を侵食しすぎないこと 2)高額になりすぎないこと 3)セラピストが他の方法を否定しないこと あたりが妥当なアプローチを選ぶのに重要なポイントなんじゃないのかな。
2014-09-11 00:34:17生活時間を侵食すると生活体験という大切なものを失いやすいし、あまりに高額だと継続するものなら親御さんの負担が高くなって気分的にもつらくなりやすい。
2014-09-11 00:34:27他の方法を否定するような文言って本来必要ないんだよね。高いコスパを見込めるなら人に勧める時に他の方法をわざわざ否定するというのは手間がふえるだけだものね。
2014-09-11 00:34:43まあ、何にせよ主に社会的症状で自閉症スペクトラムが規定されていて、アプローチがどこに役立つのかわかるようなモデルがないことが療育えらびをややこしくしているわけで、その辺はやはり専門家がんばれとしか言いようがないわけだがね。
2014-09-11 00:43:11