潔癖症の雰囲気について~松田未来(@macchiMC72)さんのツイートまとめ
なにか過剰なリスク回避の風潮は表現の世界だけではないようです。http://bit.ly/gSJt7j 表現規制にしてもこういった過敏さが一定の数あって、それにつけ込む連中もいるというこコトなのだと思う。
2010-11-23 06:45:21安心を確保するために精神的充足を求め、それでも足りなくて金銭を支払い、挙句の果てにそれでも足りなくて法律にその拠り所を求める。そしてそういう人種に限って他人に確認せずには安心できないから声が大きくなる。それは弱者の声として、ある人種にとってとても利用しやすいものだ。
2010-11-23 06:49:09多かれ少なかれ誰にもある心情ではあるので、無碍に否定するわけには行かないけど、だからといってこの潔癖症の雰囲気みたいなものを放置しておくことがいいことだとは、多少なりとも歴史に興味を持つ人間としては思えないです。
2010-11-23 06:51:45大戦前の不穏な空気に晒された日本やドイツが文化に対して潔癖を求めた雰囲気と、今の表現規制の根っ子には似たものを感じる。だってナチスの賛美した芸術運動のスローガンなんか今の表現規制推進派がそれと知らずに読んだら賞賛するような奇麗事ばかりだ。
2010-11-23 06:55:31「何が良くて何が悪いのか」を判断するのは人間を人間たらしめる大切な要素の一つであると、僕らはジローやアトムに教えられたはずなんだけど、それを法律に丸投げしようとするのは、結局「楽」だからなのだとしたら悲しい。
2010-11-23 07:01:55タブーは恐ろしい。モノを作る人間にとって原初的な恐怖すらある。「○○は描いてはいけない」と言われる事ほど作家のやる気をそぐ言葉は無い。その「○○」が曖昧なものであるならなおさらだ。このことについては個人的にある件で知人から言われた時に痛感した。
2010-11-23 07:06:23本を焼いた火はいつしか人間を焼く。同じように表現を規制する法律は必ず人間を「狩る」ようになる。無菌であること、潔癖である事を追い求めていけばその先に広がるのは塩の撒かれた荒野だ。
2010-11-23 07:23:31今回の都条例についての自分なりの感想。http://bit.ly/dUVy7c 法律面での問題点は専門家である山口弁護士のページが詳しく確実です。http://bit.ly/6ZJlJ2
2010-11-24 17:27:51先の感想で引用した「本を焼いた火はいつしか人間を焼く」のフレーズですが、元ネタはハイネの詩集の一節。ちょっと原文の意味からはズレてます。
2010-11-24 17:33:48あと、この有名なフレーズも引用すべきだったかも。http://bit.ly/8kwtZ ニーメラーの詩ですね。これは固有名詞を入れ替えるだけで使えるのでいろんなバージョンがありますが、今の表現規制と共通する状況をこれほど分かり易く表している文章も他にないでしょう。
2010-11-24 17:37:17@tsughi 懸念されている事は分かります。であれば専門家の意見 http://bit.ly/6ZJlJ2 を理解したうえで広めるのが重要ではないかと考えます。もう一つ申し上げれば、不健全図書指定による販売規制は商業誌にとっては即死を意味します。
2010-11-24 17:55:01@tsughi 最大の被害者は読者ですよ。拡大解釈への懸念はは専門家の意見を参考にする事を推奨というのが自分のスタンスです。過激な言動を慎むが故に問題に口をつぐむというのはお勧めできません。出版側、作家側それぞれに声を上げることが大切だと考えます。
2010-11-24 18:47:19