@eyphkair2 今日はこれです!(手近なところから選びました) 巾廣のぬばたまの黒のぐろぐらんりぼんは巻かれ 夏の中折れ(川崎あんな)※元は「黒」「巻」も正字
2014-08-29 14:43:54@eyphkair2 ふりかけて皿を残りし粗鹽をけさは指にてみな舐めとりぬ(川崎あんな)『エーテル』p.51※「残」正字 いいんですか いいんですよ 舐めていつてください だから つるつるですよ(川崎あんな)『エーテル』p.131
2014-08-29 15:07:46誰もおぼえていないと思いますが、近藤さんの歌でBLっぽいのあったけど印つけてなかったから忘れたというつぶやきを以前したのでした。該当の歌をみつけたのでつぶやいておきます。
2014-09-08 15:17:29知りつくす言葉互いにしらじらし吾ら世代を同じく生きて(白玉書房刊行『近藤芳美作品集』「埃吹く街」p.120) これでした。このあたりは友人たちとの議論の様子などが歌になっていて「おお(BL的な意味で)」という歌がチラホラあります。たとえば→
2014-09-08 15:17:35→ 互ひに言ひつくしつつ理解せず雨滴は青し窓を流れて ※青は正字 言譯けを重ねて吾は生きて來ぬ據り行くものに君強きとき (白玉書房刊行『近藤芳美作品集』「埃吹く街」p.118)※強は正字 などなど。
2014-09-08 15:17:56覗(のぞ)いてゐると掌(て)はだんだんに大きくなり魔もののやうに顔襲(おそ)ひくる『植物祭』(前川佐美雄)p.93 狭い視野の受主観+生々しいカンジでよろしくお願いします。→
2014-09-09 10:45:30→ 『植物祭』にはこんな歌も。 耳たぶがけもののやうに思へきてどうしやうもない悲しさにゐる『植物祭』(前川佐美雄)p.95 獣なんですね。→
2014-09-09 10:45:41→ このからだうす緑なる水となり山の湖(うみ)より流れたくぞおもふ『植物祭』(前川佐美雄)p.96 ※緑は正字 という歌もあるけどこれはBLというより耽美ファンタジー読みだなー。 (以上。たぶん続かない。)
2014-09-09 10:46:21今日はこれ。 うつくしいことばにうそのまぎれるがたのしくなりてまたうそをさがす『白彩』(早崎夏衛)p.186 私の好きそうなひらがなだらけの歌。そして嘘というBLワード。この歌自体はひとりあそびっぽいけど、誰に対する嘘かを考えると楽しい。→
2014-09-11 01:12:16→ この歌集には嘘の歌は他にもあって。 だまされることのたのしい朝だけはせめてうつとりとだまされるべき『白彩』(早崎夏衛)p.185 美麗なる嘘にもほぐるるなやみもちて苦しみとほす彼は阿呆なり『白彩』(早崎夏衛)p.194 などなど。→
2014-09-11 01:12:24