アームヘッド第二章、パニッシュメント2

パニッシュメント過去編です。パニッシュメント1食べ物編の続きです。
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マキータ @makitateriz

Armhead Verses 2 Armhead Biological Chronicle 5 The punishment White summer

2014-07-26 21:21:01
マキータ @makitateriz

敵はユライドタイプ、ここは中央アイサ領空だ。ヘマをやった。敵に見つかった。ユライドが俺の機体に迫る。だが空中での移動性能はセイントメシアの方に分がある。アームキルの必要はない、こちらの痕跡を残してはいけない。だが敵機の後ろを通りすぎると敵ギガースだ。水中に潜んでいたか?

2014-07-26 21:25:10
マキータ @makitateriz

セイントメシアフォースが俺の機体の手をつかむ。ライトスタッフハルバートの加速なら振りきれる。このまま内大洋を横断し、ネオマタヌイへ向かう。

2014-07-26 21:27:18
マキータ @makitateriz

ネオマタヌイ、既に水中に沈んだその島にスカージを含む七つのアームコアがあった。いやそれともうひとつ、七つのアームコアによって眠らされたアームコアが一つあった。エクジコウのアームコアだ。ニキータはかつて言った。エクジコウがよみがえったことによって他のアームコアも目覚めた。

2014-07-26 21:29:43
マキータ @makitateriz

五百年前のことだ、エクジコウが目覚め、次にマクータが目覚めた。その地がネオマタヌイだ。ラッキー・ガッポが指した東もそのネオマタヌイだ。ここにはまだなにかがあるのだ。

2014-07-26 21:31:31
マキータ @makitateriz

沈んだ島と呼ばれていたが、その残骸は残っていた。そこにはなんらかの都市遺構があり、リズがかつて暴いたバイオニクルの墓所がその地下にある。その地下空間はアームヘッドが入れるほどの広さがあり、かつてのこの惑星の支配種族はアームヘッドと同等の体格を持っていたことを物語る。

2014-07-26 21:35:25
マキータ @makitateriz

「ここに何かあるか?」「なんか俺たち盗掘に来たみたいだな」アームコアの台座らしきものはあったが他に見るべきものもない。手掛かりも無いだろう。「なら俺は墓守りみたいなもんだぞ」特徴的なエンジン音。俺の機体のしたを走る車らしきシルエット!速い!車は姿を変え、俺の機体の頭をつかんだ!

2014-07-26 21:41:14
マキータ @makitateriz

「アームヘッド、アポクリファだぞ、マキータ」「ムスタング!」「マキータ!」幸太郎がアポクリファのうでを切断しようとする。「もう遅いぞ、ブレインキャリー!」頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭がzwz

2014-07-26 21:43:22
マキータ @makitateriz

◎◎◎マキータ!◎◎◎◎◎ヒレー!◎◎ヒレー?◎◎◎なぜヒレーの声?◎◎◎ブレインキャリー!◎◎◎◎◎これは未来の特異点の!◎◎◎◎特異点制御!◎◎◎◎ヒレー...ヒレー...ヒレー! 「貴方は悪魔なのか」「俺はシリアス、俺の声が聞こえるのか」いや俺はマキー...?俺は?マクー

2014-07-26 21:49:07
マキータ @makitateriz

ホワイトサマー 新光皇歴十三世紀、大御蓮帝国の戦国時代を終わらせ此花帝に大将軍の位につかされたアマナは各国に侵出していた。その触手をこのアプルーエの地にも伸ばしていた。ムスタングの地位を若くして継いだ少女パトリシア・ムスタング・フォックスアイは教会で俺の声を聞いたのだ。俺とは?

2014-07-26 21:55:17
マキータ @makitateriz

マキータ...いやシリアス・プランはこの時代で生まれた概念ではない。俺はパンスペルミアの度重なる歴史干渉が産んだ歪み歪み特異点だ。時間の特異点だ。遥か未来の歴史干渉で生まれた俺は二百年ほどの時間を戻り自らを滅ぼす力を探した。そしてこの時代が相応しい。

2014-07-26 21:59:47
マキータ @makitateriz

これは記録だ、シリアスがいかにして自らを滅ぼしたか、そしてなぜこのパワーが未だにこの世界に残っているのか?世界もまた生きているのか?

2014-07-26 22:01:42
マキータ @makitateriz

「なんだこの現象は」「特異点制御がぶつかり通常ではあり得ない現象を」「俺の記憶を見ているんだぞ」「つまり...これは...」

2014-07-26 22:03:52
マキータ @makitateriz

ほうお前も俺と同様の存在なのか?残念だが君のプランはうまくいかないぞ、俺がいるんだぞ、しかも他に二人。 そうかだが俺は未来を変えて見せる、それともお前が変えに来たのか?とりあえずアマナは倒してほしいんだぞ。 ムスタングとシリアスの会話を俺は聞いていた。

2014-07-26 22:07:36
マキータ @makitateriz

ムスタングは過去を見ていたのか?俺はもとに戻れるのか?いやもしかしたらこれこそが探していたものか?この記憶が! つづく。

2014-07-26 22:10:13
マキータ @makitateriz

...ムスタングは、特異点のほう俺を狙っていたムスタングだ。この時代のムスタングはパトリシアと呼ぼう。まず敵を見定めようとしていた。「殿はご乱心じゃ、ワシは嫌じゃ、殿は妖怪に操られている」「そうじゃ、ワシも殿が化け物と会話しているのを見た」「なによりあの術、恐ろしい」狂気...。

2014-07-26 23:22:38
マキータ @makitateriz

ここは御蓮の船団の旗艦。長い旅の疲れからか厭戦感情が高まっていた。「主君を裏切るのか?」「白樺!おぬしはまだそんなことを言うのか?あれはわしらの御蓮をも滅ぼしかねん!」「今しかないのじゃ!」兵士たちにムスタングの姿は見えぬ。そうさせているのだ。ムスタングはアマナの部屋と向かった。

2014-07-26 23:27:14
マキータ @makitateriz

それは...俺がもし、生身の状態出会ったらと思うと恐ろしい。蠢く肉塊に焦点の合わぬ無数の目、異次元からとびだしてきているかのように歪む輪郭、そしてそれは喋った。「yっっkじゅhmじうyhんvhtgmぬmk、m、mthgんfh、mんんgbっfjbvhmk、」 グリーン・サイクル

2014-07-26 23:30:45
マキータ @makitateriz

「お前がアマナか」ムスタングが言った。その異形の存在のそばに座した男がいた。「ほう、こやつをみて臆さぬとは貴様もモノノケの類いか?」「俺は未来から来たムスタング・ディオ・白樺」「ほうウツケか、なるほどな。さてなんのようだ。はて、白樺と?あやつの関係者か?」「そうだぞ、お前は滅ぶ」

2014-07-26 23:35:07
マキータ @makitateriz

「ハハハ、それは面白い、誰が滅ぼすのだ?お前か?」「時間の特異点がお前とその代替特異点をこの世界から放逐するだろう」「ほう、この化け雲のことも知っていると申すか」その時だった。部屋の扉が蹴破られ兵士たちが乱入してきた。兵士たちの多くはその代替特異点化け雲を見て失神。「っhyhj」

2014-07-26 23:39:38
マキータ @makitateriz

「いいぞ、皆食ってよい、もう兵など、人間の兵など要らぬと思っていたところだ」「hgっhkんじゅんk、」化け雲から肉片が分離、多数だ。歪んだ輪郭も広がりこの宇宙を侵食しているかのようだ。化け雲とその肉片が部屋を船を壊し打ち破り兵士たちに襲いかかった。ムスタングはそこから逃げた。

2014-07-26 23:43:05
マキータ @makitateriz

一人の兵士が溺れていた。「殿。...殿。いったい?」白樺だ。縛られている。肉片は動いているものを積極的に襲い、縛られているのが幸いした格好だ。ムスタングは唯一の生き残りであろう白樺をつれて、陸へと戻った。つづく。

2014-07-26 23:45:49
マキータ @makitateriz

幕間 一人の少女が浜辺を歩いていた。ムスタングは姿を消しその様子を見ていた。パトリシアは思案していた、悩むときはいつもこの人気のない砂浜を歩くことにしていた。この海の向こうから新光皇、アプルーエ皇帝の称号"ムスタング"を持つものがやって来た。その事に思いを馳せているのであろうか

2014-07-27 23:03:18
マキータ @makitateriz

パトリシアは気づく。浜辺に漂着した一人の男に、船団唯一の生き残り白樺だ。ここまで運ばれてきたのだ。しかしパトリシアは気づいていなかった。水平線に僅かに見える影に。つづく。

2014-07-27 23:06:18
マキータ @makitateriz

レッドヘアー パトリシアが白樺に声をかける。「大丈夫ですか」「ううう」白樺は傷こそ浅いが、あの怪物を見たショックもあるのか、疲れきっていた。「私はパトリシアです、あなたは海の向こうの人ね。そういう感じ」「ううう」言葉が通じていないのだろう。俺は両方分かるが。「...パトリシア」

2014-07-28 20:28:52
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