くるり『THE PIER』のハイレゾ音源について

高橋健太郎氏とfixer氏のやり取りを中心にまとめた。
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kentarotakahashi @kentarotakahash

それは理解します。QT @kurada_ceo @kentarotakahash 〜調整した技術者も「良い音にしよう」と努力しているのです。その結果がピッチの正確さであったり、音色に現れてきます。 この努力の結果を「ズレても違和感はさほどない」とされてしまうのは悲しいといった主張

2014-09-18 09:56:47
kentarotakahashi @kentarotakahash

ちなみに貴方が調律した楽器を録音後、ミュージシャンやプロデューサーが音楽的理由からオケのピッチを変更した場合も、貴方は悲しいですか? QT @kurada_ceo @kentarotakahash この努力の結果を「ズレても違和感はさほどない」とされてしまうのは悲しい

2014-09-18 09:58:34
fixer @fixerhpa

ハイレゾ音源絡みで提案したい簡単なテストなんだけど、普通、CDとハイレゾを聴き比べると違いを感じることもあるけれど、例えば2496の音源をAudiogateで一旦44116に変換して、もう一回2496に変換して戻したものと、元のを比べるの試して見てもらえないでしょうか。

2014-09-18 10:15:12
fixer @fixerhpa

自分の印象だと、ダウンサンプリングすると悪くなった感じがするけど、また上げるといくらか戻る印象があるんだよね。これって音源の問題じゃなくてDACの動作とかで音質を感じ取ってるんじゃないかなあって。そしたら感じた高音質はハイレゾ音源の効果じゃないということになる。

2014-09-18 10:16:18
fixer @fixerhpa

一旦44.1kHz16bitに落として96kHzに戻したのを聴いて、違いを特に感じないのなら、それはハイレゾとして意味のない音源で、謳い文句通りに違いを感じる音源があれば、それはハイレゾとして価値のある音源ということになる。

2014-09-18 10:31:18
kentarotakahashi @kentarotakahash

マスタリングにおいて、ミックスマスターを送出する再生機材と、最終マスターを録る録音機材は、同じ源のクロックを取るべきかどうか、を考えていたのだが。今はたいていはルビジウム・オシレーターを源にするクロック環境の中に、両者を置いているはず。

2014-09-18 10:48:40
kentarotakahashi @kentarotakahash

そうすると、ミックスマスターと最終マスターが同じサンプルレートならば、それはサンプル単位で長さが一致する。でも、厳密に考えていくと、それはサンプル数の一致に過ぎない、とも言える。サンプル数はサンプル数であり、現実の時間とイコールではないのだから。

2014-09-18 10:51:35
kentarotakahashi @kentarotakahash

マスタリング・スタジオには良いクロック環境がある。44.1khzに対する確度は比類ない、と考えていいだろう。となると、最終マスターを録る機材は、マスタリング・スタジオのクロックを取るのが良い。そうすれば、44.1khzに対する確度の高いCDが世に出ることになる。

2014-09-18 10:53:39
kentarotakahashi @kentarotakahash

だが、持ち込まれるミックスマスターは、違う場所で、違うクロックで録られている。例えば、コルグのMR-2000Sであるとか、持ち歩けるレコーダーにマスターを録って、それごと持ち込んだ場合を想定してみよう。

2014-09-18 10:56:39
kentarotakahashi @kentarotakahash

持ち込まれるレコーダーのクロックは、マスタリング・スタジオのそれほど確度が高くない。ちょっと極端に考え、少し遅くて、44.09khzだったとしよう。すると、このレコーダーにスタジオの44.1khzのクロックを入れた場合、レコーダーが再生する曲のピッチは少し速くなってしまう。

2014-09-18 11:00:37
kentarotakahashi @kentarotakahash

この状態でアナログ・マスタリングすると、実時間の中で、ミックスマスターの本来の状態よりもピッチの速い(演奏時間の短い)曲が、最終マスターに取り込まれてしまう。これを避けるには、レコーダーはいつものように内蔵クロックで動かさないといけない。

2014-09-18 11:03:54
kentarotakahashi @kentarotakahash

と考えると、マスタリング・スタジオでミックスマスターの再生機材と最終マスターの録音機材に同じ源のクロックを与えると、むしろ、曲のピッチは変動してしまう場合もあるということになる。

2014-09-18 11:09:31
kentarotakahashi @kentarotakahash

最も重要なのは、サンプル長が一致することではなく、実時間が一致すること。そのためには、レコーディング中に使われる録音再生機器が、録音時と再生時に同じクロックを使うこと。同時にまわる再生機材と録音機材が同じ源のクロックを得る必要は必ずしもない。

2014-09-18 11:13:15
kentarotakahashi @kentarotakahash

昨日は、それをもう少し上手く説明できれば良かったな。

2014-09-18 11:13:52
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