Inner Life of the Cell 新作のミトコンドリア映像を解説してみた
[snzw_blog up] 必見: Inner Life Of The Cellシリーズの新作テーマは「ミトコンドリア」: ハーバード大のチーム、パネェっす。細胞ってどうなっているんだろう。想像力をかきたてる動画です。Po... http://bit.ly/g2YFnH
2010-11-23 22:31:47ミトコンドリアです RT @YusukeShinozawa [snzw_blog up] 必見: Inner Life Of The Cellシリーズの新作テーマは「ミトコンドリア」: ハーバード大のチーム、パネェっす。 http://bit.ly/g2YFnH
2010-11-23 22:34:35マジですごくないか。感動した。 RT @nisyam: ミトコンドリアです RT @YusukeShinozawa [snzw_blog up] 必見: Inner Life Of The Cellシリーズの新作テーマは「ミトコンドリア」 http://bit.ly/g2YFnH
2010-11-23 22:41:05すごいけど、物足りないw RT @YusukeShinozawa マジですごくないか。感動した。 RT @nisyam: ミトコンドリアです RT Inner Life Of The Cellシリーズの新作テーマは「ミトコンドリア」 http://bit.ly/g2YFnH
2010-11-23 22:44:02解説が欲しい! RT @nisyam: すごいけど、物足りないw RT @YusukeShinozawa マジですごくないか。感動した。RT Inner Life Of The Cellシリーズの新作テーマは「ミトコンドリア」 http://bit.ly/g2YFnH
2010-11-23 22:47:15あなたはマニアすぎるww RT @nisyam: すごいけど、物足りないw RT Inner Life Of The Cellシリーズの新作テーマは「ミトコンドリア」 http://bit.ly/g2YFnH
2010-11-23 22:44:37Inner Life Of The Cell の新作、Powering the Cell の解説をしてみる。映像のテーマはミトコンドリア。 http://bit.ly/g2YFnH
2010-11-23 23:16:490:15~ ミトコンドリアは細胞内で微小管をレールにして動いています。順行はキネシン、逆行はダイニンが担う。あと映像にはないけど、ミトコンドリア同士で融合したり、分裂したりする。あとひとつひとつの形は、細胞種によって違い、肝臓はつぶつぶ、神経や繊維芽細胞では糸状だったりします。
2010-11-23 23:20:250:21で出てくる糸状の物は細胞質で作られたタンパク質。ミトコンドリアに移行する物は、立体構造を取らないよう他のタンパク質に保護された状態でミトコンドリア膜表面に運ばれる。
2010-11-23 23:22:400:24 運ばれたタンパク質が、ミトコンドリア外膜にあるTOM(Translocase of the Outer Membrane)とTIM(T Inner M)という2つ(各々にたくさん種類がある)のタンパク質でできた穴を通ってマトリクスに移動している。
2010-11-23 23:26:310:36 マトリクス内部にはたくさんのタンパク質が浮遊している。ミトコンドリア関連タンパクは1000〜1500あると言われている。マトリクス内部にはミトコンドリアDNA(mtDNA)の姿も。浮遊してる筒状のタンパク質は謎。。
2010-11-23 23:28:37ちなみに物足りないのは、mtDNAに全くタンパク質がくっついていないこと。約20塩基に1個の割合でTFAMというタンパク質が結合しているとか、複数のmtDNAと多くのタンパク質が結合して核様体(ヌクレオイド)という染色体様の構造を作っているとか、描いて欲しかった(無茶だな…)
2010-11-23 23:31:320:47から見えてくる太い枝は、おそらくミトコンドリア内膜が内側に張り出したクリステ。その上に、エネルギー(ATP)を産生するためのタンパク質群(電子伝達系、呼吸鎖などと呼ばれる)がたくさん並んでる。美しい。
2010-11-23 23:33:200:55 マトリクス内のクエン酸回路で作られたNADH(青白い光点)は、1番目の呼吸鎖酵素に結合して、水素イオン(H+)を奪われる。H+は内膜を通過して、外膜との間の膜間腔に輸送される。(ここの小さなオレンジ光点はH+)
2010-11-23 23:37:31実際はH+が膜間腔に行くまでに3つほどタンパク質を経由するけど、省略されてる。まぁ、その時はタンパク質分子の内部を移動するから映像化はしにくいだろうな。。。
2010-11-23 23:38:331:10 その結果、H+の濃度は膜間腔(下側)が濃く、マトリクス(上側)は薄くなる。すると、H+が濃い方から薄い方へと流れる力が発生する。その力の通過点が、ぐるぐる回っているタンパク質。ダムから放出される水で水車が回るように、H+の流れる力がタンパク質の回転に変換される。
2010-11-23 23:40:481:15 そして、その回転の際にこのタンパク質(F0F1ATPase)は重要な反応を行う。ADP(鈍オレンジの分子)にリン酸を結合させて、ATP(オレンジ光点)を生み出すのだ。ダムの水車が、バッテリーに電力を蓄えるのに喩えられるか。
2010-11-23 23:43:221:45 再び引きの映像。奥のほうにミトコンドリアがたくさんあって、その中心が光り輝いている。これはATPが大量に産生されていることを意味するのかもしれないけど、同時にあの向こう側に核があることを暗示する。ミトコンドリアは、核周辺で密度が高い。
2010-11-23 23:46:15ちなみにここにミトコンドリアが神経軸索内で輸送されている蛍光映像がある。 http://ow.ly/3eg2r おそらく数十倍の早送りだけど、実物もよく見ていると動くのがわかるくらいの速度。これは生で見ると感動します。マジで。
2010-11-23 23:49:02こちらには融合・分裂の様子が。 http://ow.ly/3eg7K 融合に関わる因子の欠損が原因の神経変性疾患があったり、実験的に欠損させると生体機能に不具合が出たりする。ミトコンドリアの「動き」は、重要な働きなのです。
2010-11-23 23:51:23解説、乙でした!すばらしい。そして分裂・融合とミトコンドリア核はCGにもぜひいれていただきたかったことに同意。出来れば母性遺でmtDNAが分解されるのも。RT @nisyam: Inner Powering the Cell の解説 http://bit.ly/g2YFnH
2010-11-24 08:19:46ぜひリトライお願いします!筒状のはシャペロンタンパク質あたりですかね。RT @nisyam: せっかく初のまとめをやってみてるのに、投稿直前にTogetter落ちるとか…
2010-11-24 08:29:50