この本で言われている「計画と実行」のセオリーってこの手の戦争映画の鉄則だな。 amazon.co.jp/%E9%BB%92%E6%B…
2014-09-20 09:05:35ハックマンが演じたスタニスラウ・ソサボフスキーのその後が気の毒すぐる件。 ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9…
2014-09-20 10:55:25この映画の面白いところは、ドイツ軍側にもルントシュテットとかビットリッヒとか中ボス感溢れるライバルが登場するんだけど、どう考えても一番悪いのはブラウニング中将に見えるところだな(笑)。もっと悪いのは冒頭の記録映像でしか出て来ないモントゴメリーだが。
2014-09-20 11:01:44前線で戦っている軍人は敵味方共に悪い描き方をしていないので、映画の中でわかりやすい悪役のポジションなのがブラウニング中将なんだよな。モーデル元帥がアフォっぽいのは史実だからしょうがない(笑)。
2014-09-20 11:07:45あと、今まで言ってなかったことで重要なことと謂うと、この映画は悲惨な大失敗に終わった作戦を描いているんだけど、全編イギリス的な人の悪いユーモアに溢れていて、随所でクスッと笑っちゃうところが娯楽映画としての救いになっているんだよね。それは作戦が悲劇的な局面に至っても変わらない。
2014-09-20 11:15:24最後に観たのがかなり前なので記憶が捏造されているかもしれんなーとか思ったが、やっぱり凄く良い映画じゃないか。これを悪く言う奴とは映画の話なんかしたくないな。
2014-09-20 14:15:11中身がどうこう言う以前に、撮影が凄く良いよな。多分夏場の撮影なんだろうけど、クリアで色彩感のあるルックなのにヨーロッパっぽさが半端ない。まあ、一度もヨーロッパに行ったことないけどな(爆)。
2014-09-20 14:17:47この映画のユーモアの性格が一番端的に表れているのは、アンソニー・ホプキンスの副官が死ぬところだな。登場した瞬間からベタにこうもり傘持ってて、誰もツッコミ入れないんだが、戦況が終局に至った段階でこの副官も死んじゃうんだが。
2014-09-20 14:48:10今際の際にアンソニー・ホプキンスを呼んで、ホプキンスが「今までツッコミ入れたかったけど、何かツッコミ待ってウズウズしているみたいだからわざと聞かなかったんだが、なんでいつもこうもり傘持ってんの?」って聞くんだよ(笑)。
2014-09-20 14:52:26そしたら、すげー嬉しそうな顔をして「記憶力が悪くていつも合い言葉を忘れるんだけど、こうもり傘持ってたら英国人だってわかるでしょ」ってボケて満足そうに死んじゃうんだ(爆)。
2014-09-20 14:53:54あと、戦場における英雄的な行動の尊さみたいなものをちゃんと描いているんだけど、「それって運次第でまったく意味なくなっちゃうよねー」みたいな描き方をしていてさ。これは多分原作にあるエピソードなんだろうけど。
2014-09-20 14:56:39一つはレドフォードの見せ場の渡河作戦で、これが成功したお陰で重要拠点の橋が一本占拠出来たんだけど、敵側のSS将校役のハーディ・クルーガーがモーデル元帥に拒否されたのに独断で橋に爆薬仕掛けているのな。
2014-09-20 14:59:04で、レドフォードの一隊の決死の渡河作戦が成功して戦車が橋を渡り始めたところで爆薬のスイッチ押すんだけど、原因不明の故障で爆薬が起爆しないんだ。これ、起爆してたら渡河作戦がまったく意味なくなっちゃうわけで。
2014-09-20 15:00:13もう一つは、孤立した空挺部隊が空挺補給を待っているんだけど、投下予定地点から撤退を余儀なくされたんで、目と鼻の先に補給物資が投下されるのに受け取れないってエピソードで。
2014-09-20 15:01:17マーケット・ガーデン作戦全体を通じて無線の故障で連絡が途絶したことが敗因の一つでもあったわけだけど、地上からは連絡手段がないから毎日当初の予定投下地点に補給物資が投下されてて、それを運んでいる輸送機も撃墜されたりしているわけ。
2014-09-20 15:02:59そうやって命懸けで運んでいる補給物資がまったく無駄に敵の手に渡っていて、それに業を煮やした兵士の一人が、たまたま凄く近くに投下された補給物資を走って取りに行くわけさ。
2014-09-20 15:03:51制止を振り切って走って行った兵士を、部隊の全員が「行け行け」とか行って応援して、そいつは投下された物資を担いで自陣に戻ろうとするんだけど、無事に戻る寸前に機銃掃射で倒れちゃうわけ。
2014-09-20 15:05:04