2014年9月22日

対空射撃基礎講座

対空機銃の特性や理論等の基礎を簡単に紹介することを目的としている。そのため内容としてはかなり端折っているので物足りない点についてはご了承願いたい。
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さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

対空機銃の射撃によって目標を撃墜するための要素とは何か?簡単に説明すると以下の4要素   ・弾丸の威力 ・命中の有無及び命中弾数 ・目標への命中箇所と目標の強度 ・命中時に生じた破壊箇所の位置と大きさ   これが主要な要素。当たり前のような内容だが、これに尽きる。

2014-09-08 15:39:23
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

一般的に機銃の特性というのは ・目標を発見してから射撃までの時間が短い ・その連射性能から短時間に多量の弾丸を発射できる ・弾丸1発当たりの命中率及び威力が低い ・射程が短い

2014-09-08 15:45:57
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

従ってこの特性を踏まえた上で機銃射撃を行う場合、射弾精度の向上、射撃開始時期、射撃要領、撃墜に必要な弾丸数の発射及び命中させる必要がある。

2014-09-08 15:48:07
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

射弾は散布するという特性を有しており、ある一定の同条件下において連続射撃を行った場合、発射先の空域のある点を中心に一定の形状に散布するという特性がある。これらは様々な要因で誤差を生じる

2014-09-08 15:53:35
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

機銃射撃において射弾が命中しない要因は様々である。主な要因については ・機銃の水準、照準規制ならびに標定、機銃射撃指揮装置との同期不良 ・機銃射撃指揮装置及び銃側の照準器の諸元の調定誤り ・気象条件の変化 ・不規則な弾丸初速誤差 ・機銃製造時の誤差による機械的遊び

2014-09-08 16:03:32
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

・弾丸 ・射手・旋回手の不正確な操作 ・発射時の砲架の動揺 等が考えられる。その中でも照準規正や諸元調定、射手・旋回手の操作については訓練次第で誤差を無くすことはある程度は可能である

2014-09-08 16:07:31
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

今日の機銃射撃基礎講座はここまで。

2014-09-08 16:11:08
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

機銃による射撃において飛行する目標を撃墜するためには、射弾により目標が飛行継続不能になる程度以上の破壊が必要である。そのためには飛行継続に重要となる部位の破壊もしくは目標全体をある程度以上破壊することが必要となる。

2014-09-22 13:57:33
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

また、当時の対空火器では重要部位を狙撃して破壊するということは非常に困難であるので、射撃においては目標全体をある程度破壊できるだけの弾数及び重要部位への命中が期待できる射弾を目標に命中させる必要がある。

2014-09-22 14:01:40
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

次に撃墜公算についてみていく。撃墜公算とは『射弾が目標の撃墜を期待し得る可能性』である。撃墜公算は、SSKPと目標に命中した弾数との要素から成っている。SSKPというのは『単一射弾撃墜確立』といい、射弾1発が目標を撃墜し得る確率のことを指す。

2014-09-22 14:08:27
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

SSKPは弾丸の命中精度及び命中した際の破壊作用から成るため、弾丸の命中精度及び弾丸の破壊作用が大きいほどSSKPは大きくなる。弾丸の破壊作用については、目標に対する破壊能力、目標の弾丸破裂に対する強度、被弾破損した際の生存性などが影響する。

2014-09-22 14:14:39
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

その他には『累積撃墜確率』というものがある。これは1機当たりに発射した総弾数の撃墜確率である。当然累積撃墜確率が大きいと撃墜公算も大きくなる。

2014-09-22 14:18:37
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

弾丸のSSKPについては1発の射弾の命中確率及び命中した弾丸が目標を破壊する『有効率』から成る。有効率とは、弾丸が命中した部位と目標の破損の程度との関係、弾丸の炸薬量、目標の重量、目標の脆弱性などから成る。1発の命中弾で撃墜できる際の有効率が1である。

2014-09-22 14:23:14
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

第三回機銃講座 照準概説編  対空射撃における照準というのは、当たり前のことだが飛行目標に対して機銃弾を命中させるために行う動作である。目標は通常、常に移動し、航空機の操縦手の意思によって任意に針路及び速度を変化させることが可能である。

2014-10-30 23:58:06
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

また、銃側から発射された弾丸は目標位置まで達するのに時間を要する。対空射撃において機銃弾を命中させるためには発射した後に同一時間経過後の弾丸の位置と目標との位置を一致させる必要がある。

2014-10-30 23:58:43
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

従って任意に飛行する航空機に対してはその命中が予測される位置が常に変化するため継続的に修正しながら照準していくことが重要となる。

2014-10-30 23:58:51
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

主要な目標である航空機は、空中を任意に、三次元的に飛行し、速度は低速から現代であれば音速以上までと多様である。また、同一の航空機においても任意で速度を変化させることが可能である。

2014-10-30 23:59:11
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

目標を破壊する手段である機銃弾は、発射された方向に弾道を描いて飛行する特性を持っている。弾丸は発射後、飛行経路を変えることはできず、また飛行速度も火器、弾種ごと射距離に応じておおむね定まっており、飛行間においては意図的に変えることはできない。

2014-10-30 23:59:31
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

弾丸は通常、目標の速度より大きいが、射距離が大きくなるに従って様々な要因で減速していき、ある距離以遠においては目標の速度より小さくなる。

2014-10-30 23:59:48
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

目標を照準する一般的な手順は以下の通り  ・射撃すべき目標を捜索・捕捉し、継続して追随しつつ、目標に関する諸元、特に目標の現在位置、飛行方向、飛行速度等を把握する。 ・把握した目標に関する諸元から一定時間後の目標の予想位置(未来位置)を算定する。

2014-10-31 00:00:32
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

・火器・弾丸の諸元、特に火器の位置及び弾丸の飛行特性・諸元から一定時間後の未来位置を算定。 ・弾丸を発射してから同一時間後の目標の未来位置と弾丸の未来位置が一致する点。すなわち目標に弾丸が命中すると予測される点(予想命中点)を算定する。

2014-10-31 00:00:46
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

・火器位置から予想命中点の方向へ弾丸を発射するための方位角、高低角等を算出し、機銃等を予想命中点方向へ指向する。

2014-10-31 00:00:52
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

次に照準の原理の前提条件として以下を示す  ・目標は等速直線飛行を行う。 ・弾丸は標準状態の弾道で飛行する。 ・火器が正しい水準に整置されており、射撃間整置位置及び水準は変化しない。  今回はここまで。具体的な照準等については後日、環型照準器編でやっていく。

2014-10-31 00:01:15

話題は変わりレイテ沖海戦時の栗田艦隊の簡単な分析。

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