お彼岸の夜に繰り広げられた、いろんなロシア銃のお話

沼ですよ、沼。後半は追っかけながら作業してたから自分はTLに参加できませんでした。あと時系列滅茶苦茶です
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取り敢えず自分のから
消音弾薬とかのおはなし

ておどら @TDItheod

どういうわけかサプレッサーがないのに消音の拳銃が多すぎる問題について

2014-09-22 20:08:34
Janek Chenowski @chenowski

そういやSP-4とかの消音カートリッジを使ったSMGって見かけないな。

2014-09-22 20:13:11
ておどら @TDItheod

ピストン式消音カートリッジを発案したのがやっぱりスチェッキンおじさんでもう笑うしか無いのであった

2014-09-22 20:19:44

それが間違いであったことを数分後に知ることになる
消音拳銃地獄の幕開けである

ておどら @TDItheod

OTs-38とかいう消音リボルバーwwww とか騒いでたらこんなの出てきて真顔になってる pic.twitter.com/LswkQ98LTb

2014-09-22 20:23:56
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ておどら @TDItheod

Гурвичаという名前らしいんだけど、開発時期はソビエトで消音弾薬の研究が始まったのが50年台後半なので、ヘタするとOTs-38より半世紀も前のシロモノであるということになる。リボルバー式なのは、多分自動装填にするにも当時のSP-2弾薬が長すぎたからかなぁと

2014-09-22 20:30:02
ておどら @TDItheod

若しくは作動に必要な反力を得られなかったのではないかなぁという感じ。SP-4(一番右)は薬莢が短く弾頭質量も大きくなったので、PSS拳銃で半自動化が可能になったのかな、とか。 pic.twitter.com/XeTiQAolha

2014-09-22 20:32:30
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ておどら @TDItheod

とりあえずまあ酷い。なんか「ソ連はWWIIの最中にも消音弾薬の研究してたんだぜ!」みたいな文章出てきて頭抱えてる

2014-09-22 20:33:55
ておどら @TDItheod

1943年にソ連で試作された消音単発銃の中身が酷い。ピストン式なのは似ているけど、弾頭とピストンの間に水(?)が入っていて、液圧で弾頭を射出してる。頭おかしいんじゃねぇの pic.twitter.com/zExnSvzsKq

2014-09-22 20:37:17
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ておどら @TDItheod

ナガンは弾くとして、世界初の純然たる消音リボルバーがよもや1950~60の間には既に存在していたのかと思うともう笑いが止まらない

2014-09-22 20:43:58

ところがどっこい

ておどら @TDItheod

さっきツイートした消音リボルバー、これ本当は1940年代後半にグレヴィッチが例の水圧消音弾薬の設計を転用したものだったんだって……嘘でしょ…… pic.twitter.com/z3rY55ej69

2014-09-23 01:15:59
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ておどら @TDItheod

これで「世界初の消音リボルバー」は「1940年代後半」に「シリンダーに充填した装薬の燃焼ガスで仕切り板を介し、封入した水に圧力を掛け、水圧で弾頭を射出する」というド変態機構を備えてこの世に生まれたことになってしまった…… なんなんもう……

2014-09-23 01:18:52
ておどら @TDItheod

なんだよグレヴィッチ、単発じゃ飽きたらずリボルバーにしやがってよぉ! ふざけんな! しかも設計局お前TsKB14じゃん。ツーラじゃん。  ま た ツ ー ラ か 

2014-09-23 01:22:06
ておどら @TDItheod

とりあえず、現時点で世界最古の消音リボルバー(ナガン除く)はグレヴィッチの試作7.62mm水圧リボルバー(仮称)ということにしておきます 他に知らんしあっても困る

2014-09-23 01:30:01
ておどら @TDItheod

ええと、グレヴィッチが開発した消音弾薬の構造について要約すると、竹の水鉄砲(水を満たしたシリンダー)の先に弾を詰めて、棒を押す(炸薬の圧力がかかる)と、水が弾丸を押しながら勢い良く噴き出す、ということです。今の消音弾は水がピストンに変わっただけだね

2014-09-23 01:26:22
ておどら @TDItheod

これでまた一つ消音リボルバーが増えたな!(ホクホク顔で) pic.twitter.com/g0tnqWl1W8

2014-09-22 21:00:50
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水圧消音弾薬(仮)の続きのおはなし

ておどら @TDItheod

(大戦時) ソ連の偉い人「サプレッサーは重いし大きいしかさばる、別の方法考えて」 グレヴィッチ「火薬の燃焼ガスで水を思いっ切り押して弾撃つやで」 (大戦後) 偉い人「消音銃どうにかならんかな」 ツーラ「水の代わりにピストン使うで」 (続く)

2014-09-22 20:48:34
ておどら @TDItheod

(続き) スチェッキン「特殊任務用の消音弾? なら銃に見えたらイカンよな」 ピストン式消音弾を初めて実用化したTKB-506サイレント・ピストル、誕生の瞬間である。  ひ ど い pic.twitter.com/ugCtVdhHTn

2014-09-22 20:51:03
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ておどら @TDItheod

因みにこのTKB-506は1955年製(改良型506Aはちょっと後)なんだけど、スチェッキンおじさんはどうもこれを煙草ケースやライターのつもりで設計したようだ 改良型の506Aはトリガーが押しボタン式なのでかなりスッキリしてる

2014-09-22 20:53:46
ておどら @TDItheod

うん、衝撃波を消すためわざと亜音速にするのは解る。バッフルでガス遮断して破裂音を漏洩させないようにするってのも解る。でも薬莢にガスを閉じ込めようっていうのは本当に訳が解らない。なんなの? なんでそんなこと思い付くの? 薬莢切れとか雷管抜けとか考えなかったの?

2014-09-22 21:05:59
HK15 @hardboiledski45

@TDItheod でも、アメリカでも似たようなことを考えていた例はある(消音散弾)ので……まさかソ連の研究をパクったわけではないでしょうし、同じことを考える人は少なからずいるのでは……

2014-09-22 21:09:18
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