平沢進氏によるレーザーハープの解説

Susumu Hirasawa @hirasawa

レーーーーーーーーザーーーーーーーーハーーーーーープのアレンジはあと２曲ぞ。

Susumu Hirasawa @hirasawa

いつもより複雑ぞ。コントローラーでどんどん切り替えないとすっとんきょうな音が出てしまうぞ。その場合は聞かないフリをしてくれ。

Susumu Hirasawa @hirasawa

全然秘密でないレーザーハープの秘密、今夜公開。

Susumu Hirasawa @hirasawa

極論は言えば、レーザーは１本で良い！

Susumu Hirasawa @hirasawa

見た目のために最多で12本使っている。

Susumu Hirasawa @hirasawa

では、何故1本でよいのか。

Susumu Hirasawa @hirasawa

その前に、レーザーを多数使うことで、自然と身体動作が生まれる。これ、見世物。そのために複数本使っている。

Susumu Hirasawa @hirasawa

レーザーは要するにトリガー・スイッチなのでありますが、レーザー毎に以下のモードを設定できる。 １：光線を遮断している間、決まったフレーズが鳴っているモード。 ２：光線を瞬間的に遮断するとフレーズが最後まで鳴るモード。 つづく

Susumu Hirasawa @hirasawa

３：光線を遮ると１音だけ鳴り、何度遮っても同じ音がその度に鳴るモード。 ４：光線を遮る度にあらかじめ設定した順番に違う音が鳴るモード。 ５：光線を遮るとフレーズが鳴り、次に遮るまでなり続けるモード。

Susumu Hirasawa @hirasawa

レーザーはオーディオ信号もMIDI信号も混在して扱える。

Susumu Hirasawa @hirasawa

４のモードを使えば、１本のレーザーで実はほとんどのことが出来る。でも見た目に面白くない。

Susumu Hirasawa @hirasawa

そしてモード４には、恐ろしい地雷が潜んでいる。

Susumu Hirasawa @hirasawa

一回でもミスタッチしてしまうと、音が先に進んでしまうので、歌いながら元に戻すのは発狂の原因となる。

Susumu Hirasawa @hirasawa

慌てると、どんどん訳がわからなくなり、気が付くと次の曲まで行っていたりする。

Susumu Hirasawa @hirasawa

そこで、全てのモードを有効に使い、かつ、アクションとの兼ね合いを見ながら組んでいくことになる。

Susumu Hirasawa @hirasawa

曲ごとにプログラムされており、コントローラーでプログラムを変えて行く。

Susumu Hirasawa @hirasawa

実は、見栄えのためにわざと無音設定のレーザーを弾くときもある。これは秘密。

Susumu Hirasawa @hirasawa

つまり、次の音で右手と左手の順番を入れ替えたい時などにわざと空振りする。

Susumu Hirasawa @hirasawa

手が交差するような動きを維持するために必要な空振り。

Susumu Hirasawa @hirasawa

でも、見てても分からないよ。

Susumu Hirasawa @hirasawa

たとえば右手と左手を交互に１，２と出すとする。実は最初の右手で１，２の音が出てしまっているのに、その時左手を出せば左が弾いたように見えるでありましょ？

Susumu Hirasawa @hirasawa

音の配置には秘密があるよ。これは見ていれば分かる。覚えやすいように配置されている。でも、空振りや交差などを含めると複雑に見える。

Susumu Hirasawa @hirasawa

要約すると：錯覚家です、どうぞよろしく。

Susumu Hirasawa @hirasawa

そうだ、ノモノスとイミュームの最初のレーザーハープは、どの光線がどのモードになっているのかが分かりやすいよ。DVD出たら観察すると良い。