KAGAN FLASH!09~11

いつもの閃乱カグラ怪文SS。ここからタイトルとエンドカードが付きました。 #11をもってseason1完結
閃乱カグラ
jitome_dan 842view 0コメント
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  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 15:37:29
    【KAGAN FLASH!】09前編 前回までのあらすじ:絶望に打ちひしがれる日影達。だが詠の形見のもやし袋から詠そっくりの赤ん坊が産まれた。一同は芽生えた小さな希望を信じ、決戦の地、月閃女学館へと急ぐ。 ケーキ・サバイバルだ! pic.twitter.com/Nm1dCqAXWy
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  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 15:38:18
    生クリームと烏賊墨、白と黒の奔流が大地を抉る。その勢いはあの大道寺さえも怯む程だ。 「何と忌々しい術!これが華眼の力だと言うのか…!」 強襲するイカちゃんケーキの猛攻は止まらない。月閃の忍達は再び窮地に立たされた。 「雲雀がくれた力はこんなものじゃない。見ろ」 ギギギ…ギギギ…
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 15:38:56
    辺りに悪魔の声が木霊する。イカちゃんケーキの号令に合わせ、膨大な数のうさちゃんケーキが大挙して押し寄せていた。 ズロォォォ… その背後からは高さ10メートルはあろう巨大な水羊羹で出来たイカの怪物が姿を現し、月閃校舎にゆっくりと迫っていく。 「ちょっと!これマジでヤバくない!?」
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 15:39:39
    「お前達しっかりしろ!雅緋達が戻るまで、なんとしてでも保たせるんだ!」 「しかし…この戦力差では…!」 歴戦の忍達も、この圧倒的軍勢を前に尻込みせずにはいられない。 この窮地の中、烏賊墨に捕らわれていた夜桜が両腕からジェットを噴いて脱出、イカちゃんケーキ目掛け突進する!
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 15:40:08
    「美野里を…返せぇッ!」 「夜桜ちん、ダメェ!」 背後をとった夜桜。だがイカちゃんケーキのドーナツ空間は瞬時にワームホールを形成し、夜桜目掛けドリル番傘が発射される! 「!しまった!」 ズシャアッ 「ッ……?…ゆ、雪泉!」 「皆さん、お待たせしました!」
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 15:44:10
    ドリル番傘の一撃は雪泉の防護扇が見事に弾いた。 次の瞬間、辺りを囲っていたうさちゃんケーキ達を次次にナイフが射貫いていく。 「柳生、今のわしはちょっとばかし本気やで」 「もやや!」 「日影!それに…誰だアイツは…まあいい、雑魚が何人増えようが同じこと…?!な、なんだ!」
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 15:44:52
    ダァン 一発の銃声を皮切りに、イカ羊羹に猛烈な縦断の雨が降り注がれる。 「このアタシを操るなんていい度胸ね!たっぷりお礼をしてあげるから覚悟なさい!」 「両備ちゃん!両奈ちゃんにもたっぷりねっとりお礼して!して!」 二人の弾丸がイカ羊羹の身体をみるみる抉り、ついにコアを撃ち抜く。
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 15:46:08
    「オレのイカ羊羹が!」 断末魔の悲鳴をあげながらイカ羊羹、絶命。 「あの二人め、よくも裏切ったな…?!今度は何だ!」 ギギヤァァァ!! 「はははは!柳生!ケーキはこんがり焼いても旨いぞぉ!ははは!」 焔の紅蓮の六刃が疾風の如くうさちゃんケーキを薙ぎ払っていく。
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 15:47:40
    「皆よく耐えてくれた!敵の頭は柳生ケーキだ!忍の誇りを舞い掲げる時は来た!さあ共に往こうぞッ!」 「雅緋…!カッコイイ…カッコイイよ雅緋!」 帰還した雅緋の号令により、指揮を取り戻す忍達。反撃の狼煙が上がる。 合戦の火蓋は今、切って落とされた!
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 20:16:22
    【KAGAN FLASH!】09後編 決死の戦いを繰り広げる忍軍団とうさちゃんケーキ軍勢。だが数で圧倒するケーキに忍軍は徐々に押されつつあった。司令官雅緋はついに決断を下す。 「雪泉、お前は飛鳥と共に地下へ行け。…アレはお前に預ける」 pic.twitter.com/kwsESw2wPl
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  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 20:16:52
    「…わかりました。あの場所なら重禍魂爆弾の衝撃にも何とか耐えられます。…決断はお任せします」 「すまんな。時間は稼いでやる」 「待ってくれ!斑鳩がまだ目を覚まさねぇんだ!コイツも連れて行ってやってくれ!」 全裸の斑鳩をおぶって駆け寄る葛城。一瞬、訝しげな視線を向ける雅緋だったが。
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 20:17:20
    「…いいだろう。葛城はそのまま三人の護衛を頼む。さあ行け!」 「知らなかったぜ。月閃にこんな地下空間があるなんてよ…」 隠しエレベーターに乗り、地下深くへと向かう雪泉達一向。 「この空間は非常時のシェルターであると同時に、お爺様が遺したあるモノを封印するための場所なのです」
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 20:17:33
    「何なんだ、そのあるモノってのは?」 「実際にご覧になった方が早いでしょう。到着です」 エレベーターの扉の先には、巨大な岩戸がそびえ立っていた。 「すっげぇ…こんなでけぇ岩戸見たことねえぜ」 「私自身、ここへは滅多に来ることがありません。…飛鳥さん、少しここで待っていて下さいね」
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 20:18:31
    「ふと…まき…」 未だ虚ろな表情の飛鳥と眠ったままの斑鳩をその場に残し、雪泉と葛城は岩戸と対面する。 雪泉が岩戸に手のひらを向けた瞬間、無機質な声が辺りに反響した。 『オリ』 符牒だ。 「オリ」 『オリ』 「オー」 扉は大きな音を立て、ゆっくりと開いた。
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 20:19:03
    岩戸の中は真っ暗な空間で、中心にある石の台座の上に桃色の光を放つ小さな宝玉が二つ置かれている。 「これが忌まわしき伝説の忍具『十字桃華の双玉』です」 「おい待て、この玉の紋様って…!」 「そう、これは紛れもなく華眼の紋様…」 雪泉は静かにこの秘宝に関する逸話を語り出した。
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 20:19:34
    『十字桃華の双玉』―それは世界で最初に華眼を発現した者の瞳を結晶化したもの。華眼を持たぬ者にはただの美しい宝玉でしか無いが、華眼の発現者が手にすると世界を滅ぼす力を発揮するとされており、人類の歴史の上で滅亡していった文明の影には華眼の術者とこの双玉が関わっていたとも言われている。
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 20:20:14
    かつてこの十字桃華の双玉は半蔵学園に厳重に保管されていたが、華眼の家系である雲雀が入学すると決まった折、極秘裏に半蔵から黒影の手に渡され以後月閃女学館にて保管されていた。 「おいおい、じゃあコイツは百害あって一利無しってことかよ?だったらぶっ壊しちまった方がいいんじゃねえのか」
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 20:20:37
    「この双玉は華眼の術の結晶体です。迂闊に手を出せば雲雀さんの華眼を遙かに上回る術を浴びることになりますよ」 「マ、マジかよ…」 雪泉はそれぞれの手で慎重に双玉を掴んだ。その時である! 「きゃあっ!?」 「斑鳩?!」 眠っていたはずの斑鳩が突如跳び上がり、雪泉の手から双玉を奪った。
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 20:21:03
    「斑鳩さん、一体何を…!」 「ふふ…ふふふふ…」 頭を垂れ、ゆらゆらと不気味に立つ斑鳩。 「な…何やってんだよ斑鳩ァ!」 「アーッハッハッハ!皆さんの知っている斑鳩は死にました!私の名は、真・斑鳩!」 「嘘だろ斑鳩…お前、とうの昔に華眼にやられてたってのか…!」
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 20:22:25
    眠っていたのではない。全ては雲雀達の計画の一環だったのだ。斑鳩の両の瞳にはしっかりと華眼の紋様が刻み込まれていた。 「雲雀さんは私に示して下さいました…人類の未来を…お金も家柄も身分も関係無い、そう!全人類が、裸になれる未来をッ!」 「は、裸ですって…?」
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 20:23:10
    「そう!華眼の力があれば人はその枷から解放されるのです!裸で産まれ!裸で生き!裸でぶつかり合う!これこそが真理!これこそが理想!そうは思いませんか!?そう思うでしょう!?アハハハハ!」 「すっぽんぽんで捕まってるから妙だとは思ったが…まさかここまでイカレちまってるとはな…」
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 20:23:34
    「今は貴女の妄言に付き合っている暇はありません。双玉は返して貰います!」 戦闘態勢をとる二人。だがその頭上に突如爆音が響く。 「さっすが斑鳩さん!作戦通りばっちりだね☆」 華眼の女王が大勢のうさちゃんケーキを引き連れ、ついに姿を現した。 「雲雀…!」 「そんな!雅緋さん達は?!」
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 20:24:17
    「仰る通りです、雲雀さん」 全裸の斑鳩は雲雀の前に跪き、両手の双玉を差し出す。 「いけない!あれを雲雀さんに渡しては!」 「やめろ斑鳩ァ!」 うさちゃんケーキの群れが二人の行く手を阻む。雲雀の手に双玉が渡ろうとした、まさにその時! 「ヴァルキューレッッ!」
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 20:24:50
    「ひゃああ?!」 地下の壁を貫き放たれた強力な熱線が、雲雀と斑鳩の間を射貫く。 「な、なんなの今の…あっ!双玉がいっこ無いよ!?」 「悪かったわねひばり。お返しはきっちりさせて貰ったわよ」 煙の中から現れた二つの影。それはしばらく姿を見せていなかった紫と― 「み…未来さん?!」
  • そぼろ@じと目団6/11スタダ24い11 @jitome_dan 2014-09-25 20:25:11
    「アンタ達の知ってる未来は死んだわ…今の私は」 「スーパーメカノイド・サイボーグミライさん…です…」 「アタシの台詞取らないでよ!」 身体は鋼鉄に、眼帯はターレットレンズに。未来は紫の手によって、サイボーグとして生まれ変わったのだ。その手には双玉の片割れがしっかりと握られていた。

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