【詩のレシピ６】ツイッター連詩　＃pwGT組　始まりました。

sample @kaibutsu_head

ぼく子どもだからお酒飲めない。歯は生えかわったばかりで骨かみ砕けない。耳は大きくなったからおとなの嘘を聞きわけたい。聞きわけた嘘を鶏小屋に埋めたい。生えた茸を粉末にしたい。白い粉末あの子にかけたい。夜の街頭に立たせて売りたい。そしてぼくが買い戻したい。(詩のレシピ5)#pwGT組

宮尾節子＊新刊『明日戦争がはじまる 対話篇』好評発売中です。 @sechanco

☆「詩のレシピ５」から「つながれました」（宮尾選）はsample @kaibutsu_head さんです！ぱちぱち♪　#pwGT組

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☆さて第２周の６日目にはいりました。宮尾@sechancoの詩につないでくださいませ。たくさんのご参加感謝です！今日も元気だ連詩が楽しい♪→自由参加です！（詩のレシピ６）#pwGT組　＊（　）は全角のほうが前後のアキがきれいかも。

宮尾節子＊新刊『明日戦争がはじまる 対話篇』好評発売中です。 @sechanco

「ねりました。ねりました。ねりました。」洟水かんたろうの絵日記。ねりました攻めほどのインパクトはのち経験がない。絵の枠は黒で塗り潰し。字の枠は全行これねりました。寝ました。夏休みは寝てばかりと判っても後手。母まであのねりましたは元気かと詩譜をなぞった。（詩のレシピ６）＃pwGT組

葉月野 @hadukino_tc

こねなくても寝かさなくても、混ぜるだけで美味しいプリン。ぷるぷるした原稿に目星をつけて甘い空気が漂う。見る句は濃い目。絡めるソースは社会派。生繰り意味を載せ忘れないように。手応えのなさに隠れた包容力が母の持ち味。と気付くのは大人になってから。（詩のレシピ６）#pwGT組

happiness @favorite__h

バナナピンの上に座ってしまい壊れた。一週間前に買ったのに。 （詩レシピ６）#pwGT組

陶坂 藍 @ohagikinako449

例えば言葉、話し方、決して私を傷つけないであろう所作、距離の取り方、そしてそれらを象徴する色、どれも愛おしい。でもそれだけじゃ鈴は鳴らない。足りないのは温度。タイトな明日から時間を前借りしてでも会いたいと深夜、君の元に車を走らせてしまう熱。（詩のレシピ６） #pwGT組

花夜 @kayanokaya

三行拍子のアプローチ その言葉の先には 額の内側がありまして 飛び出てくるような 感傷的な風景画より 横切る誰かに留まるように 練りました 睡眠で打ち消す塗り潰し それの名詞が通り過ぎても 印象だけは記憶に 潜り込んで いつかのきみを構成するだろう （詩のレシピ６）＃pwGT組

なぎさひふみ @hifumi_nagisa

無限から一雫の聖水が希釈され、願いに愛が亘る。尽きせぬ喜びを練る。錬金術に羽と呪文は夢心地、哀しみを帯びた熱情になる。現実と夢に差はない。練るは混合でない、合一からの誘いだ。 ねがいして きせきにわたる かないして あいのいのりに とわときわたる （詩のレシピ６）＃pwGT組

西原真奈美／来春詩集を上梓します @m_a31354363

数匹しかいない豚舎へ先生に手をひかれて行った娘の絵は 画用紙いっぱいに十数匹の豚がみっしりと描かれ 果てはリボンをしていたり帽子をかぶっていたり 見えているものは本物といつだって違う 絵日記には描かれないもう一つの夏 ピンクのバルーンのように舞上がる （詩のレシピ６）#pwGT組

Seia @shijin_kari

〈それは誰ですか、それは誰ですか〉書いたそばから問い詰められて、いつの間にか折れ、折られてしまった。〈何の意味があるのですか、この色使いはヨクないですね〉筆で修正されるたびに、記憶まで塗りつぶされていく。汚さないでと言いかけ口に当てる手、胃から紙屑。（詩のレシピ６）＃pwGT組

葉月野 @hadukino_tc

暗譜なんて数える程しかできない。どれもただ喜ばせたくて、そう。練習したコードに縛られてる。AAA…いつか名もない自由がいいといった。気ままに行きたいところへ行けるように。地平線の夜明けのようなイントロを奏でる。きみが凛とした決意の言葉をのせるための。（詩のレシピ６）#pwGT組

ましん @tubewayarmy00

練りました、練馬した、練馬下、中野、むう… 先手、後手、先手、後手、10秒、20秒、30秒、2050年、 iPhone24sは皮膚に塗るタイプになりました。使用上の注意を守ってくだされば安全です。 （ 詩のレシピ6） #pwGT組

佐織@KITAERILIVEALIVE @saori_pnd

ねるねるねるね 幼い頃みた映像を 思い出すのは 夏休みの母の口癖 終わったのか 終わってないのか 目が腐るなら ブラウン管より活字 創造を掻き立て いつか あなたのものになる （詩のレシピ6） #pwGT組

末松 努 @dejodajo

秋の大運動会、の文字が朧気に見える。しまった、寝過ごした。降りるはずの駅はとうに過ぎている。またひとつ、言い訳を考えねば。完璧な活字を脳裏に甦らせる。こんなに欠けやすいのに、幼少の記憶すら信ずるに足りない。私という不足、現実の不測。何が、どこに。 (詩のレシピ6) #pwGT組

タムラアスカ @asuka_tamura

微睡みばかりを練った幾重の夏、気怠い景色、蝉の声、母の溜息、わたし、鉛筆の削りカスをためて捏ねる、想像と動揺、まだ眠いよ、線を辿る繰り返しねな詩、反射四肢は心地よく凭れている。甘えさせて。青い時間って短いからさ、書き留める言葉は更に練りたいの。 （詩のレシピ６）#pwGT組

なぎさひふみ @hifumi_nagisa

いのちは命を練る。天のねりが、龍を顕すように。焔が炎に夢見るように。愛の秘事に時を渡るように。聖俗に違いはない。光の澱みはねりを歌う。美は醜を含み、醜は美を時へと連れ出す。 とてもゆめ かなわずかぜの おもいきく わたしをつれて こころをおいて （詩のレシピ６）＃pwGT組

ハァモニィベル @ymnoch

またひとつ結晶化した一瞬 速度が潤うにつれ揺蕩う一瞬 点滅する世界の一手一手 舞落ちた眩暈の枯葉が ツミ重りフリ積る忘却 脱ぎ去った終に余韻がへばり着く 受け止めた言葉は理性に化身した釣針 誰かの歴史が絶望と瓜二つでも ゴミの日は金曜だと決まっている（詩のレシピ６）#pwGT組

ハァモニィベル @ymnoch

もう真昼ではない。少年と少女は「戯れる」。小さな｛も・の・が・た・り｝を、散らかった断片からツギハギに編みながら、指示通りの配合と味付けで創造されるものが既に夕焼けだとも慄かずに。全身が〈イカ〉になった船の掻手のせいか、本屋の片隅に寄港している。 （詩のレシピ６） #pwGT組

春森しゆう @junju_usako

寝ることは健康なこと。もうこれで充分というほど寝てみたい。どこでも寝床にできる健全さ。わたしの巣は決まった場所。起きたらお腹が空いている。欲するのは活字の海。拓けるもの。寝ても覚めても追う譜面。音を綴って心で読む。身体が余って熱が足りない。 （詩のレシピ6）#pwGT組

川澄萌野 @acchonbrico

作曲家からの楽譜には「のたうちまわって死ぬ」と指示があり、オペラ歌手はため息をついた。ブラック企業を糾弾する悲劇で、どうも安易な演出に思えてならないが、舞台の上で死ぬのは本望だから、午前中工場のアルバイトに出かけて、夜は指示通り巨体を震わせて死んだ。 （詩のレシピ6）#pwgt組

伊藤 透雪（いとまん本垢) @tohsetsu

巡って巡って 巡ったあとに疲れて 眠っている間も巡っている のは私の視界 他人の背中越しに見える ものはたくさんあるのに 自分のことは前しか見えない 曲がりくねった道を巡る私の背中 が見えるのは真実 だけれど事実じゃなくて夢 （詩のレシピ６） #pwGT組

雑感❕ @mimi_4567

夏の陽射しが愛でた甘い桃。 秋がじゃれ合った瑞々しい葡萄。 憧れの眼差しに蒼く蒼く澄んだ海。 膨大な時間と選べる自由。 すべてをキミにあげたい。わたしがもしも魔法使いだったなら。 (詩のレシピ６) #pwGT組

愛 夢華🍎🕊️🐋✨ @ainohohoemi

初めて恋した、初めて悩んだ 初めて感じた、初めて悲しみに浸った 初めて苦しんだ、初めて裏切られた、初めて心壊れた 初めて乱れた、初めて愛があふれた 初めて詩をあふれるほど書いた (詩のレシピ６) #pwGT組