残響のテロル・全11話を観て思ったこと
この後、24時50分から「残響のテロル」第11話がフジテレビで放送となります。ついに最終回、ぜひともご覧ください。 pic.twitter.com/ad4oMDqIsb
2014-09-26 00:34:22わたし残響のテロルに関しては通常より相当涙腺がゆるい自覚があります。主題歌のCP曲の歌詞のワンフレーズを読んだだけで顔を覆って泣き出したレベル(我ながら異様)一緒に先行見に行った友人は泣いてなかったし、別の方も2人ほど泣いてないと伺ったので感じ方は人によると思う(当たり前だが)
2014-09-26 00:01:41ただ、どうしようもなく残った。残響ってタイトルが英語はレゾナンスという単語になっていて、レゾナンスは共鳴の方が意味としては近いらしいのだけど。残響に共鳴してしまうひとは、次元もなにも超えて引きずられる。そんな終わり方、かな。
2014-09-26 00:07:15最終回のEDロールでかかっていたblessという曲はサントラの最後に入ってて、アイスランドの言葉でさよならという意味。歌っているのもアイスランドのアーティスト。メロディモチーフはvonとbirdenという曲と繋がってる。希望と飛翔と、さよなら。
2014-09-26 11:47:24テロルの監督は最後のシーンを最初に考えて、そこからあの話を組み立てたんだろうなって感想に同意です。生者が橋の上で死者に手向ける花を持ってすれ違う。死の国から生の国へ渡る橋。川は彼岸と此岸の境界で、OPのラストで彼らの後ろ姿が河原に並んで「向こう岸」を眺めているのと呼応する。
2014-09-26 11:46:13一切慈悲がないような悲劇ではあるけれど、実は決して救いがない訳ではない。むしろ逆に、最初から帰結の決まっている悲劇に、これをどうしたら、どんな人達をどうやって関わらせたら、彼らをほんの少しでも救えるか、というテーマと視点で尺の限られた11話を作ったように見える。
2014-09-26 12:11:55徹底して生と死がテーマたけど、ひとの死は関わる他人が居てこそ意味がある。悼む他者が無ければ死は無に還るだけの事で神話の化け物の終焉と変わらない。覚えていてくれと願うことを許されたからひとでいられた。歌詞の「それはまるで神話みたいには語られない」が、まさかの救いだったなんて、切ない
2014-09-26 12:21:57そうすると、リサがああいう子だったのは必然だなと。ツエルブが柴崎に「人質だ、保護してやって」と言える為には、彼女は本当に何も知らず巻き込まれただけでなくてはいけない。幼い子供では深く傷付けるだけだし本気の恋にしたら立ち直れなくなるし賢い子だと業を共有して一緒に罪人になってしまう。
2014-09-26 11:58:01そこの部分は本当に自立した大人で帰るところがあって理解者に恵まれた柴崎が受け持って、最後に彼らが彼らの存在と秘密(大きな意味でのそれと、柴崎には届かなかった北の音楽や希望といった心の側の秘密)を共有することで、残され託された側も救う。
2014-09-26 12:01:14ツエルブにとっての希望は、閉じたまま世界に必要とされず終わらないために触れたなんでもないふつうの子供、リサ。ナインにとっての希望は、あの瞬間に全てを理解してはじき出された世界とつなげてくれた唯一の大人、柴崎、だと思う。
2014-09-26 01:22:45柴崎さん、ありがとう。あの時ナインを身体を張って止めてくれなかったら、説得できずに爆破ボタンを押してしまったら。彼は人として終われず世界にとっての悪魔になってしまった。そうしたら、彼は柴崎さんに向かってあの遺言も遺せなかったからさ。
2014-09-26 01:25:20あれが彼らのしたことへの罰だというならとても残酷な帰結だ。ナインはツエルブが帰ってこなければ良かったと思ってしまったかもしれない。でも、あの3人で遊んだ僅かな時間で、リサと笑うナインを見られた事で、ツエルブは救われたと思う。ナインを独りにしたって死ぬまで後悔せずに済んだんだと。
2014-09-26 01:35:56ナインは繊細過ぎて仲間たちの亡霊に囚われ過ぎて欲しいものがなくて、結局ツエルブしか大切ではなかったから、ツエルブが救われなければナインも救われたことにならない。だからリサは2人に必要だったと思う。なんにも出来ない何にも知らない何にも気付かない子だったけど、唯一彼らと普通に接した。
2014-09-26 01:50:35幼子のようになんにも出来ない子だったからこそツエルブは手を伸ばせたのじゃないかなあ。彼らは2人で完結して何でも出来たけど、だから普通に必要としたりされたことだけが無かった。目的が達成されても収監されている間に死ぬ。ツエルブの寂しさはナインにはずっとわからなかったかもしれない、でも
2014-09-26 01:55:56柴崎さんに画面の向こうから怒られて、彼らを理解しようと走ってるのを知って、ナインもツエルブと同じ望みをもったんだと思う。自覚は薄かったけど、このまま終わるつもりでいたけれど、人として誰かと関わりたいと。だから最後に柴崎さんの目を見て遺言をしたんでしょう。ツエルブの分まで。
2014-09-26 02:00:39ツエルブがリサに託したものと同じだよね。だからあの2人が居てくれて良かったと思う。居なかったら彼らは想像の産物、スピンクスとしてしか残れなかった
2014-09-26 02:05:30リサはかわいそうだったけどね、信念と目的がある柴崎さんと違って、なんの心構えもなく、さよならも言わせて貰えずにあれを見てしまって、口も聞けなくなってしまった。ツエルブ、いつか謝りなさいよと思うよ。柴崎さんがきっと相当励ましたんだろうな、お髭に白いものが混じってたね……
2014-09-26 02:06:54ツエリサは恋なら良かったけど多分そこまでいく暇なかった。幼い子供が寄り添って、男の子が女の子の手を引いて守ってあげる、それだけのささやかさ。ツエルブは本能でもっとリサを触りたくてもそこまで残酷にはなれなかったんじゃないかなあ。置いていくのだから。その優しさはナインから学んだんだよ
2014-09-26 03:04:04ナインやハイヴの頭痛、あれは投薬による後遺症で脳の萎縮ではないかと話してたんだけど。そういう症状の人は直前までぴんぴんしてるという話を聞いた。あきらかにストレスやショックで悪化していたので、ナインの寿命があそこで尽きたのはツエルブが……っていうのが、もう、一番きつい。
2014-09-26 02:10:00