2014年9月28日

非弁に学ぶマーケティング

「法律面」では弁護士の足下にも及ばないのに、一般人から「紛争解決の専門家」として絶大な信頼を集める某行政書士の方にお会いして、何も知らない振りをしてお話をして、マーケティングの秘密を探ってみました。若手弁護士のマーケティングの参考になるかもしれません。

経営非弁マーケティング弁護士行政書士専門家

【ゆる募】飲み会の場で、一般人の方から「法律実務に携わり多くの紛争を解決してきた凄腕の専門家」としてある行政書士の方を紹介したいと言われた場合の対応。 #非弁？（ちなみに、その「専門家」の方のブログを読んだら、法的に間違っていることが山ほど書かれていて頭を抱えました…。）

2014-09-25 01:10:49

【速報】例の「紛争解決の専門家」である行政書士の方と直接対決！その結果は、後日ご報告致します。 twitter.com/ahowota/status…

2014-09-27 22:21:40

「紛争解決の専門家」としてクライアントから絶大の信頼を誇る行政書士と異業種交流会的会合（注：合コンではない）で偶然遭遇したので、何も知らない振りをして、色々と情報を聞き出しました。特にマーケティングの手法は、若手弁護士の皆様の参考になると思います。 #非弁に学ぶマーケティング

2014-09-28 21:02:18

１分野特化。他の人がやらなそうなニッチ分野（具体的にいうと、その方と私の双方が特定されそうなので、禁則事項☆）を見つけてそこに特化。多分従来の弁護士がやらないか、やっても高い価格でやってきたところに、安価な費用で参入し、フットワークの軽さで勢力拡大。 #非弁に学ぶマーケティング

2014-09-28 21:02:40

「専門家」であるとの信頼醸成。ブログを執筆してオンライン上における一般人からの評判を高めると共に、一般人向けの講演をしたり、マイナーで法律の専門誌でもない雑誌の執筆等をする。そうすると、素人目からすると「多方面で活躍する実績ある専門家」に見える。 #非弁に学ぶマーケティング

2014-09-28 21:03:17

業種横断型の団体を自ら創設して積極的に売り込み、その団体の活動の場を広げて行く。自分がその団体の中心にいるので、その団体の人脈を独占でき、そこから舞い込んで来る仕事も多そう。 #非弁に学ぶマーケティング

2014-09-28 21:03:28

当然、名刺に写真が載っている。名刺には様々な（法律と無関係なものを含む）資格と華麗な経歴が掲載されており、一般人が名刺を見ると「すごいなぁ」と思うと共に、会話の種にもなる（「インテリアコーディネーターですか？私も資格持っています！」みたいな感じ）。 #非弁に学ぶマーケティング

2014-09-28 21:04:30

ブログでも、直接の会話でも、「結論が明快」。弁護士の場合「原則はこうだが、例外があって」等と口ごもることが多いが、明快に結論を述べる。法的に言えば、例外的場合を考えていない等ツッコミ所満載だが、一般人には、「頭脳明晰、流石本物の専門家！」となるだろう。 #非弁に学ぶマーケティング

2014-09-28 21:05:24

その会合では、全員が短い自己紹介をする機会があったが、自己紹介は「短い時間で、自分をアピールするポイントを分かりやすく説明する」非常に好印象を与えるものだった。きっと、１５秒、３０秒、１分、３分等、時間に合わせて様々なパターンを用意しているのだろう。 #非弁に学ぶマーケティング

2014-09-28 21:05:32

異業種交流会的会合では、丁寧に挨拶回りをして大量にクライアント候補の名刺を集めた上で、翌日すぐに、名刺をもらった人全員に「昨日はありがとうございました。法律関係でお困りのことがあれば、いつでもご連絡下さい。すぐに対応します。」等のメールを送っている。 #非弁に学ぶマーケティング

2014-09-28 21:06:09

以上、法律面では弁護士には全く及ばない某「紛争解決の専門家」がなぜ一般人から絶大な信頼を得ているのかについて同じ会合で偶然会って話を聞き、様子をうかがった限りで、そのマーケティングの秘密を分析してみました。若手弁護士の皆様は、ぜひ参考にされてください。 #非弁に学ぶマーケティング

2014-09-28 21:06:57