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ギャンブル依存症研究で見えてきたこと―筑波大学准教授 森田展彰氏と語る

なぜ人はギャンブル依存症になるのか? どのように重症化するのか? 家族はどうすればよいのか? その研究結果をお聞きする勉強会を開催しました。 続きを読む
心理
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ギャンブル依存症問題を考える会 @SCGAsince2014
本日これから、筑波大学の森田教授をお迎えして質問会を開催します。 twitpic.com/ec5yxa
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ギャンブル依存症問題を考える会 @SCGAsince2014
これから実況中継いたします!しばらくTLお借りいたします。
ギャンブル依存症者の家庭環境など―インタビュー結果より

首都大学東京の新井清美先生が、回復に向かっているギャンブル依存症者の本人・家族、複数組にインタビューを実施。その結果から見えてきた、依存症に陥り、回復につながるまでの道のりにおける典型的なパターン。

ギャンブル依存症問題を考える会 @SCGAsince2014
病的ギャンブリング本人、家族へのアンケート結果を新井清美先生が集計・分析されました。
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ギャンブル依存症者本人においては、親からの厳しいしつけ、プレッシャーがあったと答える人が多かった。また、大人がしているギャンブルに対して楽しそう、かっこいいなどという動機づけ。
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家族においては、ギャンブルをしてはいるけれど依存症というほどではないだろう。借金をするほどではないだろうと楽観視しているうちに、約束の時間にいつも遅れてくるなどといったギャンブル依存症の症状に気づきはじめる。
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一方で本人は、お金が足りなくなる、仕事で役職を担うようになるなどで現実から逃れたくなり、よりギャンブルにのめり込む要因となる。そしてサラ金に手を出すようになる。病気という認識がないため、借金・返済の自転車操業に陥ってくる。
ギャンブル依存症問題を考える会 @SCGAsince2014
家族、特に妻は、子育てに忙殺されたり、夫を信じたい気持ちがあったりと、問題に気づきにくい。そして晴天の霹靂のごとく借金に遭遇するが、衝撃を受け、なかったことにしたいと尻拭いをしてしまう
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本人は借金を尻拭いしてもらい、身軽になってさらにギャンブルにのめり込んで行く。この段階で双方とも病気という認識がない。
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家族は、とにかく怒り狂い、借金をしないように夫を教育する。この段階で子供が影響を受けることも。そしてインターネットなどで検索sて、ギャンブル依存症という病名を知り、自助グループなどにつながる。そして夫を手放すことで、夫が追い込まれ、治療に結びつくというパターン
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以上のことが、本人・家族ともに回復につながっている家族へのインタビューから明らかになった、ギャンブル依存症者のプロトタイプ。

本人の段階は
1:ギャンブルの効果を体験する(勝つ快感など)
2:お金をやりくりしながらギャンブルを楽しむ
3:ギャンブルへの動機付けが強化される(お金が足りなくなり、ギャンブルで取り戻したくなる、仕事で責任が増え逃れたくなるなど)
4:金銭の入手経路を多様化する(サラ金など)
5:借金・返済の自転車操業に陥る
6:追い込まれて治療に結びつく

家族(主に妻)の段階は、
1:理想のパートナーを追い求め、相手をコントロールしようとする
2:晴天の霹靂のごとく借金に遭遇
3:不安と怒りが交錯する
4:追い込まれて治療に結びつく

というパターンが見えてきました。

ギャンブル依存症における本人・家族の心理状態

本人の頭の中、家族の頭の中で一体何が起きているのか。なぜやめられなくなるのか。

ギャンブル依存症問題を考える会 @SCGAsince2014
ギャンブルによって金銭の悪いことが起きると、その嫌な結果をギャンブルによって解決しようとするのが依存症のパターン。こだわりが強くなり、一発大逆転を狙う。脳の条件付が極端になっていく。
ギャンブル依存症問題を考える会 @SCGAsince2014
アルコール・薬物だと健康に影響が出るが、早いうちから医療機関が選択肢に入ってくる。しかしギャンブルだとそれがないため、相談機関に結びつくのが遅くなる。お金の問題でトラブルが起きているときに相談に行く場所で、依存症のチェック体制ができてほしい。
ギャンブル依存症問題を考える会 @SCGAsince2014
家族との関係で見ると、薬物・アルコールよりもギャンブル依存のほうが、家族の認識が甘く、理解も遅い。薬物などだと薄々おかしいことは気づいているが、ギャンブルの場合は隠されていたことが急に発覚するので、ptsdのようになってしまう家族も。
ギャンブル依存症問題を考える会 @SCGAsince2014
人格的な問題、だらしないといった問題ではなく病気だという対応に切り替えることができればと思う。ひどくなってからだとダメージが大きいため、早めに予防・対策できると良い。
ギャンブル依存症問題を考える会 @SCGAsince2014
ずっと人格的・道徳的な問題だと思われてきた。しかし病気だと強調しすぎると、他人事だと思われてしまう。ものすごく深刻で路頭に迷っている絵だけがマスコミに使われてしまい、回復した人の姿が報道されない。病気というラベルを貼って終わりにする人が多いので、困難とともに回復できると伝えたい
ギャンブル依存症者とその家族へのアンケート結果

ギャンブル依存症が重症化する要因とは。
また、家族の精神健康度をあげるにはどうすればよいのか。
その方法がアンケート結果から示唆された。

ギャンブル依存症問題を考える会 @SCGAsince2014
ギャンブル依存症の家族アンケートの結果概要。SOGSというギャンブル依存症スクリーニングテストがある。賛否両論あるが現在最も広く使われているもの。アンケートでは三分の二の人が重症に入った。
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依存症の家族から、「病的依存症者対象のアンケートなのに、軽傷なんて存在するのか?全員重症かと思ってた」とコメント。
ギャンブル依存症問題を考える会 @SCGAsince2014
自殺予防のゲートキーパーで使われている、心の健康度をはかるスクリーニングテストで家族の精神健康状態をアンケートした。不安・うつ状態が4割。アルコール・薬物依存の家族でも同様の数値。一般的に4点以下となるこのテストで、家族の数値は13点以上の人が42%
ギャンブル依存症問題を考える会 @SCGAsince2014
心の健康状態を調べる「K6テスト」(修正版) : Welcome to GRACELAND & Keigo Kageyama's LABEL blog.livedoor.jp/keigo814/archi…
ギャンブル依存症問題を考える会 @SCGAsince2014
しかし病的ギャンブリングの重症度と、家族の精神健康度に統計的な有意差はみられない
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コメント

たくろうゲートウェイ @takurou7 2014年9月29日
アルコールや薬物中毒と違い、パチンコなどの技術介入余地のあるギャンブルは勝っている人がいます。(私は10年くらい専業やってました)そして依存症の人はオカルト(迷信)でギャンブルをやっているから良く負けるのです。ですから、依存症を治すためには、勝っている人を呼んで、勝ち方を教えてもらうと良いのではないでしょうか。パチ嫌いの人もいますが、それで勝つ人が増えれば、パチ屋も減りますよ。
Alpha with CUB&GSR @2525_Alpha 2014年9月29日
あえて毒のある表現をするならば、趣味というのはどんなものでも依存症的な性格を持つ部分が少なからず存在しているのに、ギャンブルだけがなぜこれだけ取り立てて議論の対象になるかというのが腑に落ちないところである。
Alpha with CUB&GSR @2525_Alpha 2014年9月29日
ギャンブルをする身として、適正に予算管理して「遊ぶ」ことが大事なんだけど、それができない人が依存症ってことだよね。対応は必要なのは理解するが、これを理由にギャンブルを規制するというのは正直愚の骨頂にしか見えないんだけど、この認識は何か間違っているのだろうか。
ギャンブル依存症問題を考える会 @SCGAsince2014 2014年9月29日
アルコールを適度に楽しめる人がいるのと同様に、ギャンブルも適度に楽しめる人は存在します。その人たちは依存症ではありません。アレルギーと同様、生まれつきの体質等でギャンブルに強い反応を示す人が依存症を発症します。 2525_Alpha takurou7
ギャンブル依存症問題を考える会 @SCGAsince2014 2014年9月29日
ですからギャンブルの方法論は依存症者には不可能です。我々も、カジノの規制が対策になるとは全く考えておりません。依存症を防ぐにはどうするか、なってしまったらどうするかの啓蒙が必要だと考えます。takurou7 2525_Alpha
たくろうゲートウェイ @takurou7 2014年9月29日
例えば、依存症者が、右の台と左の台、釘を見て左のほうが勝ちやすいということが分かっていれば、左の台に座るわけですから、依存症者の精神的・経済的負担は減りますよ。負けるほうを選ぶのが依存症者ならどうしようもないけど。
Schizophrenie @Schizophrenie__ 2014年9月29日
依存症化した後だと、脳内分泌物がギャンブルを行う場所に行った時に正常かどうか疑問ですので、勝つ方法を知っていても実行できるかどうか疑問があります。私も今は疎遠な知人にギャンブルで生活していた人がいますが、生活の手段として(ほかの収入に依存せず生活できるだけ勝つ)ギャンブルを実行できる人はそもそも依存症にならないのではと思います。
たくろうゲートウェイ @takurou7 2014年9月29日
依存症者が夢遊病みたいに台に座るとは思えないんですが。ギャンブルの依存症者はとてつもなく勝ちたいと思ってるわけですから、プロが勝てる釘を判断できるように教えれば、全力で覚えるでしょう。少なくとも夢遊病者のようになっていない程度の依存症者なら、勝てる釘を選ぶでしょう。
たくろうゲートウェイ @takurou7 2014年9月29日
私は経験から言って、依存症者がギャンブルのみで勝てるほどに己を律することができるとは思っていませんが、家庭を破壊するほどの負け越しから、行き過ぎた趣味程度の負けに抑えることは可能だと思っています。勿論全員をそうできるというわけではありませんが、勝ち方を教えちゃうというのは、かなり効果的だと思っています。
たくろうゲートウェイ @takurou7 2014年9月29日
お年寄りが寝たきりになってしまう問題がありますが、実はお年寄りでも筋トレをすると筋力はアップするんですよね。寝たきり防止に年寄りの筋トレはとても有効な方法です。年寄りに筋トレなんてあぶなっかしいという意見はありますが、プロのトレーナーがついてやれば良いでしょう。
smw @Shi_MeiWo 2014年9月29日
その「勝ちかたの方法」に、何らかの節制、たとえば「1万円投入し、徴候が現れなければ引き下がるべし」などがあると、依存症患者には困難ではないかと思います。彼らは引き下がる事ができないので。
たくろうゲートウェイ @takurou7 2014年9月29日
Aという釘だと平均2万円負ける。Bという釘だと平均1万円負ける、という判断が出来るようになった依存症者であれば、まだ熱くなっていない、冷静な状態で、最初に座るタイミングでBを選べるでしょう。Bを打っていて1万円投下して熱くなり引き下がれなくなっても、Bは「平均で」1万円の負けで済むのです。ギャンブルは1回の勝負ではなく、人生で何百回も試行しますので、平均で幾ら、トータルで幾らの勝負なのです。
Alpha with CUB&GSR @2525_Alpha 2014年9月29日
アメリカのカジノゲーム確率情報サイト「Wizard of odds」では、「数学的に確実に負けるのだから、負け分は遊び代であるという認識を持って適正に遊ぶべし」という趣旨の言葉が掲載されていますね。
ギャンブル依存症問題を考える会 @SCGAsince2014 2014年9月29日
.Schizophrenie__ Shi_MeiWo さんの仰る通り、ギャンブル依存症者は非常に追い詰められた精神状態にあり、コントロールができないため、冷静に勝ちに行くことは難しいと思われます。アルコール依存症者に、ずっと酎ハイを飲んでいれば大丈夫だよと言うことはできないのと同様です。(ま)
たくろうゲートウェイ @takurou7 2014年9月29日
アルコールは確実に酔うんですが、パチンコは勝てる方法が存在するのですよ・・・。
たくろうゲートウェイ @takurou7 2014年9月29日
まあ、ニコチンパッチみたいなもんですよ。
JET雪駄 Jet Set Junta @kickinside666 2014年9月29日
のめりこんでこそギャンブルだからなあ。それを経験して、適度に距離を置いて自身の欲望とのバランスを保ちながらプレイできるといいんだが、なかなか難しい・・・ ただ、ギャンブルは内面を鍛える効用はあるように思う。
tu-ta @duruta 2014年9月30日
知るべき知識だと思うし、いろんな人に知ってほしい話なんだけど、ギャンブル依存と発達障害の連関に触れてないのが少しだけ残念。(少なくともこのまとめでは)
ギャンブル依存症問題を考える会 @SCGAsince2014 2014年9月30日
.duruta さん、ありがとうございます。ギャンブル依存症と発達障害との関連についても、研究・発信していけたらと思います。
tu-ta @duruta 2014年10月1日
ギャンブル依存症の症状があり診察したら発達障害だったということもあるようです。その場合、「12ステップや認知行動療法で本人の認知の歪みを変える治療」とか「居場所を確保すること」の効果はないわけではないと思うのですが、別の対応も必要に。で、こんなケースは何割くらいあるのでしょう?
ギャンブル依存症問題を考える会 @SCGAsince2014 2014年10月1日
.duruta 発達障害だと診断されたが実は違ったというケースもあり、まだまだ一概には言えない状況です。
坂東α @bando_alpha 2014年11月6日
トータルで見て「パチンコは勝てる方法が存在」することは無い(あったらゴト師だ)ので、1日で+-ゼロくらいになる店をリハビリ用に作るのはありかもしれん
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