【詩のレシピ10】自由参加 ツイッター連詩 #pwGT組 始まりました。
声調を気にしすぎてはだめだよと やんわり諭す掌のかさつきが 右手の甲に貼り付いて消えない 面影は翻した袖の通り道に埋めた 花壇にアベリアが咲く間は 目印になるから 冬までにはおいで (詩のレシピ9)#pwGT組
2014-09-29 14:37:08☆「詩のレシピ9」から「つながれました」(佐藤選)葉月野 @hadukino_tcさんです!ぱちぱち♪ #pwGT組
2014-09-30 09:34:00☆10日目にはいりました。佐藤さん@a8ca の詩につないでくださいませ。あっという間に、2周目ラストです♪たっくさんのご参加感謝です。本日もよろしく!となりの柿も書きする秋の♪→自由参加です!(詩のレシピ10)#pwGT組 ☆宮尾さん@sechancoスタンバイよろしく!ヘイ♪
2014-09-30 09:43:35*** 10日目・詩のレシピ10 ***
駅前にドーム屋根のついた石造りの遊び場があり、あちらには芝生の広場、むこうへ短い坂をくだれば西町の小学校、そのあとあのときの森がきて、農道へ抜けてビニルハウス、背高泡立草が倒れ合い、ガードレールが池を囲うのか (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 09:06:14車両から見るそこが別人だった 止まらない青から 黄色の線へ 踏み越えた先が甘酸に いつもと違う発車時刻が 僕を不振にさせていく 光る筈の不透明の内は 淡い緑を寄せ付けたまま 目印になることはあるのだろうか 知らない道を歩く その先は確か、 (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 09:23:45橋を渡ってしまったんだ。え⁈ 渡ったでしょ、橋を。いくつも声がする。振り返っても、橋などない。ただ白い道が続いている。と思ったら川だった。流れの中を僕は泳いでた。海へ? いや遡る、生まれた場所へ。生まれた季節へ。 (詩のレシピ10)#pwGT組
2014-09-30 09:43:45会ってもいないのに 言葉を交わしたこともない ただ音のない言葉だけが 行き交う そんな間なのに 何でも分かる どんな風なのか 何を考えているのか 話すよりコトバって 素晴らしいな (詩のレシピ10)#pwGT組
2014-09-30 09:52:09くまのプーとクリストファー・ロビンがいる棒投げ橋が集合場所だった 娘たちと頁を開くと途端にそこはプーたちの住む百町森になった 飽きること無く笑って遊んだ でも知っていたの私だけ 百町森最後のロビンの言葉 「もうボク、ここにはいられないんだ!」 (詩のレシピ10)#pwGT組
2014-09-30 10:44:28びゅん!と言ってぱっ!と話す、 私達の帰り道に、ぼたっと落ちる、 日なた。 かさぶたを包む肌色がいくつも重なって、昨日のことをへっちゃらにする。 (詩のレシピ10)#pwGT組
2014-09-30 11:20:40短い命 倒れた魂を天使達が包む 花のように鳥のように 水色の空へ 郷愁、いつか還る 温かき微笑みの神へ 迎えてくれる愛のふるさと 追憶を心の宝物に、愛に還るその日 ヴィクトリア、愛の女神よ いつか微笑む、夢は捨てない いつか輝く、希望は捨てない (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 11:21:29溢れ出さぬ言葉が密集するこの一隅に 足を踏入れる度に曖昧な石に躓く 共存する微塵切の墓標を日々踏つけて 逃げていくだけの冷たい朝だと知りながら 今日も午後11時55分発の細胞になる (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 11:34:12辺りは暮れて石造りの遊び場も誰もいない 小学校も人っ子独りわたしだけ ビニールハウスに夜が滴り背高泡立草がざぎざぎと錆び折れた剣だ 夜は濡れそぼり星がぎらぎらと食いつく ”お母さんなんでわたしを置いていったの” 蒼白い月がみてた 闇にひらく花が 詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 11:55:07一輪の花に神を見る 一輪の花に宇宙を見る 幸福を願う神を見る 平和を願う神を見る (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 12:25:48あいふけて よるのとばりに ゆめぶたい あふれるおもい つゆしれず あつくいきして ときおいの あわせるとわの ゆめはしる ひとつして あなたのけしき たどりゆく あいひとつ かことみらいの とおりみち ことばをこえて あなたのゆめに (詩のレシピ10)#pwGT組
2014-09-30 12:35:24波打つススキに背を押され 随分と歩いてきた 赤い歩道橋が見える 仲良く歩いた姿が そこへ映し出される あのとき 強くなった幾つもの風に からだを冷やされなければ こころはまだ温もりを忘れなかっただろう 繋げない手が いまも 乾いた風に吹かれている (詩のレシピ10)#pwGT組
2014-09-30 12:44:19行ってはいけないよ。 未知な道ほど行きたいもの。 泡立つ期待が脚を向かせる。 新しい葉に脳が湧く。 ゆびさきをするどい葉で切った。 こんなに薄く柔らかいものが 自分を守っている。 「採ることを覚えさせないで。」 わたしは何を守ろうか。 (詩のレシピ10)#pwGT組
2014-09-30 12:52:04遥か最果ての届かぬ微風に、省みるばかりに夢伝う。記する淡いに形に消えて、戸惑いの適いし時の数。知らず夢の途中に愛の煌めきに舞う。匆々祈りに鎮まるか、振り返る残り香を置いて。 あいながら からだうかばせ あいおよぐ あいはてなくも ともにあわせて (詩のレシピ10)#pwGT組
2014-09-30 12:54:15小さな子供の叫びより 大人の説強が正しいとは限らない。 政治家の話より あなたの呟く言葉が聞きたい。 幸せですか。 毎日楽しく過ごしてますか。 明日に夢は持てますか。 強い風に あなたの声が消えないように。 耳を澄ませて ずっと祈りたい。 (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 12:54:51広がり和らぐ冷たい池から海の底へつながるいくつものハート。屋根を突き破り、青を見たいと強請る彼女から刹那を奪った。倒れた草たちは昼寝を始める。策を取ろう。囲われた中枢にあのときの森を埋め込み、想像しているジオラマを今すぐ壊したくて堪らなくなる。 (詩のレシピ10)#pwGT組
2014-09-30 12:56:17大雪の重さに負けたビニルハウス。 凍えた苺がもとに戻れない。 棚の葡萄が棚ごと倒れた。 実をつけるまで何年もかかる。 高騰、高騰、 あぁ、雪を 食べようか。 秋にすでに凍えた指先。 (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 13:00:04青かった。青い水の中を歩いていた。呼吸は苦しくない。足はある。でも水の中だ。風が吹いている。でも水の中だ。君が歩いてる。いや君じゃない。君によく似た誰か。じゃ僕は?僕によく似た僕じゃない誰か。裏返してよ僕を。裏返してよ君を。さぁはじめの一歩を。陸へ。(詩のレシピ10)#pwGT組
2014-09-30 13:06:26自然の中で 大きな声で笑うこと。 心から 愛する人を想えること。 そんな未来が いちばんいちばん 大切なこと。 (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 13:15:20オレンジ色の欠けた月がなくなろうとしている。記憶には残るが、現実には残らない。スクラップアンドビルドはこの惑星の宿命なのだろう。だとすれば、のれんの色が褪せても志を継ごうとする人間は、永遠の反抗期にいるのかも知れない。無常に常住を探す。 (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 13:20:55空から降る星、疲れた命、注ぐ光 あなたは見つけるだろう、愛の世界を 微笑めば、暗い過去が消えていく 愛こそ慈しみ、絆 愛を贈ろう、あなたに 千も、万も、億も 孤独の涙を流すあなたに (詩のレシピ10) #pwGT組
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