『福島県南相馬市〜孤立無援の街で生き抜く〜』

NHKの番組紹介文より。 「福島県南相馬市は、福島第一原発の事故の際に20キロから30キロ圏に出された屋内退避指示のため、放射能汚染地域とみなされ、一切の物資が入ってこなくなった。当時、市内には5万人の市民が残っており、たちまち食料、生活物資、燃料の窮乏に苦しむことになる。孤立無援の人々を助けたのは、避難をあきらめて店を開け続けた鮮魚店主や、市の要請を受けて避難先から戻り支援物資を運んだ運送業者ら南相馬の市民たちだった。番組では、津波に続く原発事故で危機感が高まり屋内避難指示に至る南相馬で、深刻な物不足の中、人々がいかに生き抜いていったかを証言で綴る」
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プロローグ

まどママ @mama_jp

『証言記録 東日本大震災 福島県南相馬市~孤立無援の街で生き抜く~』連続ツイートします。 ー福島県南相馬市。東京電力福島第一原子力発電所の北10km〜40kmに広がる。震災当時、人口は7万人。町を襲った津波の高さは7m以上。636人が犠牲に。そこに原発事故が追い打ちをかける。

2014-09-28 11:50:36
まどママ @mama_jp

一号機、三号機の建屋が相次いで爆発。政府は3月15日、南相馬市に屋内退避指示。 枝野官房長官「20km〜30kmの圏内にいらっしゃる皆さんには、外出する事なく建物など内部に居て頂きたい」 この指示により、南相馬市は放射能汚染地域とみなされた。町には一切の物資が入ってこなくなった

2014-09-28 11:55:44
まどママ @mama_jp

男性「本当に水、あるいは味噌とかですね、それぐらいしか無くなってきていたという事もあるので、本当に餓死者が出るくらいの物資不足の状況だった」この時、市内には5万人が残されていた。彼らの命をどう救うのかー力を尽くした市民たちがいた。

2014-09-28 11:58:18
まどママ @mama_jp

鮮魚店では、ほとんどの店が閉まる中、店を開け続けた。「何か食べるものないか、切迫してますからね。今日明日の事のやっぱり。はっきり言えば命懸かってます。食べるものが無くて」 原子炉建屋の爆発を受けて、避難が自主判断に任された市立病院でも、入院患者の為に残った医師や看護士がいた。

2014-09-28 12:02:23
まどママ @mama_jp

看護士「死ぬかもしれない。でもそれだけど、避難するっていうふうな考えにはならなかった」 一度は避難した運送業者も、支援物資を運ぶために南相馬に戻った。「自分の生まれた所でもありますし、育った所でもありますし、一刻でも早く市民の方に届けたいという思いで」

2014-09-28 12:05:39

2011年3月11日

まどママ @mama_jp

放射能の恐怖にさらされながら、物資の途絶した町で、支え合い、屋内退避を乗り切った南相馬市民の証言。 福島第一原発から北へ25km。市役所のある原町区は南相馬市の中心地。原発事故の後、ほとんどの住民は町を離れた。商店街にある山田鮮魚店。全国から魚が集まるお店は町一番の人気店。

2014-09-28 12:08:57
まどママ @mama_jp

店主の山田護さん。妻の和子さん。 あの日、震度6弱の地震が南相馬市を襲った。「食器…ここに棚あったんですね。ここにね、積んで。ガラガラ落ちちゃって、割れちゃったり」店は大勢の客で賑わっていた。「お客さんがしゃがみこんじゃって」長男真人さん「ここの辺ですね。2人もうこうなって」

2014-09-28 12:12:31
まどママ @mama_jp

真人さん「ちょっと大きい地震だったんで、これはまずいと思って」和子さん「一人の事を抱えて、ちょうど私ここ(店外)に出てきたの覚えてる。電信柱がこういう風に(ゆらゆら)すごかった。アスファルトも(波打って)こうだもん」それから2時間後。片付け中の家族はTVのニュースに愕然とする。

2014-09-28 12:16:33
まどママ @mama_jp

海岸から2km内陸にある、老人福祉施設ヨッシーランド母富子さんが、その日の朝、施設のバスでデイケアに。和子さん「ばあちゃんが帰ってこないから。普通は4時から4時半までに帰ってくるんだけど、こなかったの。それでうーんと思ったら、ヨッシーランドの(倒壊の)テレビが」

2014-09-28 12:20:13
まどママ @mama_jp

護さん「報道では津波で何名死亡と言っていて、お袋がいるから、道路通れるかどうか分からないけど、まず行ってみようって」店からヨッシーランドまでは3km。山田さんは車で裏道を急ぐ。「もう少しだ、もう少しだという気持ちで走っていた」「車停めてここから歩いたんですね。確か」

2014-09-28 12:23:11
まどママ @mama_jp

パトカーや消防車ばかりが行き交う道路の手前で、山田さんは車を降りた。ヨッシーランドまでは200m程。急ぐ山田さんの前に消防の封鎖線。「入っちゃダメだ。どこ行くんだ?と言われて。それでちょっと無理矢理。。ここまでせっかく来たんだから。もう何回もサイレンとか鳴らされるんですよ」

2014-09-28 12:26:38
まどママ @mama_jp

「それでも強引に。もう無我夢中で。お袋が心配だったもんだから。もう少しだと思って、ここまできて消防署の方に追いかけてこられて、入っちゃダメだと、どこ行くんだっていうからヨッシーランドにお袋がいるから探しにといったら、ダメだという事で。もう少しで見えるんですけどね」

2014-09-28 12:29:18
まどママ @mama_jp

津波に襲われたヨッシーランドでは、36人のお年寄りが犠牲に。泥の中から救出された被災者は病院に緊急搬送。施設から西に1kmの南相馬市立総合病院津波に飲み込まれた人々が次々運び込まれ、野戦病院のように。一階のロビーにマットが敷かれ、人工呼吸器、レントゲン等が運びこまれた。

2014-09-28 12:33:39
まどママ @mama_jp

臨時の救護所、集中治療室が。その時、救急外来を担当していた小野田看護師長。搬送されてきた被災者は全身泥だらけ。泥水をいっぱい飲み込んでいた。「運ばれて来ました。寝せます。こちらが頭になって、救急カートとか酸素とかも全部置いてましたので、先生が挿管すると泥水が吹き出してくる

2014-09-28 12:41:13
まどママ @mama_jp

「普通だと高いベッドですよね。でも床なので全部、看護師も先生も座った状態で、(泥水が)全部上に上がってくると、全部被るっていう状態です。亡くなってしまって悲しいと思った瞬間には、次にこっちを助ける為には何が出来るのかっていう事に切り替えてみんなやってたと思います」

2014-09-28 12:44:04
まどママ @mama_jp

その夜、山田鮮魚店では驚きの声が。母富子さんが施設のバスで運ばれて来た。富子さんは、津波が施設を襲う直前にバスに乗せられて助かった。護さん「生きてるんだ!ってね。ばあちゃんもつられてニコっと笑ってね。何か気が抜けた感じでしたね。当時ね。思い出すと。ああよかったって

2014-09-28 21:17:12

3月12日

まどママ @mama_jp

翌日。3月12日午後3時36分。東京電力福島第一原子力発電所一号機の建屋が水素爆発。事態を受けて、枝野官房長官が政府の指示を発表。枝野「万が一にもの対応策として、20km圏内から退避頂く事へと拡大を致しました」原発から20km圏内に住んでいる人は全て避難しなくてはならなくなった。

2014-09-28 21:21:38
まどママ @mama_jp

(南相馬の)病院は、原発から23kmの位置にありました。その時、病院が行った原発事故への対応策を克明に記憶している医師が。太田医師は、20km圏内の避難指示をロビーのTVで知った。「20kmがすぐそこで、すぐそこで警察が線を張って、かつ中にはいれない様な対応になりましたので」

2014-09-28 21:26:31
まどママ @mama_jp

「やっぱりすぐそこにそういうものが出来てしまうと、やっぱり危機感はすごく感じましたね」 病院には、自力では歩けず避難できない入院患者が大勢いた。院長は、病院のスタッフを避難させず、これまで通りの治療を続けることを決めた。その一方で、放射能への対策を幾重にも講じた

2014-09-28 21:29:58
まどママ @mama_jp

まず、出入り口を限定。「外から入る物資にしても、患者さんにしても、全部ここ1カ所にしています。2重扉になっているので向こうから入って来た時は、こっちは閉める。かつここで患者さんのスクリーニングや、物のスクリーニングを全部してから中に入れるような形にしていましたね」

2014-09-28 21:33:31
まどママ @mama_jp

外に出る時は皆、防護服を着た。「手術の時に切るオペの服や、そういう物を着させて頂いて、対応させて外に出るという形で。常に誰か常駐して、外から来る者に全部スクリーニング掛けてやらせて頂くという形」そして、放射線技師が1時間毎に病院の中と外の線量を測定。

2014-09-28 21:36:57
まどママ @mama_jp

「外はこの辺で測ったと思います。明らかに外の方がちょっと高めに出るんですけど。外と中で変化がないかどうかとか。外のちょっとずつ上がっていくことはあるんですけど、中はそんなに変化がないよという事は確認させて頂いて」(当時の測定値。1Fフロア2.3μSv/h。院外10μSv/h

2014-09-28 21:41:31
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