結城浩 ( hyuki ) 先生 「誰がいつ休みをいきなり取ってもきちんと回る組織を設計せよ」
予想される問題は「いきなり休まれると『え、あの人今日いないの?困ったなあ』ということが起きる」というもの。でも、それって本当に問題なのかな。
2014-10-03 09:35:08「有給を取りやすい制度を設計せよ」ではなく「誰がいつ休みをいきなり取ってもきちんと回る組織を設計せよ」が正しい問題の立て方なのではないか。
2014-10-03 09:38:42「誰がいつ休みを取っても」の部分はゼロイチで考えないほうがいい。開発でいう「トラックナンバー」のように幅がある。同時に何人が何日の休みを取れるかで幅があるはず。
2014-10-03 09:41:29属人性を完全に排除せよという極論を言い始めると実りがないので繰り返しますが、有給を、どれだけの人数がどれだけ急に取れるかには会社ごとに幅があるように思います。全員が全有給を一気に取得しても全く問題なく回る組織というのは考えにくいですし。
2014-10-03 11:56:15ただし「自分がいなくても回る組織」というのを嫌がる個人も一定数存在するでしょうね。自分はリストラ可能な存在だと主張するように感じるためです。その点で個人と組織は対立するかもしれません。「その人が必須」といった時点で、その点が組織の弱点となりますから。
2014-10-03 11:59:29そう考えると、個人にとっての対組織における良い戦略は「自分が開拓した技術やノウハウは自分がいなくても回るように人に渡しつつ、自分にしかできなくて組織の役に立つことを新たに開拓する」となります。このような人は本当に有能であり、組織はこういう人を大事にするはず(賢い組織なら)。
2014-10-03 12:03:50しかしながら、これから働き方はさらに多様になるのでしょうね。働くことをどう位置付けるかが人によって大きく変わるという意味。すべてを投げ打つように働く人から、お金のためと割り切る人から、時間優先する人など、さまざまに。多様な労働観を許容する社会であってほしいな。
2014-10-03 12:10:56ふと我に返ってみると、私には有給もなく、組織にも属していない。まあ、でも、普段から「働くというのはどういう意味があるのだろう」ということはよく考えている。もちろん生活のために働いているわけですが、それだけではない。自分と家族の人生を豊かにし、少しでも誰かの役に立ちたいと思います。
2014-10-03 20:07:00きれいごとと言われてもいいけれど、最後はそれだと思う。どう生きても、どう働いても、いつか私たちはいまの職場を離れる。違う仕事をする。あるいは…まあ、何かをする。そしていつか、この世を去る日がくる。何もその先へは持っていけない。身一つ、魂一つの旅が始まる。
2014-10-03 20:35:42