モーニング編集長・島田英二郎氏、電子出版を語る

島田英二郎 @asashima1

電子出版の環境がととのって、誰でも出版業に進出できるようになってきました。ただ、システムはともかく編集者というのはかなり特殊な仕事だし「ド素人がいきなりやれるもんじゃない」という意見もあるけど、そんなことはないと思います。

島田英二郎 @asashima1

ド素人、というか門外漢のほうが、革命は起こしやすい。かつて漫画雑誌の世界にも、何度か全然別業種からの参入がありました。「ひょっとしてなんかすげえのが出来るんじゃないか？」ってちょっとだけ期待してました。

島田英二郎 @asashima1

まあ、結果はみなさんご存知の通り。素人でも出来るってことと「簡単にできる」ってことは全然別。漫画の雑誌ってよほど簡単につくれるように見えるんでしょうな。

島田英二郎 @asashima1

門外漢が革命を起こせるのは常識に縛られないから。門外漢の勢力が、出版を決してなめずに本気でかかってきたら、すごい可能性があると思う。

島田英二郎 @asashima1

経験とか方法論とかってある意味では必要悪。ずっとその道一筋でやってくると、よほど気合い入れないと硬直化するし、制度疲労も起きます。

島田英二郎 @asashima1

経験っていやでもたまってちゃうし、方法論もそう。セオリーにしばられない新人は魅力的だけど、プロになるにはセオリーを知らざるを得ないのも事実で…。むつかしいとこです。

島田英二郎 @asashima1

漫画家って二通りいます。昔から漫画家になりたくてなった人と、ふと思いついて漫画家になった人。ある日突然、交通事故にでもあうみたいに「あ、漫画描こう」って感じ。

島田英二郎 @asashima1

ずっと漫画家を目指してた人がメインで、そういう人がいてくれるからこそ漫画は盛り上がるけど、突然やる漫画家やる気になった人もかなりいます。

島田英二郎 @asashima1

小説の世界もそうですよね。村上春樹さんが典型だけど「ずっと目指してたわけじゃないけど」っていう才能が、同時代に何人かかたまって出てくると革命が起きやすい。

島田英二郎 @asashima1

医者や弁護士や寿司職人と違って、漫画家は才能さえあれば明日にでもプロになれる世界です（極論）。お医者さんもお寿司屋さんも大歓迎。MANGA OPEN、まだギリギリ間に合います。http://morningmanga.com/news/800