祖父江慎と漱石『こころ』のブックデザイン
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今日も祖父江さんの仕事が遅れています…。
・・・申し訳ありません。 RT @IwanamiSoseki 本日発売でご案内していました//祖父江慎ブックデザイン『心』につきまして、製作上の都合のため発売を延期いたします。読者の皆様、書店様にご迷惑をおかけし申し訳ございません。 //刊行日が確定次第ご案内いたします。
2014-09-18 22:18:09漱石「心」、きょうでピッタリ100年め! おめでとう。 ・・・それから、もう少しで入稿できます。・・・おさわがせ、すいません! pic.twitter.com/etT4J4PLP5
2014-09-20 11:49:44テレビや新聞で漱石の『心』をやってくれます。ありがとう。はやく入稿しなくちゃ。 ・・・って、まだ入稿してないの!?(・・・ひとり突っ込み) ↓
2014-09-26 13:28:55漱石「こころ」特装版のデザインをする祖父江慎さん。(フロントランナー:上)自由奔放に本のカタチ探る - 朝日新聞デジタル t.asahi.com/fxpd
2014-09-27 09:52:57祖父江慎さん。(フロントランナー:下)「『こころ』はホラーかも。読み方限定したくない」 - 朝日新聞デジタル t.asahi.com/fxry
2014-09-27 09:54:18朝日新聞の記者さんが、祖父江慎さん @sobsin の『心』製作過程を丁寧に取材し(3か月間!)、書いてくださいました。>(フロントランナー:上)自由奔放に本のカタチ探る - 朝日新聞デジタル t.asahi.com/fxpd
2014-09-27 12:38:18「漱石が好きな余り、心が決まらないまま、デザインの締め切りが過ぎた。「げげげ、やばいーっ」。今月18日だった発売予定は大きくずれて10月下旬に。」(9/27朝日新聞be「フロントランナー」より) (【再投】祖父江さん @sobsin 入稿、お願いします……)
2014-09-27 12:47:40本題はここから。「心と私」00〜11。
【心と私00】はい!もうすぐです。今日の24時までにケースと表紙を入稿します! #kokoro RT @IwanamiSoseki // twitter上でも祖父江さんの『心』がほしいという声が多数! ありがとうございます。 祖父江さんもうすぐですよね?
2014-09-29 12:56:11【心と私 01】 漱石の名前って、言い間違えしたのに言ったとおりだって、へ理屈をたてた故事からきてるんですね。(小川の流れで口を漱(すす)ぐのつもりだったのに「石で口を漱ぐ」と言っちゃった)・・・間違えたとしても、そうなんだっていうへそまがり。 そこからスタートしましたケロ。
2014-10-04 12:53:23【心と私 02】ブックデザインにうるさい漱石が、初めて自分で装幀した「こゝろ」のデザインと、「漱石全集」のデザイン。 同じだと思ってたけどちょっと違ったケロ。絵柄のたりなかったラベルまわりの文字を見てね。 pic.twitter.com/h7TQX7Tpho
2014-10-05 08:23:16【心と私 03】なんと岩波書店さんに漱石自筆の版下があるときいて、見せてもらいに行きました! ラベルのところには、別人のタッチと思われる書き加えがされてました。 (よく残ってたね。貴重な資料だケロ!) pic.twitter.com/f5JhJa1yqY
2014-10-05 08:46:09【心と私 04】漱石の名前の由来となった故事「漱石枕流(そうせきちんりゅう shù shí zhěn liù)」 中国の孫楚(そんそ sū̄n chŭ 221-294)、若き日の逸話。 『晋書』『世説新語』に出てるそうです。 pic.twitter.com/J6TAJuGLHg
2014-10-05 19:02:57【心と私 05】 『心』の原稿に書き加えられた文字のアップ。漱石はいきなり筆で書いているけれど、全集用(?)に加えられた文字は、鉛筆で下書きが、されているみたいだケロっ。 pic.twitter.com/XMREQqEGyT
2014-10-08 04:59:23【心と私 06】 漱石自筆の装幀画は、まわりが淡い朱色、文字が淡〜い墨で書かれていたので、見やすくするためにコンピュータでおこしてみましたケロっ。 pic.twitter.com/6JvdphPc4Y
2014-10-08 05:05:06【心と私 07】 『心』の装幀をしていた頃の漱石は、文字の形にも夢中だったみたいだケロ。 表紙の書では、漢文を草書化するにあたって1行の文字数までいろいろな長さに詰めたり広げたりしてるし。和風で愉快。 pic.twitter.com/3IRecC2iqm
2014-10-08 05:37:18【心と私 08】 (補足1)石鼓文(せっこぶん)が彫られてたのは6〜70cmくらいの石。石に彫られた文字としては一番古く、全部で10石あって5cmくらいの文字で生命力あふれる詩が彫られている。『心』で使われた文字は1〜3石めから。 pic.twitter.com/qlsktSdM3g
2014-10-10 10:48:42【心と私 09】 (補足2)書体は、秦の始皇帝が小篆に文字を統一する前の大篆(だいてん)。文字に埋められていた金は剥ぎ取られてて今はボロボロ。なかには半分に切られて石臼として使われてたものもあるんですって。漱石は「面白い字で愉快です」って手紙に書いてたそうですよ。
2014-10-10 11:19:36【心と私 10】・・・ってことで調べましたケロ! 漱石は石鼓文のどの文字をチョイスして『心』の装幀文字を書いたのか。 ・・・そして後の『漱石全集』では、どこが書き加えられたり直されたりしたのか。初公開!! ちょっとややこしいよ。 pic.twitter.com/AXUSh1NDGn
2014-10-10 13:38:13【心と私 11】漱石は、読める文として臨書してるわけじゃなくって、文字を選んで並べてるみたいだケロ。なんだかあえてボロボロになっていく文字の流れを優先してるようにも感じられるかもだじょ〜。
2014-10-10 14:47:52【イベント】10/26(日)14時〜『デザインのひきだし23』刊行記念イベント 「どうしてこんな造本になったのだ!? 明治〜昭和初期の製本・造本を、当時の装丁家&製本職人になったつもりで解き明かす!」 祖父江慎×名久井直子×津田淳子 aoyamabc.jp/event/hikidash…
2014-10-09 18:51:44祖父江慎さん @sobsin が『心』デザインの舞台裏を【心と私】と題して連投されています。ありがとうございます! 『吾輩は猫である』には「送籍」という漱石自身と重なる作家が登場します。現実に夏目金之助は北海道に戸籍を移しており、それは徴兵を忌避するためだったと言われています。
2014-10-06 15:58:35祖父江慎さん @sobsin の本日の【心と私】は、漱石が『心』の表紙に用いた石鼓文の解説です。『心』新デザインは、文字好きの漱石先生と祖父江さんが時を超えて共鳴するような作業になっています。祖父江さん、もともと膨大な漱石の資料をお持ちでしたが、今回の企画でさらに増殖中のご様子。
2014-10-10 11:44:53刊行日が遅れご迷惑をおかけしておりました初版復刻版『こゝろ』、本日できました。漱石先生が自分で装丁を手がけた、100年前の初版本を再現しています。函や表紙だけでなく、扉、奥付など、漱石先生のこだわりを堪能できる一冊です。 iwnm.jp/009142
2014-10-10 11:52:43