なぜリフレ派が現れたのか

Lito_tweet氏のつぶやき
7
- @Lito_tweet

ただし100兆円やもしれぬデフレギャップを財政単独では埋める事には懐疑的。

2010-11-27 18:53:09
- @Lito_tweet

基本的に、ある書籍を批判する場合はプリンシパルを踏まえつつ、該当ページを明確に引用しないと、お話にすらならない「印象論」になってしまいかねないです。これは、プロッピンさんの嫌いな某教授が飯田さんをdisる時に該当頁を引用できてなかったので、嗚呼、と思いましたね。

2010-11-27 18:57:22
- @Lito_tweet

ネットとブログの時代になって良質な記事が無料で万人が等しくアクセスできるようになった事それ自体は望ましい事だ。しかしながら、そこから体系的なプリンシパルを得る事は困難であり、やもすれば誰それがこう言った、言ってない式の属人的な危うい印象論に堕落しかねない危険性がある。

2010-11-27 19:01:46
- @Lito_tweet

さて、それらを踏まえつつ。2003年当時のマクロ政策論争はどうであったか。あの当時の主たる対立軸は財政併用vs金融単独+財政再建などという高尚なモノではなく、不良債権処理・構造改革派とそれの懐疑派というレベルでの争いだった。不良債権処理派vs財政単独だったのだ。

2010-11-27 19:08:02
- @Lito_tweet

不良債権処理派vs財政単独。木村剛が時の小泉竹中政権の中枢に居座り、不良債権処理さもなくば死か。これを小林慶一郎や野口悠紀雄も後押しし、マル経の金子勝とも一致した。彼らに逆らうものはすべて、守旧派や土建屋のレッテルを貼られ何も言えなかった。そういう狂気が支配した時期だった。

2010-11-27 19:15:18
_ @rrr53

@Lito_tweet まさに狂気の時代でした。

2010-11-27 19:16:43
- @Lito_tweet

こうした清算主義的な自称改革派と、土建屋寄りの財政単独派しかいない閉塞感漂うマクロ政策論争の中に、オルタナティブとして出てきたのがいわゆるリフレ派である。我こそは正統なる改革派だ、財政再建も否定しないと。そうとでも言わなければ、直ちに袋叩きにされる時代だったんだよ。

2010-11-27 19:19:43
- @Lito_tweet

そういう狂気が支配する閉塞感漂う状況下だったのだから、財政併用なんて口にだすのすら身の危険上、危ぶまれた。この時期から政権樹立くらいが就職「超」氷河期だし。不良債権処理なんて今全く聞かないでしょ? いやいや、それが全てだった時期があるんすよ。そこを忘れてほしくないかなぁ。

2010-11-27 19:23:24
- @Lito_tweet

P82より引用。「もっとも一般的なのは…長期国債を買う事で,リフレ派の多くは、この長期国債買いオペを日銀がより大規模にやるべきだと主張しています。しかし、これをやってもまだデフレから脱却できないようなら、政府が減税などをおこなって財政赤字を意図的につくりだし、

2010-11-27 19:33:11
- @Lito_tweet

(続)それを国債発行でまかなうと同時に,先ほど説明したシニョレッジ効果を狙った政策をやればいい。あるいは,より単純に,政府の赤字を国債ではなく政府通貨の発行でまかなう政策をやればいい。これをやりつづけていって,それでもデフレのままということは,論理的にありえません。

2010-11-27 19:36:54
- @Lito_tweet

(続)だから,デフレの克服はやろうと思えば必ずできる。あとはそれを実際にやるかどうかだけだというのが,リフレ派の考えです。」(P82) …というわけでこれがポリシーミックスの否定や、バーナンキのQE2が予想通りにならないからこの世の終焉、には繋がらないと思う。

2010-11-27 19:40:29