千葉の提督 VS　名古屋の提督　（#TC鎮守府 番外編3）

オトヤ @otoya_

－－－－－特別演習－－－－－ 続き #艦これ俺設定 #トレ鎮

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試合開始と同時に谷風の艤装からワイヤーの様なものが出て先端が水中に沈んだ、ソナーだ 「して、やっこさんは何処にいるかな」 グレネードランチャーの形状をした爆雷投射機を携えて、ソナー用のヘッドホンをつける すると後方からスクリュー音が近づいてきた #艦これ俺設定 #トレ鎮

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「っと、早速おいでなすった」 数は5、扇状に進んでいる 振り向いて目視で確認する、酸素魚雷なのか航跡が見辛いが今から回避行動すれば余裕で射線から外れる 耳がやられないよう集音器をミュートにし、艤装を回し移動を開始する #艦これ俺設定 #トレ鎮

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その時、進んで来ていた魚雷が谷風の進んだ方向に合わせて曲がってきた 「む」 艤装の回転数を上げて更に加速するが、魚雷も合わせるように曲がってきた 「このままじゃあ当たっちまう、よし」 そうぼやくと進路を変え、魚雷と向き合う形になる #艦これ俺設定 #トレ鎮

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「この谷風を見くびってもらっちゃあ困るぜ」 加速して速度が乗った谷風が更に走りだす 魚雷との距離がどんどん縮まってくる 「接触まであと3、2、1、今！」 ぶつかる瞬間、踏切をつけて跳躍する谷風 #艦これ俺設定 #トレ鎮

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魚雷は跳躍した谷風の下を通り過ぎ、互いに接触して爆発四散した！ 「よっしゃ！」 グッとガッツポーズ 「っとと、やっこさん探さないと」 無事に回避した谷風は集音器のミュートを解除、索敵を再開した #艦これ俺設定 #トレ鎮

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正面に大きな音を立てながら沈んでいく物体、そして左側に高速で動くスクリュー音 「…いや、まだあるな」 耳を澄ますと右の方から2つの騒音にまぎれて僅かにだがスクリュー音がした #艦これ俺設定 #トレ鎮

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「正面のは艤装を破棄する時に中の空気を出してソナーの妨害が目的だろう、左の馬鹿でかい音を出しているのも囮、本命はこそこそ移動している右のだな」 投射機で機雷の起爆深度を調整して進行予測場所目掛けて銃口を向ける #艦これ俺設定 #トレ鎮

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「…何か、おかしい」 上手く行きすぎている、開幕の魚雷や今の偽装による撹乱など後手後手に回っているがお陰で探査の為の音波出さずに済んでいる 音波を出せば敵がスクリューを止めて潜んでいても音の反射で分かるが、同時に敵に自分の場所を大声で伝えていることになる #艦これ俺設定 #トレ鎮

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「もしかして、それが狙いか？」 開幕直後に魚雷を放ち、音波を出させない様に仕向けたとして 音による多重偽装自体が囮で本当の目的は音波を出させない様に仕向け、自身が出した様々な音に隠れているのか #艦これ俺設定 #トレ鎮

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「なんとも忍者の様な身のこなし、練度90代は伊達ではないと言うことか」 手元の計器を弄り、探査用音波を起動させる 「こっちの場所もバレるがやっこさんが必死こいて偽装してるんだ、やってみない手は無いな」 #艦これ俺設定 #トレ鎮

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音波が海中を駆け巡る、近くに泡を吹き出して沈んでいく物体、左手に早く離れている物体に右手にゆっくり離れていく物体 そして泡の柱の反対側に潜行していく物体があった 「これだ、見つけたぜい！」 #艦これ俺設定 #トレ鎮

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すぐさま移動を開始する、泡が噴き出している横を通り過ぎ、潜行する物体の近くまで行くと再び機雷の爆破深度を調整し、盛大にばら撒いていく 数秒後、海面が盛り上がり、大きな水柱が発生した 「よっしゃ！やったぜ！」 爆発の大きさから勝利を確信する谷風 #艦これ俺設定 #トレ鎮

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しかし試合終了を告げるサイレンが鳴らない 「どういう事だ？」 ソナーを起動し、海中を探索する。爆発した機雷の影響で海中は荒れていた 『今のは良い判断だったでちよ』 そんな中、ゴーヤの声をソナーが捕えた #艦これ俺設定 #トレ鎮

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「やろう、まだ生きてやがる、どこだ！」 『恐れること無く魚雷を飛び越えたり』 ばら撒いた機雷が多すぎたのか、未だに海中が荒れているが辛うじて後ろから聞こえてくるのが分かった 『こっちのやっていることに気付いて直ぐ対処したり』 #艦これ俺設定 #トレ鎮

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『もっと練度を上げれば良い潜水スレイヤーになれるでち』 声が聞こえてきたのはほぼ海底間近、圧縮空気を吐き出し、遺棄されたと思い込んでいた艤装の場所 「泡の中に隠れて…！」 『ただ、今日負けるのはお前の方でち』 #艦これ俺設定 #トレ鎮

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8つの魚雷発射音が聞こえた 魚雷は放射状に広がり、谷風を囲むように迫ってきた 「どっちに逃げてもどれかに捕まるし、跳んで避けようにも下から直撃するな」 #艦これ俺設定 #トレ鎮

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艤装をフル回転させ、谷風は全力で走りだした 「だが、これで終わる谷風じゃあないぜ！」 谷風に追従するように8本の魚雷も軌道を曲げるが、5本が曲がりきれずに海面を突き破り爆発四散 「残り3本、とっておきをつかわせてもらうぜ」 #艦これ俺設定 #トレ鎮

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腰のポーチをから何かを引っ張りだした 「魚雷防御網！うぉりゃあ！！！」 広げた鋼鉄の網を振り向きながら投擲する 網は展開しながら海中に沈み、魚雷の行く手を阻んだ #艦これ俺設定 #トレ鎮

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「後は逃げるだけっとぉ？！」 反転して再び走りだそうとしたら何かに足を引っ張られた 「まさかもうこんなところに？！」 足下を見ると網の一部がスクリューに絡まっていた 「あ、やｂ #艦これ俺設定 #トレ鎮

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魚雷防御網に引っかかった3本の魚雷が同時に爆発、今日一番の轟音と水柱を作った （ｳｰｰｰｰｰｰｰｰ） そして試合終了のサイレンが鳴り響いた #艦これ俺設定 #トレ鎮

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『ただいまの試合、谷風の戦闘不能により、伊58の勝利です！』 五月雨のアナウンスが入ると落胆の声と歓喜する声が聞こえた。歓喜しているのはゴーヤに賭けた連中だろう モニターが切り替わりうちの鎮守府の大広間が映し出される #艦これ俺設定 #トレ鎮

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向こうは大歓声が起きている、テンションが上がりすぎたのか上に向かって空砲を撃っている奴もいた。空砲だよね？上の階俺の私室なんだけど ゴーヤが海から上がってきた、相手の谷風はというと #艦これ俺設定 #トレ鎮

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「救護班急げ！」 「谷風が犬神家みたいになってんぞ！」 「沈む前に回収しろ！速く！」 大丈夫かあれ #艦これ俺設定 #トレ鎮

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よくやった、ご苦労だったな。 「Good Jobでしたヨー！」 「お疲れ様です」 「ゴーヤ、頑張ったっぽいっ！」 それぞれ労いの言葉を掛ける 「当然でち、けど谷風も中々だったでち」 ほう？ 「谷風の足、見えるでちか？」 #艦これ俺設定 #トレ鎮