侵略戦争ーその本当の原因

あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4

『「昔はよかった」というけれど』を読了。amazon.co.jp/%E3%80%8C%E6%9…「近頃の世の中はなっとらん」という憂国の嘆きは昔から変わらんのだなあ。

堀家康弘 @kounodanwawoma1

日本には復古主義者が特に多いからね。究極の復古主義者が江戸時代の「復古神道家」。彼らが実権を握って造ったのが明治政府で、古代大和朝廷の天皇親政の復活、神祇官の復活、仏教伝来以前の国を造るために廃仏運動。 その系譜に属するのが現代の国粋主義者＝右翼である。 @ndoro4

あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4

当時としては穏健派の吉田松陰がこれですから…⇒「朝鮮を責めて、質を納れ、貢を奉ずること古の盛時のごとくならしめ、北は満州の地を割き、南は台湾、呂宋(フィリピン)諸島を収め、進取の勢を示すべき」「国力を養ひて取り易き朝鮮、支那、満州を斬り従えん」@kounodanwawoma1

あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4

吉田松陰の思惑は、露国・米国と結んだ開国条約は不満だが、こちらから破棄しては夷狄からの信用をなくすので、約束は守りつつ国力を養い、朝鮮・満州・支那を斬り従えて、列強との交易で失う経済利益を土地収奪で補い対抗するというもの。石原莞爾と変わりがない @kounodanwawoma1

あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4

佐藤信淵は「まず南洋を攻略し、これを推しひろめて、全世界をことごとく日本の有とすべし」。橋本佐内は「日露同盟によって満韓を経略し、版図を海外に拡張すべし」。佐藤は南進論、橋本は北進論で、後の海軍と陸軍の戦略対立が江戸時代にすでに現れている。 @kounodanwawoma1

堀家康弘 @kounodanwawoma1

明治維新で権力を握った長州藩士のほとんどが松陰門下でした。その長州藩士がたくさんいたのが陸軍です。なので侵略戦争が陸軍の主導によって始まったのは、松陰の侵略の命令を実行しただけです。石原莞爾の最終戦争論は、その陸軍の雰囲気の産物でした。 @ndoro4 石原莞爾と変わりがない

堀家康弘 @kounodanwawoma1

そして、安倍普三のじいさんの岸信介も長州人脈。彼は陸軍が謀略が引き起こした満州事変によって作り上げた傀儡国家・満州国のお役人でした。インチキ国家を力づくで造っておいて、「五族協和」なんてあるわきゃねえだろ。石原莞爾は詐欺師の親玉みたいなものですね。 @ndoro4

堀家康弘 @kounodanwawoma1

日本が朝鮮半島に軍事侵略したのも「ロシアからの防衛」ではなく「防衛を名目にして（松陰的）侵略目的を達成しようとした」ゆえに韓国併合が侵略行為であった事はいうまでもない。にも関わらず「侵略ではない。合意だった」などと醜い言い訳をする人々が慰安婦問題をも否定している。@ndoro4

あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4

石原なんぞ「韓国併合は防衛のためでやむを得なかった」と言った直後に「韓国は昔のことばかり言うな」。自己中の塊や @kounodanwawoma1 韓国併合が侵略行為であった事はいうまでもない。にも関わらず「侵略ではない。合意だった」などと醜い言い訳をする人々が慰安婦問題をも否定

堀家康弘 @kounodanwawoma1

まったくです。自己中でないとネトウヨにはなれないようです。理屈はコロコロ変えるわ、ダブルスタンダードを造りまくり、しばしば健忘症にかかり、都合が悪いとダンマリ。 @ndoro4 自己中の塊や

堀家康弘 @kounodanwawoma1

佐藤信淵がこの世界征服の野望を書いたのは19世紀の前半であり、阿片戦争の前の話ですから、いかに飛びぬけていたか。「防衛だ」などという事さえできない。まるでショッカーの開祖みたいな人です。あだ名は「死神博士」にしましょうか？ @ndoro4 「全世界をことごとく日本の有とすべし」

あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4

『宇内混同大論』ですね。写真は明治２３年出版の活字本ですが原著は文政６(1823)年。こういった無邪気な冒険的世界観は黒龍会に言わせると講談本が培ったんだそうで、そんなのを国策にしちゃったのは痛い @kounodanwawoma1 pic.twitter.com/EIjlJmiNny

拡大

堀家康弘 @kounodanwawoma1

「昭和天皇の人間宣言」が「（日本民族は）世界を支配すべき優秀な民族だという架空なる観念」と書いているように、この「世界征服の野望」は、広く一般に本音となっていたようです。満州事変がはじまり戦争が本格化すると「いよいよ征服の時が来たか」と胸躍らせた人もいたんでしょう@ndoro4

堀家康弘 @kounodanwawoma1

よくこれ見つけましたね。 @ndoro4

あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4

近代デジタルライブラリーにありました　@kounodanwawoma1

堀家康弘 @kounodanwawoma1

秦郁彦は、江戸時代の「侵略の夢想」から「実行計画」までを３段階に分け、「全体を一本の系譜とみなしても不自然ではない」と書いている。 togetter.com/li/735289#c165…

堀家康弘 @kounodanwawoma1

そして、佐藤信淵や吉田松陰、島津斉彬、橋本佐内、松平慶永、西郷隆盛などの侵略思想が、維新政府の「征韓論」へと影響を与えた様子を図示している（秦郁彦『陰謀史観』） togetter.com/li/735289#c165…

堀家康弘 @kounodanwawoma1

特筆すべきは、松陰の弟子である桂小五郎によって幕末すでに「征韓論」が唱えられていたコトであり、その後桐野利秋陸軍少将は１９７５年には積極的「略取論」を展開している。（『鹿児島県史料ー西南戦争第３巻』） togetter.com/li/735289#c165…

堀家康弘 @kounodanwawoma1

前文章訂正＜７４年、山県陸軍卿は「朝鮮半島」を「利益線」と述べており（『外征三策』）、「防衛のための生命線」などとは述べていないコトも注目点。あくまで「利益」の線なのだ。 togetter.com/li/735289#c165…

堀家康弘 @kounodanwawoma1

桂太郎中佐と小川又次大佐（参謀本部二局長）はそれぞれ、１８８０年代に何個師団を半島や北京におくるべきか具体論を展開。 togetter.com/li/735289#c165…

堀家康弘 @kounodanwawoma1

林房雄は、『大東亜戦争肯定論』の中で「同じ意見は同時代の政治家、志士の書簡・著作に見出すことができ、数の多さに驚く」と書いている。維新期から明治初期にすでに侵略の青写真が練られている。 togetter.com/li/735289#c165…

堀家康弘 @kounodanwawoma1

秦郁彦の研究では、「小川又次大佐の計画通り」に日清戦争を圧勝したが、山本四朗の論文によればこの小川又次大佐の「清国征伐策案」の中にすでに「清朝を満州に移す」ことが述べられている。（『日本史研究』７５号） togetter.com/li/735289#c165…

堀家康弘 @kounodanwawoma1

つまり日清戦争前の作戦案の通り、約４０年後、満州事変を引き起こした関東軍は清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀帝国を連れて来て満州国を作ったのである。こうして侵略思想が連綿としてひきつがれたコトが明らかである。 togetter.com/li/735289#c165…