totinohanaさんの蟲師続章 二期感想まとめ

自分では殆ど感想を出せていませんが前期同様、凄まじい作品だと思います。 主に個人的な参考用に。
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特別編「棘のみち」

橡の花 @totinohana

@beoku5 さん、「蟲師続章」の特別編(棘の道)みてます? みてなかったら、機会があれば、近いうちにご覧になることを勧めます。>11話視聴にあたって

2014-10-19 03:58:19
橡の花 @totinohana

@beoku5 OVA?(1期DVDシリーズの併録未放送エピソードかな?) 特別編は、今年の1月放送された「日蝕む翳」と、8月頃”特別編ということになっちゃった”続章1期最終節「棘のみち」があるんですが、そのどちらかかな?(両方1時間枠です

2014-10-19 04:06:33
橡の花 @totinohana

“続章前期”だな、この文章なら(苦笑

2014-10-19 04:09:12
橡の花 @totinohana

@EvangelineNKN 「続章」のまえに空白入れるか入れないかとかでしょうかね?(録画機器がどういうのか知りませんが

2014-10-19 04:14:49
橡の花 @totinohana

@beoku5 参照点としては、「続章」9~10話と「棘のみち」でいいのですが(特に後者のクマドに注目ください)、11話は特に「続章」の主題の底流が浮かび上がる挿話なので、見返すのはいいかもしれません。時間かかりますけどw。

2014-10-19 04:21:30
橡の花 @totinohana

細かい話は別で。やり始めると切りがないので。

2014-10-19 04:23:10

第十一話「草の茵」

橡の花 @totinohana

『蟲師続章』第11話を視聴。「蟲」を視るはずの緑の目の少年の「世界」はすっかり生色をうしないかすれている…―はたしてそうさせてしまったのが何だったのかはしれないが(まあ伝聞として語られてはいるのだが)、冒頭の枝葉をはう蟲たちさながらに、スグロは彼の世話をやく―そのように、(続

2014-10-19 05:10:40
橡の花 @totinohana

続)そのように「世界」は厳然として、在る。山を回る多感な少年の声と生硬な男の声とが、草をかき分ける音に紛れては、“いない”。埋もれることなく複層的に、まるで枝先に季節が回れば“乗る”花か実のように(そして冬には家屋に蓄えられる山の恵みのように)、併存している。かつこの世界には(続

2014-10-19 05:18:07
橡の花 @totinohana

続)さらに一層、「蟲」がある。夢の中で少年を見つめるヌシとの視線の間には、当然(と思えない何かがこれまであった、ということなのだが)、上述したそれらが密に重なっている―はずが、彼は「風景」を“上書きする”ため次代のヌシの力を求めて、一度山を殺しかけてしまう…それは、(続

2014-10-19 05:25:14
橡の花 @totinohana

続)それは“ある寓話”を彷彿とさせるが(「棘のみち」を参照)、ここでは深くは立ち入らない―あらたなヌシの蘇生をもとめて死にかけの山を走る少年は(このコース、前半の山歩きを思い出しておいて欲しい)、光脈筋のある空間で、「理」に出会う。それはおそらく“二度目”であり、(続

2014-10-19 05:30:07
橡の花 @totinohana

続)「理」から、“蟲であることからさらに進んで”、あの形が「贈与」されるのは、わたしたち視聴者(読者)には三度目である―そのうち一度は、冒頭に見た。そして間接的に、蟲を体内に住まわせる少年にかまうスグロの「触知」への少年の主観をとおして、“想像的に”見ている―そんなことが、(続

2014-10-19 05:38:14
橡の花 @totinohana

続)そんなことが涙をさそう。色にもかたちにも溢れてるここで‐多様な色とかたちとして“送り出されて”いるここで、今更、何の許しを乞うのかと(しかしスグロが彼を(神‐理のごとくは)許せないというのは、少なくとも下界はそういう意識の場ではないからだろうが。少年は追われてきたのだ)。(続

2014-10-19 05:44:29
橡の花 @totinohana

続)挿話の終わり、ふと少年の道程にうかぶ蟲の影に「続章」1話最後の遠景が思い出されてもいい。だがここでは、できれば、あの「理」の手を、奈落に落とされ開眼してしまったクマドが見たならという想像を(「棘のみち」)、してみるといいのではないかと思います(理‐蟲‐手/植生>蟲師続章11

2014-10-19 05:54:37
橡の花 @totinohana

てか、「棘のみち」のエンディングの光景と「草の茵」の冒頭のシーンって完全に繋がってるものと思っていいよ、たぶん。>蟲師続章11

2014-10-19 06:01:56
橡の花 @totinohana

ギンコとクマドの対比的分析はこの挿話にあっても重要なんだが(それをやるとすると続章前期で二三参照すべきタイトルがあるんだが)、書くの面倒なんでやらない。

2014-10-19 06:04:21

第十二話「香る闇」

橡の花 @totinohana

『蟲師 続章』第12話。存在しないはずの「円環」の“切れ目(境界)”、それぞれがひらひらと“交わらない”花弁(挿話の象徴色が「山吹」(風媒花ではなく、たしか“虫”媒花だ…)、花枝の“環”、ターン(周回)毎のカメラポジション(蕪村の“鉋屑”…)、洞穴、香りの出所の謎…そして、(続

2014-10-26 04:47:46
橡の花 @totinohana

続)そして顕わになる彼らの縁の“合わせ目(花冠で唯一花びらは接しているのだ。“ある瞬間”をのぞけば)”によってこの人生を俯瞰する視点(ターン‐カメラ)が初めて、あきらかになる―それは“当たり前の死”まで漸進していく。仮に、過去のあの罪を贖おうとしてみたにしろ、それなら三人で…。

2014-10-26 04:57:38
橡の花 @totinohana

流石という他ない。「香る闇」の中を(当然そこには匂い分子か、“匂い分子としての蟲”かがいるわけ)、遠のくメビウスの帯の貼合わせ目にむかって進んでいくようなある捻じ曲げられた長方形の“両面”に、周回毎のカメラが置かれる―その先にいるのはギンコではなく、彼女との交点…。>蟲師続章12

2014-10-26 05:03:43
橡の花 @totinohana

この完結した世界が悲劇なのは、結局彼らは普通に死ぬための周回の輪を重ねてゆくんだろうってこと。ギンコの助言はそのための気づきに過ぎないってこと。

2014-10-26 05:06:17
橡の花 @totinohana

“(メビウスの帯の貼り合わせ目にむかう)ある捻じ曲げられた長方形の両面(ニ視点)”というのは、モンタージュの画面の抽象ですね、言うまでもなく。>蟲師続章12

2014-10-26 05:09:30
橡の花 @totinohana

まあ悲劇でもないか。気づけばもしか、普通に死ねるのだから。

2014-10-26 05:11:18

第十三話「残り紅」

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