- uchida_kawasaki
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【重要論文・日本語版】 イアン・フェアリー「原子力発電所近辺での小児がんを説明する仮説」 fukushimavoice2.blogspot.com/2014/12/blog-p… 線量推計値が小さいから白血病が被ばく由来ではない、というのは本当なのか? イアン・フェアリー氏の仮説は、線量推計と胎芽へのリスク推計を検証。
2014-12-09 21:23:23A hypothesis to explain childhood cancers near nuclear power plants by Ian Fairlie 有料:「原子力発電所近辺での小児癌を説明する仮説」イアン・フェアリー sciencedirect.com/science/articl…
2014-10-24 19:28:24イアン・フェアリー氏によると、この論文が掲載される際に、ピアレビューした6人の専門家のうち、2人が問題なし、2人が改訂すればOK、2人が敵意に満ちており、そのうちの1人は、当初、9ページにわたる60項目の反論を送付。(続) ianfairlie.org/news/childhood…
2014-10-24 19:39:23(続)フェアリー氏の返事は、8ページにわたり、60項目ひとつひとつに対して答えた。その半年後、このレビュアーは、さらに7ページにわたる詳細な批判を送付。フェアリー氏は、6ページの詳細な反論で返答。こうやって1年がかりでピアレビューが完了し、論文が掲載された、とのこと。
2014-10-24 19:42:29有料論文ですが、フェアリー氏から送っていただいた。とりあえずは、無料で読めるハイライトとアブストラクトだけ和訳して連投します。論文そのものに目を通して、重要だと思えるポイントを後日和訳する可能性もあります。
2014-10-24 19:43:49有料論文「原子力発電所近辺での小児癌を説明する仮説」イアン・フェアリー sciencedirect.com/science/articl… 以下、ハイライトとアブストラクト和訳。
2014-10-24 19:48:08ハイライト ●原子力発電所近辺での癌の増加について世界中で60以上の調査が行われた。 ●ドイツ政府のKiKK調査は非常に有力な証拠を提供している。 ●本仮説は、癌は原発近辺の妊婦において発生すると提案する。 ●燃料棒交換時の放射性物質のスパイクが被ばくの増加に繋がる可能性がある。
2014-10-24 19:49:08アブストラクト 世界中で、60以上の疫学研究で原発近辺での小児癌発症率が調査されてきた。ほとんどの研究で白血病の増加が示されている。このうちのひとつ、ドイツ政府から委託された2008年KiKK調査では、ドイツのすべての原発で、
2014-10-24 19:50:59アブストラクト(続):5km以内に居住している乳幼児においての相対リスク(RR)が、全癌で1.6、白血病で2.2であることが判明した。KiKK調査は、これらの癌の増加の理由についての議論を再燃焼させた。
2014-10-24 19:52:11アブストラクト(続):ここで提案されている仮説では、癌の増加は、原発近くに居住する妊婦への放射線被ばくにより引き起こされる。しかし、どのような理論でも、原発からの放出による公式線量推計値と観察されたリスク増加の間に1万倍以上の食い違いがあることを説明できねばならない。
2014-10-24 19:52:40アブストラクト(続):ひとつの説明としては、原発からの放射性物質放出のスパイクによる線量が、公式モデルで推計されて年間平均を用いることにより希釈されてしまっている線量よりも、かなり大きいかもしれないということである。
2014-10-24 19:53:07アブストラクト(続):さらに、胎芽と胎児へのリスクは、成人へのリスクよりも大きく、造血組織の放射線感受性は、新生児よりも胎芽と胎児でもっと大きいと思われる。被ばく線量の増加の可能性と線量ごとのリスクの増加の可能性が、説明となるかもしれない。(アブストラクト、以上)
2014-10-24 19:54:13和訳:イアン・フェアリー「原子力発電所近辺での小児がんを説明する仮説」 fukushimavoice2.blogspot.com/2014/12/blog-p…
2014-12-09 21:12:52イアン・フェアリー「原子力発電所近辺での小児がんを説明する仮説」 原子力発電所近辺でのがんの増加について、世界中で60以上の調査が行われてきており、そのほとんどで白血病の増加をしめしている。
2014-12-09 21:14:26イアン・フェアリー「原子力発電所近辺での小児がんを説明する仮説」 •ドイツ政府のKiKK調査研究は、非常に有力な証拠を提供している。 •本仮説は、がんは原発近辺に居住する妊婦への放射線被ばくによって発生すると提案する。
2014-12-09 21:16:05イアン・フェアリー「原子力発電所近辺での小児がんを説明する仮説」 •燃料棒交換時の放射性核種の大気中への放出スパイク(急上昇)が被ばくの増加に繋がる可能性がある。 •公式の線量推計値とリスク増加との間の食い違いについての説明がされている。
2014-12-09 21:16:55