ドボク鎮守府　戦闘工作艦明石　誕生秘話　一隻目

まも（C102お疲れさまでした） @Kojimamo

ドボクの工作艦明石。 彼女は実はあまり艦艇修理の仕事には、最近乗り気ではなくなってきた…。 なぜか？ 彼女は　戦　闘　工　作　艦　だからである。 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/fuSzg8Uwzo

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なぜ…彼女が戦闘工作艦になったのか…？ 運営神から派遣されてきた当初は 　　ま　と　も　だったのだ。それが… 破壊用爪を振り回しながら 明石「工作艦が旗艦とはなんと熱い時代だろうか！！」 一体何故…なぜこんな事に…。 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/kdwmr2RyQN

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ドボク鎮守府　始業開始編 はじまります… #ドボク鎮守府

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【大型車両出入口につき注意】　【今日もゼロ災でいこう!ヨシ！】 埼玉県さきたま市。 周囲は田圃と団地が広がり、その向こうを東北を目指す高速鉄道の白い列車が駆け抜けてゆく。 鎮守府正門には大きな看板があるが… #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/r1zBPLeQEL

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ドボクグループ本社　さいたま事業所… 鎮守府…とは言い難いその雰囲気は「海軍」の施設とは、やや趣を異にしている。 正門脇にはJRからの引き込み線が引き込まれている。 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/IpX5LYz8Pa

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「そもそも、海もない関東平野のど真ん中なのに艦隊の基地なんて…。まあ、いいか。」 ここの鎮守府に着任すべく、近郊電車を小一時間ほど乗って近郊ニュータウンの香りがする駅で降りた艦娘がいた。 工作艦明石である。 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/Ra4dVXPoBW

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これからの物語は2014年4月、春うららな埼玉にやってきた工作艦が 海軍設営隊の凶悪建設工兵と化して 　戦闘工作艦 になるまでのエピソードである…。 #ドボク鎮守府

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横浜市港日吉台の海軍総司令部から派遣されてきた明石。 艤装服はしておらず私服のスーツ姿で来たが、海軍の匂いがしない門の前で戸惑っていた。 #ドボク鎮守府

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門の向こうの敷地内では艦娘達が灯のような機械に取り付き演習を行っていた…。 門の前の電光掲示板には 【只今演習中です。ご迷惑…】とスクロールで流れている… が、どう見ても艦隊の演習には見えない。 明石「杭打ち演習！？」 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/C1u1Et6eJj

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提督の数が100万人（当時）もいるこの時代、内陸の鎮守府は不思議な存在ではなかったが まるで工事現場か資材ヤードのような入口に場所を間違えたかと思うのも無理はなかった。 なぜか貨物ターミナルも併設されている…。 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/tUkOGBtazJ

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門の警備員の初老の男性に確認をとって、構内に入っていく。 明石（…この人、船娘の香りがする…。姿を男性モードにしているのかしら？） 構内には様々な建設機械や鋼矢板、果てはトラス橋梁まで置かれたヤードが広がる。 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/vaCpV44IWg

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資材ヤードの向こうに3階建てのビルが見えた。あれが鎮守府の本部らしい。 構内は二車線幅の道路がメインストリートらしく、トラックや建設機械、なんとも形容し難い貨物を載せた台車を牽いていく軽便鉄道までもが走り回っていた。 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/Ic25NU0tBa

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ビルに入り、受付の艦娘に証明書掲示をし書類を渡す。 五月雨「工作艦、明石さんですね。お待ちしておりました、遠路はるばるお疲れ様です。只今、提督を呼びますのでロビーのソファーで腰掛けてお待ちください。」 五月雨は大規模集客施設の受付嬢ポジこそが至高なのだ。 #ドボク鎮守府

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謎の声が聞こえたような気がした明石。 天空からビルのコンクリ壁を透かされて遥か天空から何か見られている気がした…。 明石「なんか、まるで工事現場みたいな鎮守府ですね。」 五月雨「アハハ…、よく言われます。でもそれが、わが母港ですから」 とんでもねぇ母港である。 #ドボク鎮守府

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数分経って玄関の前にエアサス音と重苦しいエンジンの音を立てて大型クレーン車が停まった。 「おおぅ！じゃぁ、コイツ洗車してヤードに戻しといて!…ウンウン！そうそう、そこそこ！じゃぁ！」 バタン 誰かが降りて玄関に入ってきた。 #ドボク鎮守府

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五月雨「提督!　工作艦の明石さんが参りました。そちらでお待ちです。」 明石（この人が提督…？　まるで工事の現場監督みたい。） ヘルメットを外し、薄緑色の作業服をきた人物こそ、ここの主であった。 #ドボク鎮守府

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提督「やぁ～、ようこそ！ドボク鎮守府へ！」 提督がワシャワシャ笑いながら握手をする。 明石「工作艦明石です。少々の損傷だったら、私が泊地でばっちり直してあげますね。お任せください…って、泊地はあるのですかね？ｱﾊﾊ…」 提督「ウン、泊地あるよ～後で案内するわ」 #ドボク鎮守府

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提督と握手した瞬間、明石は気がついた。 （この人…、人間じゃない…クレーン使いだ！！） （しかも…艦として何処かで会った…でも思い出せない…） 明石も艤装に3機の機械式重起重機を備える艦娘の”クレーン使い”であった。 #ドボク鎮守府

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明石「…」 提督「どうしたの？」 明石「以前、何処かでお会いした事があり…」 ＼ファンファンファン／ 何故か鳴り響くサイレン音と頭上からせり出す赤色回転灯！ その瞬間、提督の顔が変わった。骨格ごと顔が！！！ 50歳代の現場監督風の男性が熟女に！！ #ドボク鎮守府

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提督「あああああ！！ちくしょっ！！ヒューマノイド・モードチャンジャーが過敏反応してる！！見ないで！！見ないでぇ！！！」 ＜＜人間もーど　ちぇんじちゅう　人間もーど　ちぇんじちゅうです＞＞ 提督「止まれ！止まれ！システム停止！」 ＜＜こーど　USO801　えらー＞＞ #ドボク鎮守府

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流石の工作艦明石も、目の前で上司の顔と体が骨格ごと変形していくのには絶句。受付嬢の五月雨も絶句。 ＜＜起重機船さんこう　どの　ちぇんじ　おわりますた＞＞ 提督「誰が急にトランスフォームしろつった！？」 ＜＜あなたの　こころ　です＞＞ 提督「カリオストロの城かよ！」 #ドボク鎮守府

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提督「…」 明石「…」 五月雨「…提…督、なんですよね？」 熟女化した提督がロビーの床に土下座をついた。 提督「スマン！私は本当は起重機船の船娘なんだ！黙っていてスマン！」 明石（熟女の船娘…！？） #ドボク鎮守府

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起重機船「三光」400t吊全旋回型起重機船　全高80m 1923年呉工廠にて組立 （経歴） 元帝国海軍呉工廠 所属 公称3324号 播磨造船　 五菱重工 現:広島サルヴェージ　兼　国連統合海軍設営隊 総司令 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/btFSQF1gNd

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ドボク埼玉事業部診療所… 龍田「以上が彼女…じゃなくて提督の経歴なんですか…」 女医の装いをしているのはドボクの会社診療所の所長、龍田であった。 大潮「はぁ…、実は司令官は本性の事、黙ってろって…。」 #ドボク鎮守府

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いきなり上司の骨格というか『人間』が変わったのである。自衛消防隊の救急車で強制入院されてしまった。 龍田「まぁ～人間じゃないのはなんとなく判ってましたけどぉ～、しかしクレーン船の船娘で熟女の方ですか…」 大潮「明石さんを玄関でお迎えしたら変身しちゃったみたいです」 #ドボク鎮守府