人の総幸福量に上限があって、理不尽さを全人類で分割するから、神様が立っていられる

マルサスの罠みたいなのって、経済学だと「罠」だけれど、ファンタジー文脈だと「呪い」と表現すべきもので、人の総幸福量に上限があって、理不尽さを全人類で分割するから、神様が立っていられる
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medtoolz @medtoolz

マルサスの罠みたいなのって、経済学だと「罠」だけれど、ファンタジー文脈だと「呪い」と表現すべきもので、人の総幸福量に上限があって、理不尽さを全人類で分割するから、神様が立っていられる

2010-11-29 08:02:32
medtoolz @medtoolz

各世代でなんとなく、珍しくない程度に犠牲が出て、社会の大きさがだいたい一定程度続いているのなら、世代間の不公平感は最小になる。理不尽さは受け止められるから、神様はそこに立っていられる

2010-11-29 08:04:07
medtoolz @medtoolz

社会が下手に「成長」しようものなら、割を喰う世代と、得する世代とが出て、「得」を公平に割り振るのは難しい。結果として何がおきるかと言えば、神様という受付窓口にクレームが殺到してしまうわけで、神様だって嫌になるだろうと思う

2010-11-29 08:05:11
medtoolz @medtoolz

社会の上に、神様的な、超越的な何かを仮定するなら、その生き物にとって最も居心地のいい状態というのは、拝まれつつも文句は言われない立場であって、そんな状況を維持するためには、社会に成長してもらっては、むしろ困る

2010-11-29 08:06:24
medtoolz @medtoolz

人の幸福を祈りつつ、人に介入しない神様の、このあたりが既得権というか、欺瞞であって、じゃあそれを壊しに行くファンタジーを子供に読ませると、今度は社会のいろんな場所に、似たようなことをしている人がたくさんいるのに気がつくんじゃないだろうか。

2010-11-29 08:07:54