《原発事故の「専門家」について》

有象無象が「専門家」を自称する「原発問題」ですが、実際に原発事故が起きた場合に「信頼に足る専門家」どはどんな人か、考えてみました。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

1 原発事故の場合の「専門家」について (1)「事故」そのものの「専門家」について。 原子炉の構造とか、原発の構造とかについて詳しい人が「専門家」であるというのが、基本的な識別になるだろう。 核分裂に関する基礎知識は必要だが、それだけでは、全然役に立たない。

2014-11-01 20:01:40
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

冷却棒が完全に挿入できているか。 燃料棒の健全性が維持できているか。 崩壊熱も含めた発熱に対して冷却できているか。 冷却水が炉心を覆っているか。 冷却水の配管は大規模に破壊されていないか。 緊急冷却システムは稼動しているか。 排気の汚染はチェックできているか。

2014-11-01 20:07:42
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

加えて、 圧力容器外に放射性物質が漏れ出していないか。 格納容器外に放射性物質が漏れ出していないか。 原子炉建屋外部に放射性物質が漏れ出していないか。 タービン建屋内部に放射性物質が漏れ出していないか。 周辺環境で放射線量が上昇していないか。 そういうチェックが必要だ。

2014-11-01 20:10:24
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「事故」そのものの専門家としては、 上記に関するチェックがすぐに思いつかねばならない。 加えて 過酷事故を回避できているのか。 過酷事故がおきているとすると、 一般住民はどんな対策ができるのか。 今後何を維持しなければならないか。 どんな対策を実現すると、何が回避できるのか。

2014-11-01 20:15:55
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

今、原発の作業現場でトライできることは何か。 実際にトライしていることに成功すると何ができて、 成功しない場合は住民はどう行動すべきなのか。 今トライしていることに成功した場合でも住民がした方が良いことは何か。 そこまで説明できなけければ 「信頼に足る専門家」とは呼べない。

2014-11-01 20:19:33
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

まとめて言うと、 今回「信頼に足る専門家」は、一人もいなかった。 何が起きているかという事は、計測機器の全電源喪失によって、 パラメータで知ることは不可能だった。 どういう現象が起きているかの推測は、 各種計測機器の電源が全喪失している事によって、 パラメータに頼る人は全滅だった

2014-11-01 20:24:15
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

特に「専門家」の欠点として上げられるのは、 日本の原発用の原子炉の1基ごとの特徴や、 1基ごとに違う緊急冷却用システムの違いに無知で無頓着な事だ。 これは「工業」とか「施設」の問題であるのに、 「理学」や「工学」の問題として語ろうとする「専門家」ばかりがメディアで語っていた。

2014-11-01 20:30:05
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

もう1つ。 今後に起こり得る原発の事故の問題として、 忘れてはならない点がある。 原発というものはタービン建屋と排水口まで繋がる「配管」の巨大集合体であり、 さらにそこには無数の「配線」や、「配線用のトレンチ」もあるということだ。 その中のどこが破れても放射性物質は外部に漏れる。

2014-11-01 20:34:38
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

それらを全部理解した上で「事故」の専門家は、 どのような核種が、どのような状態で、どれだけの量が外部に出るか、 を推測できなければならない。 これは、その前までの段階(どのような事故が起きているのか)を担当する「専門家」の「評価」を受け取らないとできない別の作業かもしれない。

2014-11-01 20:45:24
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

東京電力原発事故のケースでは、 「プルトニウムは原子番号が大きい元素で、重い物質だから遠くまで飛ばない」という与太話が、 物理学者から「ジャーナリスト」や「テレビ解説者」に至るまで横行したので、 放射性物質の拡散の話は、「専門家」の存在が最も切実に求められる分野である。

2014-11-01 20:54:29
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

東電原発事故の教訓から考えると、 放射性物質の拡散予測に役立つ「専門家」は、 気流や海流に関する科学知識を持つ人と、 火山灰の飛散などに関する科学知識を持つ人だった。 ただしこれは、事故発生直後の急激な拡散に関する話で、 原発から出た放射性物質の挙動の「専門家」は、いないようだ。

2014-11-01 21:01:44
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

(2)人体が受ける被曝に関する専門家。 存在しない。以上。終了。 不真面目に感じるかもしれないが、この部分に関する話は、 いわゆる「被曝線量の推計」しか存在しない。 ICRPなどの計算式で言う「預託実効線量」というのが、実際に人体が、体細胞が受ける被曝線量として適切か不明だ。

2014-11-01 21:17:56
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

ICRPが使う計算式は、沢山の変数を仮定して使うしかない。 しかも、変数Aが変数Bに対して係数Cで影響する、という類の数字が複雑に絡む。 ABCのどれが間違っていても、結果は異なってしまう。 さらに計算の前提である「周辺に存在する核種と状態」が確認できないのだ。

2014-11-01 21:21:41
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

ICRPの計算式の前提になる「経験による値」は、 治療や実験で用いる「管理された放射線源」による数値と、 過小評価や不当な評価であるとの反論が消せない広島と長崎の原爆の「被害調査」による数値しか存在しない。 周辺に様々なものが存在する原発事故の被害には、適用できない。

2014-11-01 21:25:06
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

チェルノブイリ原発事故と東電福島原発事故は、 実地での被曝状況を知る希少な機会であったのに、 事故発生直後に現地に飛び込んで、 我が身の被曝を省みずに観測機械などを設置運用する「専門家」がいれば話は違っただろうが、 そんな行動をとった「専門家」がいるとは、私は聞いた事がない。

2014-11-01 21:28:02
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

誤解がないように付け加えるが、 原発事故発生直後の、 まだ放射性物質の大量拡散が今後一層深刻になるかもしれない時期に 危険な場所で計測せよとは、私は言っていない。 「計測できていないのだから被爆の実態はわからない」と認めよう、 と言っているだけだ。

2014-11-01 21:36:55
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

短寿命核種が充分に計測できるような危険な時期には、 正確で詳細な計測を行う機会はあったのかもしれない。 しかし、東電福島原発事故の場合、 計測は一部で不正確に行われただけだし、 その計測さえも途中で止めるような動きが、 他でもない「専門家」の一部によって行われた。

2014-11-01 21:40:44
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

管理されていない放射線源による被曝というのは、 例えば毛髪や体表面への付着、呼吸器への侵入、飲食物に混じっての消化器官への侵入、その他靴底や衣服への付着、風や様々な理由による再飛散など、 2次的、3次的な被曝も考えなければならない。 それらをすべて割り出す計算式など、作れない。

2014-11-01 21:49:12
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

(3)被曝による人体の健康への影響に関する専門家 これは、 管理された放射線源を用いる医療関係者などを、 部分的には「専門家」と呼んでも良いのかもしれない。 ただし、放射性ヨウ素を用いる医療関係者には、 放射性セシウムによる影響はわからない。 だから部分的な「専門家」だ。

2014-11-01 21:52:50
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

私の記憶では、 一時期コバルト60などを用いて植物などに放射線を当てて影響を調べる研究が行われていたはずだが、 さすがに人体実験は行われていないと記憶する。 「プルトニウムを用いた人体実験」が米軍で行われたという話も聞くが、 それもまた「管理された放射線源」の話だ。

2014-11-01 21:55:35
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「一度体内に入った放射性物質」に限定された研究成果があっても、 原発事故が起きた時には他の部分の「専門家」が 「これは体内に入らない」とか「これは吸収されない」とか 前提の部分で必死に「水際の防御」の論陣を張るので、 話が先に進まない。

2014-11-01 21:59:13
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

現在日本で起きている出来事に関する「専門家」同士の話を聞こうとしても、 可能な限り過小評価と出来事の否定をしようとする「専門家」が、 議論の成立を妨げてしまう。 そして不思議なことに、過小評価と否定を試みる「専門家」は、 政府や産業界からの「専門家」認定を受ける事が多い。

2014-11-01 22:05:16
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

(4)原発事故発生時に「信頼できる専門家」の条件 存在できない。以上。終了。 ふざけているのではない。 社会的な責任を自覚する「良識的な専門家」は、 原発事故発生時は、専門外に関しては慎重で限定的な表現をする。 今回もそうだった。 それでは、人間を守るのには間に合わない。

2014-11-01 22:08:44
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

原子炉でおきる事と原発建屋内でおきる事の「専門家」は、 建屋の外で起きることに関しては「専門家」ではない。 政府の審議会等で「専門家」に任命される工学の「専門家」も同じだ。 原発事故発生後数年経過した後の健康被害を調べた「良識的な専門家」は、 汚染状況が分からないと発言できない。

2014-11-01 22:12:27
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

汚染状況を、被曝の危険の中で計測するのは、汚染総体を見る「専門家」ではなく、「データ収集者」であり、データが集まらなければ、「専門家」は全体状況がわからない。わかってから住民に防護体制をとらせるのでは、間に合わない。 どうしても、時間的にはそうならざるをえない。

2014-11-01 22:16:04
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