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日本の手盾について
私はケントゥリオP。第十次ウソm@s祭りやります @centurio_P
この手の話も度々見かけますが、日本にもかつては手盾が主武装のひとつに入っていた時代はあったわけでそれが古代日本の律令制軍団の頃。そのときの武装は矛、槍、弓、弩、そして手盾。

 
 

私はケントゥリオP。第十次ウソm@s祭りやります @centurio_P
その手盾がなぜ廃れていったのかは前々から言ってますが古代日本における古墳、飛鳥、奈良、平安までの盾の位置付けと律令制の古代日本の軍団における兵部ら整備職人、軍団自体のその後の縮小と武士の移り変わりなども考えに入れる必要があります。
私はケントゥリオP。第十次ウソm@s祭りやります @centurio_P
古代日本、律令制軍団は各地で普遍的な古代都市国家とその軍団の例に漏れず律令制軍団が確立するまでの経緯を見ると都市国家から中央集権型領域国家へと変化し、それに合わせて重武装の歩兵軍団が編成され、大規模戦争に備えた点です。この頃は歩兵主体の槍と手盾、矛などが目立ちました。
くれど@労働調査研究所 @junksai5
@centurio_P  盾を 上野でみたことがあるんですが あれ重そうですね 身分低い奴を 先に出して盾代わりにすれば いいんじゃないかと 偉い人は 日本では そうかんがえたんじゃないでしょうか?

 
 

私はケントゥリオP。第十次ウソm@s祭りやります @centurio_P
しかし、中央集権型の律令制が崩壊し、その律令制軍団が縮小され、封建制的な腰が軽くかつ、強力な重装騎兵の武士らに入れ替わると、純軍事目的における携行用の盾は大規模戦争用の重厚な律令制軍団の重装歩兵と共に必要とされなくなったからで。武士は騎兵であり、それまでの歩兵用の盾は持ちません。
私はケントゥリオP。第十次ウソm@s祭りやります @centurio_P
また、武具の変遷も同時に考慮に入れる必要があります。歩兵装備もそれまでの手盾と槍や矛から薙刀といった両手持ちの長柄武器が主体となっていったので片手を塞ぐ手盾はこれまた必要とされなくなっていきます。それと当時の戦争は弓による射撃戦主体です。それに対する和甲冑の発達もあり。
私はケントゥリオP。第十次ウソm@s祭りやります @centurio_P
んでもって重装騎兵や重装弓騎兵の武士や両手持ちの長柄などが主体となった歩兵が盾を持たずとも矢玉を防げるように肩部のアレ(名前忘れた)などが大きく発達し、またそれが無くとも矢避けとして従来の置き盾で十分、用途を満たしていたのでますます手盾は必要とされなくなったというのもありますし。
私はケントゥリオP。第十次ウソm@s祭りやります @centurio_P
あー巷でよく「日本刀の威力はちゃちな日本の手盾を容易に切り裂いた為、盾はいらなくなった」というの見かけますが個人的に条件付きで支持したり。古代日本の盾は単純な作りというか木製の一枚板だったり、強化しても単純な革と木の盾なのが主体。鉄で補強したのもありますがこれは数が限られる儀礼用
遊喜(ゆ~き)@お餅猫 @BOMBLOCK
@centurio_P 自分が知ってる説では「日本は湿度が高く、盾が腐りやすかったからではないか」ってのがありますねぇ。個人的には「作る手間の割りに使い勝手が悪かった(発達しなかった)」んじゃないかなぁと思ってたりw
私はケントゥリオP。第十次ウソm@s祭りやります @centurio_P
@BOMBLOCK あぁ、なるほど。私もその説は聞いたことありますが、正直「湿度では負けない東南アジアやインドでは手盾が生き残り、そういった腐りやすいという記録が目立たないのに日本だけ?」という疑問が浮かんでしまってあんまり支持できなかったんですよねw
遊喜(ゆ~き)@お餅猫 @BOMBLOCK
@centurio_P 実際の話、鎧の製法からして紐やら何やら腐りやすい部分はちゃんとありますしねぇ。むしろ産出技術限度の関係で刀剣・槍類に優先的に鉄がまわされ、手持ち盾が役立たずとなり、矢避けの大盾のみが残っていったのかもしれませんなぁ。

 
 

私はケントゥリオP。第十次ウソm@s祭りやります @centurio_P
また、接着用の膠や漆が当時、貴重だった為、手盾は衰退したという話がまー某人が言ってましたがこれは結構疑わしい。膠が無くても日本の盾は強化していたし、膠も割りと早くから普及していたので。食文化で食べなくても手工用建築用、製墨原料、医薬品等で幅広く需要がありました。
私はケントゥリオP。第十次ウソm@s祭りやります @centurio_P
それと日本は鉄は取れないが五世紀くらいには製鉄製の武器や防具が登場しており、製鉄が行われていた。鉄鉱石による製鉄であり、日本においては産出量が限られていたが朝鮮半島からの大規模な輸入で賄っていた。鉄鉱石による製鉄の補助として砂鉄によるそれが行われていたが後に逆転したんですね。
私はケントゥリオP。第十次ウソm@s祭りやります @centurio_P
話がずれた。あとは盾の構造や材質が手盾があった地域と日本では違いすぎるので結構比較が難しいのもあり。
オムニ P @OMNI_P
@centurio_P 日本の盾事情は割とミッシングリンクですよねえ
私はケントゥリオP。第十次ウソm@s祭りやります @centurio_P
@OMNI_P ですねー!あまりにもガクッと変わったように見えて、連続性が確認し辛いです。ほんとに細かく、多角的に見ていかないと流れがわかりにくいことこの上ないです。

 
 

私はケントゥリオP。第十次ウソm@s祭りやります @centurio_P
「欧州でも盾廃れたやん」という方もいますがそれは経緯が違います。「盾が廃れた」結果だけで中間のプロセスを見ていない。盾が廃れたのは中世末期~近世にかけて板金の全身甲冑の質と構造が改良され、動きやすくかつ軽く、より頑強になって白兵戦や射撃戦において盾の必要性が薄れたのもあります。
私はケントゥリオP。第十次ウソm@s祭りやります @centurio_P
あぁ、また話がずれたというかきりが無いのでここらで切りますえ。こと日本の盾事情においては武術の観点の話ばかりで社会情勢や制度の変遷はあんまり注目されることが少ないとおもふ。めちゃくちゃ様々な事情が関係してるのでこれ。
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コメント

JINMIN_party_Japan @Net_Uyoku_JpJ 2014年11月2日
日本において弩が発達しなかったのは作成に割と高度な技術が必要な点、騎兵主体となり騎乗で使用するのが困難な点が原因かも。また、騎兵中心となり弩が用いられなくなったため盾もすたれたのかもしれない。
mnianzinno @mnianzinno 2014年11月3日
スポーツチャンバラでは盾は非常に有効な防具らしい。
創作文芸サークル時の輪@通販受付中 @Kamimura_Maki 2014年11月3日
もうかなり前にNHKの大河ドラマ「風林火山」で、GACKT謙信(当時はまだ出家前だったけど)が小田原城で酒飲みながら銃弾はね除けてるシーンがあったけど、このまとめ読んで、竹で火縄銃の銃弾はね除けられるなら鉄で出来てる甲冑は尚更はね除けられて当然だろうなと思って、色々納得した。
夜更至ヒルネスキー @hiruneskey 2014年11月3日
“冨野監督がガンダムに盾を持たせたのは作画の手間やら時間やらを節約する為だった”というのを知ってから娯楽本やゲームでの盾を持った戦士・兵士の図も同じ理由なんじゃないかと思う様になった。
夜更至ヒルネスキー @hiruneskey 2014年11月3日
ただ、それを抜いても片手で持てる盾で防げるのは片手での攻撃(投石・片手剣等)位なんじゃなかろうか。とりあえず軽くて丈夫な盾を持つ歩兵の移動速度は重い盾を持つ歩兵より速いはず。戦術的にも戦略的にも。
夜更至ヒルネスキー @hiruneskey 2014年11月3日
日本では牧畜民族が支配階級になった歴史が無い(職種では渡来した?)と仮定するなら、“他の地域では持盾に使えた牛革が日本では使えなかった”ので“軽い牛革製の持盾ではなく重い木製の持盾しか使えなかった”と考えても良い気がする。
岡田伸(遊び人の伸さん) @AsobininNoShin 2014年11月5日
ちょっと例に挙がってるローマの重装歩兵の武装も、時代ごとに国内の事情の変化と仮想敵の違いに応じて変わって行ってますね。長槍が流行ったり短い武器と盾が流行ったりを繰り返す。日本の場合はたまたま盾無し両手武器に変化した後、盾有り武装が有利な状況が来なかった結果かもしれない
雄介 @Cole_Destin 2014年11月6日
社会制度の変化が兵器の流行り廃りに影響を及ぼすというのは当たり前だけど見落としがちですね。勉強になりました。
雄介 @Cole_Destin 2014年11月6日
Kamimura_Maki 鎧の厚さと形状によります。大河の謙信が来ていたのは南蛮胴具足、または仏胴具足と言って、胸当てが厚さ2.5~3mmの一枚の鉄板で出来ており、さらに曲面で矢玉を逸らす様になっています。この鎧なら火縄銃の弾を防ぐ事も可能で、至近距離でも弾く事は出来ませんがダメージが大幅に軽減します。史実の謙信がこの鎧を着ていたかはわかりませんが、同時代の桶狭間の戦いで家康が仏胴(金陀美具足)を着ていたので時代考証は合っています。
雄介 @Cole_Destin 2014年11月6日
一方、戦国時代に最も多く使われていた鎧は桶側胴といって、胸当てが厚さ1.4~2mmの細長い鉄板をつなぎ合わせて作られています。安価ですが南蛮胴・仏胴に比べると防御力が低く、弾丸が貫通してしまいます。
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