自閉症スペクトラムと犯罪に関して

長谷川博一さんの一連のツイートに刺激を受けてまとめました。 日本自閉症協会でも「高機能広汎性発達障害にみられる反社会的行動の成員の解明と社会支援システムの構築に関する研究」(http://www.autism.or.jp/kenkyuu05/h17-ishii/)研究されていましね。 ただし、直結するわけではなく、適切な環境が失われたら触法行為につながるというお話。
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長谷川博一 @hanycafe

「幹部職員は関係機関からの連絡について普段から『丸投げを受けるな』という内容の発言をしていた」。他の児相で「丸投げされても困る」という愚痴は時々聞いたよ。→ 児相幹部、電話相談「放っておけ」 佐世保高1殺害事件(朝日新聞デジタル) headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141026-…

2014-10-27 11:15:15
リンク headlines.yahoo.co.jp 児相幹部、電話相談「放っておけ」 佐世保高1殺害事件(朝日新聞デジタル) - Y!ニュース Yahoo!ニュース(朝日新聞デジタル) - 長崎県佐世保市の高校1年の同級生を殺害した容疑で逮捕された少女(16)=鑑定留
長谷川博一 @hanycafe

児相の職員数が圧倒的に足りないという欠陥が多忙を生み(丸投げは困るに通ずる)、虐待や自閉症スペクトラム、「心の闇」に関して専門的研修を積む時間を奪い、スキルの向上が進まないという悪循環。また、数年おきの異動という慣習も悪循環に拍車をかけており、見直すべきと思う。

2014-10-27 11:20:50
長谷川博一 @hanycafe

国民、市民が児相職員配置のために税金を使ってよい、と思えるようにならなくては。議員が積極的になり、選挙戦でも争点にし、議会で議論しなければ話にならない。景気と年金の対策だけが、人をしあわせにするものではない。アベノミクスは「心」を置き去りにしていると感じるな。

2014-10-27 11:25:14
長谷川博一 @hanycafe

あの時は「ありのまま」と言いながら、最後は「体裁作り」へという、その二面性には脱帽。まさしく光と影の分裂をここに見た。 → 片山被告の弁護士、会見で涙 アナ雪なぞらえ「『ありのままに』できなきゃ」 j-cast.com/2014/05/232055… @jcast_newsさんから

2014-10-31 17:14:01
リンク J-CASTニュース 片山被告の弁護士、会見で涙 アナ雪なぞらえ「『ありのままに』できなきゃ」 パソコン遠隔操作事件で一連の犯行を自供した片山祐輔被告(32)の第9回公判が2014年5月22日、東京地裁で行われた。閉廷後、佐藤博史弁護士は会見を行い、片山被告が自殺せずに拘留されたことに対して「私も本当に良かったと思います」と涙を見せた。...
ぺんてるはインテルに勝るんじゃ @amattaparts

@hanycafe 被告人の本音も含まれていますね…内容はなるほど、これは多分に弁護人に不利益に働く内容。急遽、証拠請求が中止され、尋問も取りやめになったことの理由の一部が垣間見えます。 江川さんが書いてくださったようです。ご参考までにbylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/201…

2014-11-01 11:12:41
リンク Yahoo!ニュース 個人 【PC遠隔操作事件】弁護側土壇場の混乱。鑑定の証拠請求を急遽取りやめに…(江川 紹子) - Yahoo!ニュース 片山被告の弁護団は、これまで真相解明のために必須だと公言してきた精神鑑定を、鑑定人の証人尋問の直前になって証拠請求とりやめを決めた。証人尋問も行われない。なぜ、土壇場になってこのような混乱が起きたのか
長谷川博一 @hanycafe

@TukasaTakasaki @Tetsuya_Tsuda @amattaparts 参考になります。弁護人と鑑定人では、立場が決定的に違います。弁護人依頼の私的鑑定においては、弁護人と鑑定人の信頼関係が必須です。そして信頼維持のためには意見交換を常に怠らないことです。

2014-11-01 23:00:00
長谷川博一 @hanycafe

@shinichiro_d @keita_adachi 事件の本質を法廷に出すことよりも優先させたいことがあったのでしょう。

2014-11-01 23:01:21
はなしあわない @hanashiawanai

@hanycafe 弁護士さんが、そういう性格や心理のことにまで、知らないというか、気が及ばないこともあるとは思うんですけど

2014-11-01 23:13:10
長谷川博一 @hanycafe

@hanashiawanai 配慮に満ちた人とから無頓着な人まで、個人差は大きいようですね。

2014-11-01 23:16:20
はなしあわない @hanashiawanai

@hanycafe 片山さんは屈託なく事件を起こしたようだと後から思いましたけど、弁護人は事件の概要を一般に公開することで、法廷だけの密室の議論ではなくて、高度なパソコン遠隔操作の技術に関して、技術者達からの意見も公平に得られるという目論見もあったのかもしれないと理解していました

2014-11-01 23:20:05
嘘松撲滅委員会 @akusokuzan124

法廷は臨床心理士のオナニーの場ではないことは確か "@hanycafe: 事件の本質を法廷に出すことよりも優先させたいことがあったのでしょう。"

2014-11-01 23:57:45
vow12 @EcruVow12

@hanycafe @josef0355 先生、番組素晴らしかったです!友人からも感動メールが!先生は地道に犯罪者と呼ばれる方たちとあのように向き合ってこられたのですね。心理のできることはまだ厳しく険しいけどとても大切だと感じました。

2014-11-02 17:56:06
長谷川博一 @hanycafe

@EcruVow12 @josef0355 ありがとうございます。私は観ていないのでわかりませんが、パッシングを浴びながらも、普通の臨床心理士がやってこなかったことにも力を注いできました。ただ私的鑑定は今後、遠隔操作事件の鑑定での弁護人の活動に失望し、引退しようと思っています。

2014-11-02 18:46:44
vow12 @EcruVow12

@hanycafe 道を切り拓く者にとってバッシングは必然であり、勲章でもあると私は思っています。がんばって下さい!ただ、遠隔操作事件の鑑定の件はフォロアーにとっても残念でした。素人的発想ですが、弁護人て弱者や庶民の味方ではないのですね?

2014-11-02 20:42:15
長谷川博一 @hanycafe

@EcruVow12 弁護人は基本的には依頼者の味方です。基本的には、です。結局、様々なタイプの弁護士がいるということですね。弁護士によって、基本理念も、弁護方針も、私的鑑定人との関わり方も変わってきます。皆、個性を持った人間ですから。

2014-11-02 22:03:52
鯛ちゃん @0619Taimi

@hanycafe ドラマ拝見しました。とても考えさせられました。 何故なら私も、ネグレストされていましたので… 幸い私には、叔父や叔母がいたのでどうにか今生きてこれました。

2014-11-02 22:11:47
長谷川博一 @hanycafe

@0619Taimi 「どうにか生きてこれました」の文面から、ギリギリの生ほ過ごしてこられたことがうかがえます。今子どもを虐待して嘆いている大人も、虐待されて物言えず耐えている子どもも、どちらも社会から温かい支援の手が差し伸べられ、救いの道が広がることを願ってやみません。

2014-11-02 22:35:30
リンク とらちゃんのラジオがいいね!! Nスタ特別編「なぜ母は殺人者に」謎に迫る真実のドラマ・防げ!虐待の連鎖 2014年11月02日 : とらちゃんのラジオがいいね!! Nスタ特別編としてドキュメンタリードラマを中心に据えた特別番組を放送します。(*一部地域を除く)児童虐待の恐ろしさを浮き彫りにするこのドキュメンタリードラマのタイトルは「なぜ母は殺人者に」。滝藤賢一、西原亜希、岡本玲らの出演と綿密な取材で世間を震撼させ
長谷川博一 @hanycafe

一般精神科医は、自閉症スペクトラム症についてもっと勉強を。客観的診断の方法(アセスメント)の習得を。刑事裁判に意見を挟む精神科医の大半がその知識の基本すら持たない現状に唖然。裁判官も弁護士も、真摯に耳を傾けて。

2014-11-02 23:25:51
はなしあわない @hanashiawanai

@hanycafe @KatsutoshiYokoi  WAISをやって項目間の差を見たり、自閉症関連のテストをやったりしているのは見たことがあるような

2014-11-02 23:29:16
長谷川博一 @hanycafe

DSM-5では自閉症スペクトラムの出現率は1%。専門家の中には10%と言う人も。大学生ではその割合は増えるという調査結果も。遺伝寄与率推計は30%~90%と幅がある。ともあれ隣人として歓迎するために、社会の自閉症スペクトラムの子どもへの寛容さは不可欠だ。違っていていいじゃんない!

2014-11-02 23:29:50
長谷川博一 @hanycafe

自閉症スペクトラムが犯罪に直結することはない。大抵幼少期の心的外傷体験をもちそこに「固着」しやすい特徴が左右する。不快体験への固着から不快感情に苛まれ、パニック様の状態で事件に至る。脳シナプス間の伝達物質レベルの現象なので、本人の努力では限界がある。「がんばりないさい」はダメ。

2014-11-02 23:34:12