【横山光輝「三国志」講座33「白馬陣」】
- yms_karuta
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【横山光輝「三国志」講座33「白馬陣」01】 第33話でございます。 前回、からくも窮地を脱した公孫瓚。しかし、闘志は衰えず、翌日は、秘策の「白馬陣」をもって袁紹を討つと決意しています。この陣の内容は不明ですが、今まで無敗、必ずや袁紹の陣を蹴散らすであろうと、自信満々です。
2014-11-04 12:35:38【横山光輝「三国志」講座33「白馬陣」02】 さて、そんな公孫瓚の陣中ですが、趙雲の扱いがひとつ問題となりました。もしかしたら趙雲側の間者かもしれないので、いきなり兵を任せるのはどうかと。公孫瓚は、考えすぎだろうと思っていますが、念のため、後陣に配置することにします。
2014-11-04 12:38:00【横山光輝「三国志」講座33「白馬陣」03】 一方、袁紹の方も、迎え撃つ作戦をねっています。どうやら地の利は袁紹軍の方にあり、具体的な地図をもとに作戦を確認しています。先に占領していた分、アドバンテージがありますな。 正面は袁紹の本陣、文醜と顔良は左右に陣をはることにしました。
2014-11-04 12:40:30【横山光輝「三国志」講座33「白馬陣」04】 夜が明けました。白馬の騎馬隊を揃えた公孫瓚。白馬にこだわる理由はイマイチわかりかねますが、統一感はとれています。橋の先にあるのはにっくき袁紹の陣。公孫瓚は攻撃命令を出します。疾風のように襲いかかろう、白馬達は全速力で走ります。
2014-11-04 12:43:15【横山光輝「三国志」講座33「白馬陣」05】 ところが、橋を渡ってしばらくしないうちに、次々と馬が転び落馬する者が現れます。不審に思った公孫瓚が下を見ると、草むらに縄を張った仕掛けがあちこちに。これでは、白馬陣の速さを活かした攻撃ができません。そして、左右から敵兵が現れます。
2014-11-04 12:45:22【横山光輝「三国志」講座33「白馬陣」06】 白馬陣の特徴は、馬の速さに頼ったもの。その速さを殺されてしまったら意味がありません。文醜、顔良はそれおぞれ攻撃命令を下します。大量の矢が公孫瓚軍に襲いかかります。たまらず退却命令を出します。この期に乗じて、袁紹軍本陣も追撃を開始。
2014-11-04 12:47:35【横山光輝「三国志」講座33「白馬陣」07】 退却しようにも、河を渡る橋は一本しかありません。逃げ遅れて突き刺される公孫瓚軍の兵が多数です。この様子を静かに見守っていた一隊がありました。客将となった趙雲率いる500の兵です。
2014-11-04 12:50:21【横山光輝「三国志」講座33「白馬陣」08】 趙雲の鎧は借り物でしょうか。それとも持参品でしょうか。ここでは二本の角が左右に伸びている兜をかぶった趙雲。味方の全滅を心配する部下に対し、タイミングを図るため、その時が来るまで待機せよと命じます。
2014-11-04 12:52:00【横山光輝「三国志」講座33「白馬陣」09】 逃げ帰ってくる公孫瓚軍。趙雲は、弓を構えさせ、味方をやり過ごしたら敵を狙い射ちにするように命じます。普段は目を閉じていますが、「よし射てっ」の合図の時は目を見開いています。ここぞという時の趙雲の勝負勘が現れているのでしょうか。
2014-11-04 12:54:43【横山光輝「三国志」講座33「白馬陣」10】 思わぬ伏兵に驚く袁紹軍。そして、趙雲は突撃を命じます。槍を振るって袁紹軍の兵士たちを次々になぎ倒す趙雲。見事袁紹軍の動きを食い止めています。公孫瓚は今のうちに白馬陣を立て直すように命じます。そして、公孫瓚の目の前に駆けてくる者が…
2014-11-04 12:56:44【横山光輝「三国志」講座33「白馬陣」11】 ここで現れたのが、劉備、張飛、関羽の三人です。公孫瓚の危機を聞いて、平原から駆けつけてきたと言う劉備。加勢すると告げ、三人は袁紹軍に向かっていきます。多分、結構な距離を走ってきたはずなんですが、休みなく突撃です。
2014-11-04 12:58:36【横山光輝「三国志」講座33「白馬陣」12】 張飛、関羽の名は、袁紹軍にも知れ渡っています。この時は無名だった趙雲とは違い、袁紹軍の兵に取っては名前を聞いただけでも震え上がる存在となっています。そのため、袁紹軍の兵達は次々と逃げ出し始めます。
2014-11-04 13:00:02【横山光輝「三国志」講座33「白馬陣」13】 袁紹も引き上げたほうがいいと判断しますが、部下の武将が一人立ち向かっていきます。しかし、名乗りをあげるまもなく、張飛に一刀両断。鬼神のごとし張飛の姿に恐れをなした袁紹はたまらず引き上げ命令を出します。
2014-11-04 13:02:01【横山光輝「三国志」講座33「白馬陣」14】 張飛は「さて、お次は誰だい」と当たりを見回しますが、すでに袁紹たちは退却済み。「なんでえ、もう誰もいねえじゃねえか」と張飛は物足りなさそうな表情を浮かべております。
2014-11-04 13:03:27【横山光輝「三国志」講座33「白馬陣」15】 地形を考えずに、作戦を遂行した公孫瓚は決して有能な武将とはいえないでしょう。小物とは言え、それなりのブレーンがいて、なおかつ地の利がある袁紹。普通に戦えば袁紹の圧勝だったと考えられます。
2014-11-04 13:05:54【横山光輝「三国志」講座33「白馬陣」16】 しかしながら、公孫瓚は強運の持ち主でした。趙雲という味方を加え、かつ劉備と知り合いだということで、張飛、関羽の加勢まで得られたのです。こうして公孫瓚は再び命拾いをしました。
2014-11-04 13:08:01【横山光輝「三国志」講座33「白馬陣」17】 未だ決着がつかない袁紹VS公孫瓚の戦いの帰趨がどうなったか。これについては次回のお話となります。 今回はここまで。
2014-11-04 13:08:52