「権力を監視する」という表現の権力不在性

権利/権力/権威はそれぞれに独立し相互に作用する関係概念ではないんですかね。
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涼風紫音/Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

ナショナリズムの正体 #BLOGOS blogos.com/outline/98273/ 「監視していかないといけないと思います。」違うと思う。それは大事な要素ではあるけど、最早政権権力は政体として国民が「生み出す」ものなので政権権力を「創る」ことをしないと監視だけでは片手落ち。

2014-11-09 07:26:42
涼風紫音/Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

「権力を監視しなければ」という時、その裏側には権力が「自分とは対立するもの」として存在する。しかし代議制民主主義の「統治権力」を選択する権力は「国民」に由来する。権力の源泉として「監視」する必要はあるが、それ以前に「選択権力」として「国民≒市民」となる必要がある。

2014-11-09 07:31:27
涼風紫音/Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

「統治権力」がどのようなものであれ、それを産みだしているのは「国民」たる自身のものである、という認識がない限り、統治権力は常に「対立存在」であり、そのような思考ロジックは結果として「公の扶助」を敵視することになる。公の犬呼ばわりから生活保護叩きまで根本は同じことだ。

2014-11-09 07:33:23
涼風紫音/Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

統治権力から疎外されているのでもなく、統治権力が好き勝手にやっていてコントロール不能なわけでもなく、統治権力が「そのように振る舞う」ように仕向けているのは、権力の源泉たる「選択権力」を持っている国民そのもの。そこを理解しないと社会変革・改善は常に「反権力」を装う。

2014-11-09 07:35:00
涼風紫音/Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

結果として「統治権力」を産みだす努力をそもそも「しない」でも、それをやり過ごすことができ、「社会がろくでもない」と居酒屋で愚痴をたれ、狭い運動や思想(と呼べるかわからんが)の中で自己完結的終始に終わる。その結果「社会は改善も改革もされない」ことになる。

2014-11-09 07:36:44
涼風紫音/Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

様々な思惑や意志、思想や運動が、しばしば「誰々も賛同してくれている」式の権威に縋るアピールになるのはどういうことか。そもそもその権威を裏付けているのは「現在の体制なり状況そのもの」であり、そこに頼るそれでしかないということは「現在の体制・状況がそれを権威化している」ことの是認。

2014-11-09 07:38:47
涼風紫音/Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

「ナショナリズム」と付き合う以前の問題として、そもそも権利・権威の概念が根本として歪で、時として転倒しているからこそ、事あるごとに「権力を監視しなければ」となる。その言動の根本として、選択権力として「選挙権・請願権等の各種権利が所与されている」ことの意味も認識も誤っているのでは?

2014-11-09 07:40:50
涼風紫音/Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

「反現体制」というのであれば「選択権力」としての自派の拡大を図らねばならないし、「反権力」といった場合、その権力には「選択権力」が含まれない。それはそのまま「選挙権」や「請願権」を「権力の発露と看做さない」ということにしかならず、そこから衆愚・愚民思想までは指先一つで超える。

2014-11-09 07:42:58
涼風紫音/Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

やらなければならないのは「権力の監視」以前に「権力を行使する」ことであり、「その権力とは何か」を自己の内の問題として捉えることであり、同時に「自己が権力行使者である」ということを認識することであもる。統治政体の選択権力を有し他人事のように権力監視などと言うのは誤っている。

2014-11-09 07:45:13
涼風紫音/Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

社会を設計し、どのように設計されるべきかを選択するのは、「有権者の総体」であるべきで、そうあるように行動すべきで、「統治権力」が社会設計の結果となるように手続きされるべきでもある。社会を設計するのは、従って有権者そのものであり、その責任もまた負わなければならない。

2014-11-09 07:47:19
涼風紫音/Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

日本国憲法を「護憲する」ということは、そのように「行動する」ことでしか有り得ないし(実際には改憲であってもそうだ)、だからこそ「不断の努力」でそのように運営されるようにしなければならない。そういうことができないから、「市民が不在だ」ということをしばしば自分は述べている。

2014-11-09 07:48:52
涼風紫音/Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

「市民団体」という用語はしばしば持ち出されるが、個人的には「市民」団体でもなんでもなく、そういった権力概念・市民概念の転倒した、選択権力としての自覚が無い、統治権力の権力源泉であることを意識もしない、ただの「居酒屋の愚痴」集団なのではないか、と感じることはしばしばである。

2014-11-09 07:50:39
涼風紫音/Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

なんか最近ずっと同じようなことばかり言っている気がするけど、「権力」「権利」とは何か、ということをもっと意識し自覚し認識される必要があるし、それは極論「万人」がそうする前提であり、それが「代議制民主主義」の手続き論を形骸化させないための、必要「最低限」の行為でもある。

2014-11-09 07:56:27