時間の割り算、時間の倍音、時間の響き

@tadzi0氏と@nobuyamamasu氏のやりとり。時間と拍子の考え方。
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tadzio @tadzi0

拍子感をシンクロさせることによってではなく、"音で"合わせようとする人達がいるのだということを、今回つくづく考えさせられた。指揮者がいる状況ではその問題に気付き難い。が、アンサンブルでは依存がタイミングの遅れとなって現れる。狭い練習場では何とか成立しても音が散るホールの舞台では…

2010-11-29 21:33:55
tadzio @tadzi0

やっぱり〝拍子感〟が希薄 というところに行き着いてしまう。 音楽の持つ〝身体性〟を常に感じることなく表現する、という感覚、私には想像し難い…

2010-11-29 21:50:27
山枡信明 @nobuyamamasu

@tadzi0 同感です。 音のひとつひとつを合わせようとして、仮に合ったとしても、それは不安定な、不満足感の残る「合い方」。逆に「拍子感」を共有すると、仮に細かい音がすこしずれても、全体的には安定して、心地よい。

2010-11-29 23:46:33
tadzio @tadzi0

@nobuyamamasu ルネサンス以降の西洋音楽の多くは、時間の流れを割算で組織しています。で、それが整数倍で構成されていたりすると、時間の倍音で 時間が響く。そういう世界を、小さな単位の足し算で捉えるのは、無理。根本的な意識改革が必要と思うのですが、大人では なかなか…

2010-11-30 00:22:26
山枡信明 @nobuyamamasu

@tadzi0  なるほど、「割り算で」。メシアンとかで小さな音価が(前後の音符からの補償無しに)「挿入」されちゃうのは「足し算」でしょうかね。・・・ところで「時間の倍音で 時間が響く」とおっしゃるのがよく分からないのですが。

2010-11-30 01:06:24
tadzio @tadzi0

@nobuyamamasu 自然倍音は振動数の整数倍です。つまり、ある時間の整数分の一。で、振動数1から二分の一三分の一…という連なりは、整数倍の時間へ連なります。例えば、二小節四小節八小節…という時間は、振動数で考えればオクターヴ。拍子にも、そんな 時間の響き のような側面も…

2010-11-30 01:35:17
山枡信明 @nobuyamamasu

@tadzi0 整数倍の倍音をはじめとして、もっと大きな単位でも音楽は数に支配されているということですね。 一例で 3+3 を 2+2+2 と読み換える「ヘミオラ」がどれだけ感覚、感情に訴える力を持つか考えると驚異です。

2010-11-30 01:44:41
tadzio @tadzi0

@nobuyamamasu 二対三のヘミオラ、振動数比で考えたら完全五度になる訳ですが、そういえば ヘミオラには何故か完全五度の臭いがするような…

2010-12-01 01:09:03
山枡信明 @nobuyamamasu

@tadzi0 抜群の嗅覚!(笑) (真剣に)もしかしたら・・・・匂ってくるような気が、5度が。

2010-12-01 02:11:31
山枡信明 @nobuyamamasu

@tadzi0 確かに2・4・8・16倍などで時間構成すると、その音楽構成の平明さ、安定感とかはオクターヴの雰囲気にそっくりだ。匂いというか。

2010-12-01 02:14:41
山枡信明 @nobuyamamasu

@tadzi0 倍音の構成と、もっと大きい音楽の時間構成の関係、初めて耳にして、考えたこともなかったのですが、なんだか相当本気(笑)になってきたような。

2010-12-01 02:23:10
山枡信明 @nobuyamamasu

@tadzi0 子供、特に日本の子供が楽器を習ったりすると、音楽を細かい音符の集積のように捉えて、相互の比率など無視したりしがち。そこで「数えなさい」ということになります。時間が割り算で組織されていることを感覚的に捉えることが重要ですね。

2010-12-01 05:46:43
山枡信明 @nobuyamamasu

@tadzi0 (訂正) 「2の系統」と「3の系統」に感覚的に隔たりがありますね。前者は2連符、2拍子、4拍子、2・4・8小節構造。後者は3連符、3拍子、3小節構造。前者は、安定、明快、歩行。後者は流動、混沌、回転。

2010-12-01 06:14:49