サヨク・リベラルは人気有無の問題なのか
- sionsuzukaze
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なぜ、サヨク・リベラルは人気がないのか…社会心理学で原因が判明!? lite-ra.com/2014/11/post-6… @litera_webさんから これをそのまんま本邦に当てはめるのは過ちの元だね。
2014-11-10 15:36:001:本邦で現下「保守」とされる分類に所謂ネトウヨと呼称されている集団を含めるとすると、理論は無茶苦茶。また本稿で触れられている「リベラル」として分類している6項目のうちの3項目はそれらが踏み躙ってやまないそのものの項目でもある。
2014-11-10 15:39:10またそれらはリバタリアン的比例配分といった考え方を「一切していない」と言い切って構わないくらいに無視している(そこまで思考していないし指向もしていない)。本邦では生活保護叩きも一見リバタリアン的言動は表現されるが、その根本は排除と堕落の論理を以ってなされている。
2014-11-10 15:42:562:そもそも本邦にリベラルが存在してきたのか。共産党が革命政党だとは従前より言及されてきたところではあるが(最近では怪しいものだが)、社会党も共産党と「今の日本が資本主義のどの段階なのか(革命前夜なのか否か)」が認識の相違点であったはずで、本来は革命政党だったはずである。
2014-11-10 15:46:04従ってリベラルというよりは、はるかに根源が革命左派に近い存在が基点であるはずで、非革命主義的意味でのリベラルとは根本が異なる。本邦でその間隙を縫ってその役割を果たしてきたのは実際のところ公明党だったりするわけで、本邦では公明党を必ずしも左派ないしリベラルとは分類していない。
2014-11-10 15:48:26本邦でリベラルの代用を果たしてきたのは公明党を除けば、実際には自民党ハト派と呼ばれてきた一群であり、現下はそのハト派は縮退を続け、民主党はその代役を果たせず、公明党はリベラルの要素を喪失しつつある。社民党・共産党は論外。リベラルが人気が無いのではなく「不在」である。
2014-11-10 15:51:21また、リベラルを称する社民党も、もっぱら理屈よりも感情に訴える宣伝を意識しており(前回選挙時の福島原発を用いたポスターや集団的自衛権反対の児童を用いたポスターの煽情性は言うまでもない)、寧ろそこから失われているのは外向けの「理屈」である。
2014-11-10 15:54:15各論壇誌やオピニオン紙の標題の付け方はまだしも、政党レベルでリベラルや保守という、本稿で触れられている意味合いでの機能は、果たされていない。果たされていないからこそ現状が存在している。アメリカの分析例を安易に持ち込むのが危険なのは、そもそもの政党機能が異なる点と投票行動の相違。
2014-11-10 15:56:35また、「保守」に分類されているものの、自民党が保守政党で在り得るのか、というのはかなり危うい線まで進んでいる。安保政策の一点を除けば社民党・共産党の方がはるかに「保守的」と言えるほどに、少なくとも現体制の打破を指向する「戦後レジームの脱却」なるフレーズは体制破壊主義的である。
2014-11-10 16:03:00従って、「サヨク・リベラルが人気が無い(嫌われる)」どころか、本邦の現状は、本来的意味での「保守」と「リベラル」の両方の再興ないし新設こそが必要なのであって、アメリカの分析はまだしも、本邦の現状に対する分析としては決定的に誤っていると思われる。以上終わり。
2014-11-10 16:05:43