アルベルト・シュペーア。歴史系・軍事系・建築系すべてのクラスターでそこそこ有名だが、すべての分野に接している人間でないと全体象がちょっと捉えにくい人物がいる。ある意味、寺山修司みたいだ。
2014-11-11 17:50:56とにかくファシズム建築というカテゴリーがあって、それは建築様式ではなく、クライアントが独裁者というくくり方なのだが、こういう分類自体が異例。日本の帝冠様式を含める説もある。
2014-11-11 17:51:15そういう意味ではアタチュルク廟なんかもファシズム建築に分類したくなってくる。独裁者だし。ちなみに古典主義なんでナチスに近いが寧ろ建築的な質は上に思う。イスラム的でないのが不思議だ。常にライフルを持った兵士が直立不動で立っている。僕が行ったときはG3を持っていた。
2014-11-11 17:52:03ブルーノ・タウトに行く前にシュペーアについて補足。 「ヒトラーの建築家」というTVドラマ、かなりお勧め。34年のナチ党大会とか意志の勝利についても結構触れている。シュペーアを演じるのはセバスチャン・コッホで「善き人のためのソナタ」にも出てる。 本物のシュペーアの方が男前だが。
2014-11-11 17:52:22彼はは人生がもう一度あれば、同じ事をしただろうと言ったそうだ。ある意味、20世紀最高のクライアントを得たわけだから当然だろう。人間的ではあるな。
2014-11-11 17:53:03シュペーア、アタチュルク廟ときたら当然(?)ブルーノ・タウト。アタテュルクの祭壇が最後の仕事として知られているが、いろいろあって日本経由でトルコに渡っているのだ。日本では桂離宮を再評価したことで知られるが、まあ小泉八雲なんかと同じで外国人による日本の再発見だな。
2014-11-11 17:53:28タウトもナチスの台頭で亡命した口で、そのあたりミース・ファン・デル・ローエと近い事情だ。ミースは「ナチスが権力を持つと陸屋根ができなくなる」と言ったらしいが、ミースとシュペーアの建築を比べると美意識が随分違うことが判る。
2014-11-11 17:53:45もし実現してれば、標高600mあたりの山頂に別荘だか高級住宅地ができたことになる。なかなかおもしろいものになったのではないだろうか。そのかわり現時tには生駒山上遊園地が存在しているわけだが、なかなか面白いところで特に夏はお勧め。で、生駒山上といえば吉阪隆正なんだが、それは触れない
2014-11-11 17:55:00シュペーアに戻る。創作では彼はどのように扱われているか。 みんな読んでる「レッドサン・ブラッククロス」にも当然出てきてヒトラーに「オレの方がセンスがいい」なーんて思われてる。作中では確かゲルマニア計画は途上だったか。
2014-11-11 17:55:22maisov_J氏の「なにわの総統一代記」にもキーパーソンとして出てくる。あと「ファーザーズ・ランド」には出てこないけどゲルマニアがだいぶ完成しつつある世界。これTVドラマ化されててルトガー・ハウアーが主演なんだけどDVD化されてない。
2014-11-11 17:57:04