火山たんが、巨大噴火について説明するよ!

日本国すら滅亡させるくらいの巨大噴火が、起きる可能性が有るんだよ。 ・・・いつかは知らないけどね。
自然 災害 火山 火山たん 破局噴火 巨大噴火
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火山たん/地学系Vtuber @volcano_tan
さて、もう少ししたら今夜の連続ツイートを始めようかな。
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それじゃ、今日の連続ツイートを始めていくね。今回は「巨大噴火について」という内容で話していくんだよ~。
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まず、みんなは巨大噴火と聞いてどのくらいの規模の噴火を想像するかな…?今回、私が話していく巨大噴火は、とてつもない規模…具体的には噴出物の体積が100立方kmクラスのモノだよ。
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と、数値を言ってみたけれど、なかなかイメージが難しいよね…という事で、有名な噴火との比較をしてみるね。この映像は、雲仙普賢岳の1991年の火砕流だよ。かなりの迫力だね… youtube.com/watch?v=r0gFFJ…
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雲仙普賢岳といえば、43人の方が犠牲になった火砕流がよく知られているよね。その時の火砕流の体積が約250万立方mと考えられているみたいだよ。それと比較すると、巨大噴火での噴出物は数十万倍以上にもなるんだよ。わけがわからないよね…
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そんな規模の噴火が、実は過去には日本でも起きていたんだよ。最も新しいモノだと鹿児島県の鬼界カルデラで約7300年前に発生した噴火だね。大量のマグマの放出で地下のマグマだまりの上部が凹んで、カルデラと呼ばれる陥没地形が出来たんだよ。 pic.twitter.com/nPg85k4HpE
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巨大噴火ではほとんどの場合でカルデラが形成される事から、「カルデラ噴火」っていう呼び方がされる場合もあるんだよ。また、「破局噴火」って呼び方もあるんだよね。破局噴火は死都日本という小説の中で使われた単語だったんだけれど、最近は学者さんも使っている事があるんだよ。
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ちょっと話が逸れちゃったから鬼界カルデラの噴火に戻るけれど…この噴火では、大量の火山灰と火砕流が一気に噴出して周囲を覆ったんだよ。さっきの映像にあった雲仙普賢岳のと同じ「火砕流」だけれど、こっちは規模が全く違うんだよね…
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雲仙普賢岳みたいな溶岩ドームが崩れて起きるタイプの火砕流(これをメラピ型火砕流と言うんだよ)は、周囲の地形に従って、より低い方向に向けて流れていくんだよね。その距離も多くの場合は数kmくらいだよ。
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それに対して、巨大噴火によって発生する火砕流は…一気に噴出された噴煙のうち重すぎたりして上手く上昇できなかったモノが、まるで鍋から吹きこぼれるようにしてあらゆる方向に広がるんだよ。距離も、場合によっては100kmを越える事もあるんだよね。
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こういう火砕流の事は、「噴煙柱崩壊型火砕流」とか「全方位火砕流」って呼ばれるんだよ。この場合、簡単な山くらいなら乗り越える事もあるみたいなんだよね。それどころか、海さえ越えて対岸に襲いかかる事もあるんだよ。
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鬼界カルデラの場合も、海を越えて九州本土に火砕流が到達して、その当時の南九州にあった縄文文化が壊滅したと考えられているんだよ。巨大噴火は、文化や文明とかの単位での危機なんだよね。
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さらに、巨大噴火によって舞い上がった火山灰などの微粒子は数年間に渡って大気中を漂い、日光を遮って気候の寒冷化を招いたとも言われているんだよね。噴火の起きた地点の近くだけではなく、地球規模での影響があるんだよ…
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こんな巨大噴火が、過去には日本で何回か起きているんだよ。とは言っても数千年~数万年に一度くらいしか起きないけれどね。そんな噴火によって形成されたカルデラは、最近のモノだと九州と北海道に集中しているんだよ。
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そのうち、特に九州の巨大噴火はよく話題になるんだよね。それは、日本の上空にある偏西風によって広い範囲に火山灰が降る可能性があるからだよ。この図は、過去の主な巨大噴火で降ったテフラ(火山灰や軽石などの噴出物)の範囲を示しているんだよ。 pic.twitter.com/SD2Xk3XOon
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この図の、K-Ahと書かれているのが約7300年前の鬼界カルデラの噴火でのテフラだよ。沖縄本島から東北の半ばまでが範囲になっているね。この時は、テフラの降った方向の軸がほほ東で、やや南寄りなんだよね。風向きによって、降る範囲が大きく左右されるんだよ。
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一方、Aso-4と書かれたテフラの範囲はとても広いのが分かるよね。この噴火は約9万年前に起きたんだけれど、沖縄以外の日本全土と、朝鮮半島の大部分やロシア沿海州までが範囲になっているんだよ。これが、ここ数十万年で日本で起きた中で最大規模と考えられている噴火だよ。
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阿蘇カルデラはけっこう有名だよね。南北約25km、東西約18kmの巨大なカルデラは約30万年前から大きく4回あった巨大噴火によって形成されたんだよ。そのうち、現在のところ最新の噴火がAso-4だよ。 pic.twitter.com/MLTXLQ58Ci
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このAso-4の噴火では、噴出物の体積はだいたい600立方km以上と考えられていて、火山灰は北海道東部でも10cm以上積もったのが確認されているんだよ。そういう巨大噴火が、日本では起きる可能性があるんだよね。
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先日、神戸大学の研究グループが巨大噴火の起きる可能性などについて発表をしたんだよね。それによると、「日本列島で今後100年間に巨大カルデラ噴火が起こる確率は約1%です」という事らしいんだよ。
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ただし、同じ発表にはこのようにも書かれているんだよね。「最悪の場合、巨大カルデラ噴火によって1億2000万人の生活不能者が予想されます」つまり、それだけの犠牲者が出るかもしれないという事だよ…ここからは、巨大噴火によって予想される被害について考えていくね。
火山たん/地学系Vtuber @volcano_tan
日本で起きる巨大噴火の中でも最悪のモノと考えられるAso-4が現代で起きたとすると…まず、火砕流が周囲のかなりの範囲を覆い尽くすんだよ。速度は速いと100km/hを超えていて、それが鹿児島以外の九州と山口県の一部を焼き尽くしたんだよ。
火山たん/地学系Vtuber @volcano_tan
この火砕流が覆ったエリアには現在、数百万から1000万の人が住んでいるんだよね。巨大噴火の火砕流は温度が数百度で、堆積物が場所によっては100mを超える厚さで残るんだよ。つまり、助かるのはほとんど無理なんだよね…
火山たん/地学系Vtuber @volcano_tan
この火砕流が来なかったエリアも安心は出来ないんだよ。火砕流と同時に噴出した大量の火山灰は、偏西風に乗って沖縄を除く全国に降り積もるんだよ。この火山灰が、実はかなり厄介なんだよね…例えば、自分の住んでいる地域に10cmの厚さで火山灰が積もったらどうなるか想像してみてほしいんだよ。
火山たん/地学系Vtuber @volcano_tan
まず怖いのは、火山灰による健康被害だよ。灰とは言っても、実際は小さな鉱物の欠片だから尖っているんだよね。それを吸い込んだりしたら、呼吸器にダメージを受けるんだよ。特に喘息持ちの人とかは危ないね。
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コメント

Schizophrenie @Schizophrenie__ 2014年11月14日
イエローストーンが噴火すると文明が一度滅びるとも言われていますね。
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