マザーウィル泊地　叢雲食堂

orphe @orphechin

叢雲食堂というネタを思いついたので誰かやってください（懇願）

orphe @orphechin

誰か叢雲食堂書いてくれよな～頼むよ～

orphe @orphechin

鳳翔さんの次ぐらいに厨房に立ってるのが似合う艦娘なのが叢雲ちゃんだろう

Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

叢雲食堂か。 ……閃いた。 後で書いてみよう。

Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

SoMは小さな都市である。当然食事処も在り、解体された叢雲や退役した叢雲がやっている『叢雲食堂』がそれにあたる。 本来は鳳翔に任せるはずが、当人は適性が皆無だった。砲をガン積みし最前線で白兵戦をやっているイカレ軽空母だ、当然である。 #マザーウィル泊地 #叢雲食堂

Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

叢雲はなかなか料理がうまく、面倒見が良い傾向にある。 赤城「席、空いてますか？」 叢雲「ひとり？」 赤城「いえ、加賀さんもいますよ」 叢雲「カウンターが空いてるわ。そこに座りなさい」 ついでに、大喰らいの代表格が来ようと揺るがない。 #マザーウィル泊地 #叢雲食堂

Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

叢雲「それで、今日もツケ？」 加賀「今日は私の払いよ。心配要らないわ」 叢雲「良かったわね赤城。あんまりツケを貯め過ぎると、提督が如月に送るって言ってたわよ」 赤城「だ、大丈夫です。一航戦の誇りにかけて！」 叢雲「だったらそもそもツケない！」 #マザーウィル泊地 #叢雲食堂

Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

遠征から帰ってきた天龍以下駆逐艦が座敷で大騒ぎしている。巨大タンカー護衛などが終われば、こうして宴会をするのが通例だ。明日には上陸許可が出て、今度は陸で呑むのだろう。 赤城「賑やかですね。混じりましょうか」 叢雲「やめなさい」 加賀「無粋ですよ」 #マザーウィル泊地 #叢雲食堂

Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

赤城はあわよくば宴に混じって喰えるだけ喰おうと画策する。何故かこのSoMに在りながら普通の正規空母である加賀はそれを止める役目だ。某所では一航戦のヤバイ方などと囁かれるが、ここではヤバイ方は赤城なのだ。 #マザーウィル泊地 #叢雲食堂

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叢雲「ほら、焼き魚定食。アンタ用に一尾オマケしておいたわ」 赤城「ありがとうございます！」 漫画飯などと呼ばれるこんもりと盛られた白米と、甲板で釣りをしている連中から仕入れた鯛を焼き、ハマチで刺し身にする。瀬戸内海ならではの品揃えだ。 #マザーウィル泊地 #叢雲食堂

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叢雲「アンタには。ご苦労様ね。とっておきをあげるわ」 加賀「有難うございます」 マグロのブロックから作られた幾ばくかの品、普通の味噌汁、ただし漫画飯。この程度の食事で空母が満足するのであれば安いのだ。 もはや赤城は喰うことしか考えていない。 #マザーウィル泊地 #叢雲食堂

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第一艦隊「死神部隊」が帰ってきた。 いつも通り大破した大和はガムテ補修で要所を隠している。行く先は船渠ではなく叢雲食堂。先に補給を済ませてゆっくり修復に入ろうと言うのだ。 大和「空いていますか？」 叢雲「いつもの席、空けてるわよ」 #マザーウィル泊地 #叢雲食堂

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艦隊単位での利用客の多い叢雲食堂は6人席が基本である。 大和「あら、赤城さん、加賀さん。珍しいですね」 加賀「赤城さんが餓えていましたので」 赤城は返事もしない。こうなっては返答を期待できないのは、誰もが知っている。 #マザーウィル泊地 #叢雲食堂

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雪風「お疲れ様です！」 霧島「こんばんは」 夕立「いい匂いっぽい！」 綾波「今日は大和さんの奢りだそうです。感謝ですね～」 瑞鶴「げ、一航戦！」 少し遅れて艦隊が入ってくる。 五航戦と一航戦の仲は悪いわけではないが、苦手意識は拭えぬようだ。 #マザーウィル泊地 #叢雲食堂

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6人全員戦艦空母であれば、大和の財布も死ぬだろうが、この程度の編成ならばどうにかなる。大型艦はこうして中型から小型艦に奢ってしまう傾向にあり、貧乏に拍車をかけている。 大和型で旗艦となると見栄を張りたくなるのは理解できるが、ここはSoM泊地である。 #マザーウィル泊地 #叢雲食堂

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叢雲「そんな格好だと他に示しがつかないわ。ちょっと裏で着替えてきなさい」 大和「すみません。では、注文をお願いしますね」 失った左腕や、ボロ布となった装甲服のままでは、士気に関わる。気にしないものも多いが。むしろそれを称える連中のほうが多い気がする。 #叢雲食堂

Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

大和が着替えている間に注文が決まる。『いつもの』や『おまかせ』で通る故にあとは早い。こちらは遠征組と違い明日も出撃するようで酒は微々たるものだ。 程なくして定食が運ばれる。戦艦向けや駆逐艦向けの格分けはあるが、今日は皆同じ日替わりの焼き魚である。 #叢雲食堂

Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

格分けは仕方のないことだ。清霜が無理に戦艦向け定食を喰い、腹を壊したのを見ては。戦艦も安いからと駆逐艦向けでは足りず、逆に数で補った結果高価くつくためこうなる。 大和「お待たせしました」 大和が作務衣で戻ってくる。左の袖をヒラヒラさせているのが妙に様になっていた。 #叢雲食堂

Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

一同で頂きますと言い、食べ始める。 左腕の無い大和に、霧島が「あーん」と食べさせる風景はここでしか見られないだろう。この雛鳥のような大和を撮った写真を武蔵が青葉から買っていたのが思い出される。 座敷の騒ぎが激しくなる。遠征隊で喧嘩が始まったらしい。 #叢雲食堂

Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

流石に見かねた叢雲達が赴く。 叢雲「ちょっとしずめてくるわね」 言葉の上ではどちらかは定かではない。ただフライパンと10kgのハンマーで穏やかに収める気がないのは確かだ。 霧島「遠征隊は元気でいいわね」 夕立「元気すぎるっぽい！」 加賀「それを収める叢雲さんも」 #叢雲食堂