【水銀燈がベタだけど面白い映画を紹介するようです】 #1

ベタな映画を紹介する水銀燈 @betagintou

【水銀燈がベタだけど面白い映画を紹介するようです】 #1

ベタな映画を紹介する水銀燈 @betagintou

バック・トゥー・ザ・フューチャー（1985・米） youtu.be/MJZTtMwDBLw

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まずあらすじを紹介するわぁ。 主人公のマーティはごく普通の高校生。父のジョージは気弱な中年、母の露レインは中年太りしたアル中と家庭はどんよりとした雰囲気。

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ある日、マーティは親友であり科学者のドク、ことエメット・ブラウンに深夜の駐車場に呼び出される。そこでドクは自らが改造したデロリアンで愛犬アインシュタインを未来に送りタイムスリップに成功させるわぁ。

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しかし燃料を調達する際に騙したテロリストに返り討ちにされドクは命を落とす。マーティもまた命を狙われるが間一髪デロリアンに乗り込んで逃走を図り、ひょんな事から30年前の1955年のアメリカにタイムスリップしてしまうわぁ。果たして、どうなるか、と言うお話。

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このバックトゥーザフューチャーと言う映画はとにかく映画の基礎、と言うか娯楽映画の基礎がしっかり出来ているのよねぇ。

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「ごく普通の高校生が」 「ひょんな事から30年前にタイムスリップ」 「しかしデロリアンの燃料が無くなり元に戻れない」 「おまけに科学技術は30年も遅れていて電気が調達出来ない」 と、ある意味物凄い無茶振りを強いられている訳よねぇ……。

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おまけに、只でさえ問題山積みなのに、本来自分の母親であるロレインがよりによって自分に惚れてしまうと言う更なる問題が発生してしまうのよねぇ。

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だけれど一応、その状況を打開する策はあって、 「時計塔に雷が落ちる、その雷をデロリアンに送電して未来に帰る」 「同時に、偶然結ばれる筈だった父ジョージと母ロレインを『海のおさかなパーティ』で結ばせる」 と言う目標が生まれる訳ねぇ。

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大きな困難を機転を利かせて乗り越えると言うのは、王道と言えば王道だけれども、その本当にベタな設定でこれだけの対策を作るのだからやっぱりロバート・ゼメキス監督と言う人は実力があるのよねぇ。

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それから、よく言われるけれど、マーティの成長していく物語と言う評があるけれど、それは続編の2と3を合わせた、シリーズ全体の評じゃないかしらぁ。

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むしろ1に限って言えばマーティよりも上の世代、ドクやジョージ・ロレイン夫妻、もっと言えばカフェで働いていた黒人店員（後に市長となる人）の人達の成長物語と言えるわねぇ。

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と、言うのも55年のドクと85年のドク、見た目は変わらないけれど明らかに性格が違うわぁ。

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85年のドクはタイムマシンを作るのにわざわざデロリアンを改造したりと御茶目な一面があったけれど55年のドクはどちらかと言えば堅物で、マーティが「こりゃHeavyだ」なんてスラングを言うと「重さは関係ないだろ！いい加減にしろ！（憤怒）」なんてマジレスするような人よねぇ。

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そんなドクが30年の間に柔軟な発想になったのも、やっぱり55年にタイムスリップを成功させた事で大きな自信をつけた、と言うのが私の解釈よぉ。

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それから、ジョージとロレインも本来ならば偶然知り合って、適当に付き合って流れでくっつくみたいなカップルだったのが、その偶然が無くなってお互い向き合う関係に変化したから後の未来では家族関係も改善されたと思うわねぇ。

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バックトゥーザフューチャー、いろんな評論家がいろんな語り口で語る、本当にベタ中のベタ映画だけれど、おススメよぉ。