文学が文脈に宿るものであるならば、真に語るべきは作品ではなく、その書き手たる作者であろう。と言うわけで、雲上回廊から発行される各作品の著者についてお話させていただきます。
2014-11-20 14:25:52『墨妖』添田健一 装画 山下昇平 1000円 314頁 文庫本 発行 雲上回廊 pic.twitter.com/COpnyYPpSk
2014-11-20 15:45:37添田健一さん。相性、そえさん。秋山と同じ干支を持つので、現役の高校生である可能性あり。文フリ界隈においては『ゆる本』や『絶対移動中』に寄稿することが多い。新刊『墨妖』は幽怪談文学賞の最終選考に残った作品。歌人の佐藤弓生さんとライターの北尾トロさんの推薦を引っさげて登場です。
2014-11-20 14:29:11山下昇平さん。造形とイラストの方、作品の傾向は精巧でグロかわいい。見れば見るほど吸い込まれてゆく感じ、底なしの泥沼に。
2014-11-20 14:33:42高村暦さん。様々な物事の担当、縁の下の力持ち。文フリ史を語る上で、避けては通れないのだけれど、本人が隠蔽体質なので、今ひとつ知られていない可能性ありけり。小説とか組版とか企画とか諸々の人、もしくは書く人。
2014-11-20 14:35:32『幻視コレクション 終わりなき夢想の終焉』赤井都 業平心 仁司方 深瀬駿 /秋山真琴責任編集 800円 196頁 文庫本 pic.twitter.com/PhvWYQCdBg
2014-11-20 15:43:21赤井都さん。国内と言うか、世界における豆本の第一人者。にして、極上の小説の書き手でもある方。丁寧で繊細な仕事から生み出される、綺麗な本は、読んでよし、愛でてよしで、ずっと手元に残しておきたいし、他人に自慢もしてみたい。
2014-11-20 14:37:11業平心さん。文フリ的には、絶対移動中からデビューした書き手さん、になるのかしら。小粋なトークが面白いですよ、後、ひととなりですよ。年下の人間が話しやすいというのは、それだけで、もう完璧なる大人ですよ。
2014-11-20 14:38:19仁司方さん。コミティアの文芸スペースで発見し、文フリに誘い込んだ秋山は、褒められてよいことでしょう。え、ご存じない? ディテールを書き込む、想像力と思索の深いエンターテイメントですよ。面白いの保証しますよ。
2014-11-20 14:40:25深瀬駿さん。はるかかなたさんが評価して、秋山に繋いでくれた若い書き手。けっこう慎み深く、遠慮深いところがありながら、作品では意欲的と言うか、攻めてくる感じ。90年台生まれなら、暦さんと深瀬さんとでワンツーでしょう。
2014-11-20 14:42:25『幻視コレクション 想い焦がれる追憶の行方』 水池亘「お返しにはペンシルパズルを」 鳴原あきら「カインの神様」 渡邊利道「シャーロットに薔薇を」 泉由良「微笑みと微睡み」 /秋山真琴責任編集 800円 200頁 文庫本 pic.twitter.com/knkuwUONdH
2014-11-20 15:49:54水池亘さん。超短編の書き手で、パズルの作り手で、初音ミクのオリジナル曲のPで、後なんだっけ? 評論とエッセイとその他諸々? いつ電撃から出てもおかしくないから、読んで知り合いになって、お腹を突付いておくなら今のうちやで。
2014-11-20 14:44:02鳴原あきらさん。皆さんご存知、鳴原さん、と思ったら最近はそうでもないらしいですね。鳴原さんは、表と裏、見せるところと見せないところが巧みな書き手で、積極的に読まないと負けますよ。手を抜いたら負ける、そういう小説をたまには読んでみましょう。
2014-11-20 14:45:44渡邊利道さん。SFの人、そして評論の人。渡邊さんは、G+が面白いんですよね。印象ですけれど、とてもデータや原典を大事にされていて、その博識さから生み出される小説が、とても深いし、抉りこんできます。渡邊さんのですね、小説が読めるようになると、きっといろいろ楽しい。
2014-11-20 14:47:43泉由良さん。ゆら子さんはね、きっと、これからの文フリ史を語る上では、避け得ない人物でしょう。あるいは、にゃんしーさんの魅せるガイドと合わせても、注目せざるをえない努力家。
2014-11-20 14:48:57『幻視コレクション 失われた一葉の架空』 はるかかなた「Burning with Desire」 佐多椋「XMS/eXperience Management System 」吉永動機「たしか、映画でこんな話があった」 言村律広「残った夏」 高村暦「invisible faces」
2014-11-20 15:51:23言村律広さん。に常々、小説を書くように言って、書かせている秋山は評価されていい(また、このパターンか)。良いキャッチフレーズは、良い小説もしくは、良い編集によって生み出されるけれど、秋山が言村作品に良いキャッチフレーズをつけられないのは、きっと秋山が良くない編集だから。
2014-11-20 14:50:12はるかかなたさん。以前の、遥彼方さん。以前は小説を書いていて、最近はイラスト、と言うかシュルレアリスムかな。本名で検索すると、論文や発表がえらい勢いでヒットします。今はチェコに留学中と言うことで、レベルアップしたはるかさんの帰還を待ちましょう!!
2014-11-20 14:51:44佐多椋さん。超短編の旗手と10年くらい前から呼ばれ続けている、先鋭的で、他者の理解を拒むような作品が多め。ちょっと面白いことをやってみようと思うならば、とりあえず佐多作品を読んでからが無難。たいていの変な畑は、既にして踏み荒らされているから。
2014-11-20 14:53:09吉永動機さん。なんか最近は忙しくて表に出られないらしいBLANK MAGAZINEの人。もう4年したら、30歳になるはずで、そうしたら暇になってまた小説を書いたり、デザインしたりするようになるでしょう。のんびり待つとしましょう。
2014-11-20 14:54:37『てきとーの(す)べるせかい』言村律広 著 800円 204頁 文庫版 pic.twitter.com/y7eLd2Jv5w
2014-11-20 15:56:18ゆるふわ紙(フリーペーパー) 秋山真琴&遠野よあけ 写真は前号です。たぶん。 pic.twitter.com/gqiccMrSJn
2014-11-20 16:12:36遠野夜明さん。84年生まれの友人の中では、いちばん趣味嗜好が近しいかもしれない、奈須きのことか、西尾維新とか。秋山がボードゲームに偏向したのに対し、彼はTRPGに向かっていて、でも、TRPGのふりしてSFやってたりするから、始末におえない。卒業はしたらしい。
2014-11-20 14:56:15牟礼鯨さん。最近は俳句にはまっている。俳句の長さに慣れると、小説が書きにくくなるというのは、けっこう共感できる話で、正直な話、困っている。実は書きためた俳句があるのだけれど、これを公開すると鯨が大きい顔をしそうな気がするので、このまま死蔵の予定である。
2014-11-20 14:57:47