大橋崇行『ライトノベルから見た少女/少年小説史』とその周辺

大橋崇行『ライトノベルから見た少女/少年小説史』(笠間書院、2014年)とその周辺をめぐっての意見。 基本的に発言者ごとにまとめてますので時系列にはご注意ください。
書籍 文学 ラノベ史 創作論 ストーリーテリング ライトノベル
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この本について
リンク mitsukikioi.blog89.fc2.com 【新刊】ライトノベルから見た少女/少年小説史 - 大橋崇行のブログ 文学やライトノベルなどなどについて、思いつくまま書いています。
関連まとめ
ツイートまとめ 購入参考メモに:『ライトノベルから見た少女/少年小説史』 「大橋崇行『ライトノベルから見た少女/少年小説史』(笠間書院) 刊行記念トークセッション 日本文学・文化を捉え直していく方法 ―まんが・アニメ・ラノベと世界文学という地平―」 http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=6844 ジュンク堂書店 池袋本店 開催日時:2014年11月01日(土)19:30 ~ 大橋 崇行(作家) 河野 至恩(文学研究者) 3173 pv 9
大橋崇行 @oh_mitsukitei
11月1日、ジュンク堂書店池袋店さんのトークセッション再登板です。今回は『世界の読者に伝えるということ』(講談社現代新書、2014)の著者で『動物化するポストモダン』の英訳本を刊行されている河野至恩先生と。ラノベの話がメインになります junkudo.co.jp/mj/store/event…
大橋崇行 @oh_mitsukitei
→これまで語られてきたラノベ史観は本当に正しかったのか、〈キャラクター〉論を再考する方法について、いわゆるクールジャパン戦略で本当にサブカルチャー/漫画・アニメは外国で受け入れられているのか、日本の漫画・アニメ・ラノベは外国で作られるものとなぜ違うのか…などを話す予定です
大橋崇行 @oh_mitsukitei
→『ライトノベルから見た少女/少年小説史』は、笠間書院より10月発売予定です。11月1日のトークセッションには間に合う…はず。内容は、近代以降、日本のキャラクター文化がどのように作られてきたのか、漫画、アニメがどのように接続するのかなどです
大橋崇行 @oh_mitsukitei
→これまであまり行われてこなかった、漫画・アニメと小説とがどのようにつながるのかという問題を、〈物語文化〉という問題意識から考える文芸批評。大塚英志〜東浩紀を経てゼロ年代批評に至る既存のサブカルチャー論に、文学研究の視点から全面的に反論を提示しました。詳細は後日お伝えします
大橋崇行 @oh_mitsukitei
Amazonのレビューに偉い方が書かれていたのでレスしておくと、『女学生の友』から生まれたのは「ジュニア小説」であって、コバルトブックスでもコバルト文庫でもありません。本文にもそういう文脈で書いてあるはず
大橋崇行 @oh_mitsukitei
つまりジュニア小説がコバルトブックス~コバルト文庫から生まれたという先行言説がおかしいという話。『ジュニア文芸』『小説ジュニア』がどういう経緯で刊行されたのかを押さえた上で、『Cobalt』へとつながったこと、レーベルの創刊があって、そのあとで書き下ろしが出たことを見ようねという
大橋崇行 @oh_mitsukitei
明治~昭和期の少女文化/少年文化は、単行本ベースではなく雑誌ベース。このことを押さえないで単行本のほうだけを見るから、いろいろおかしな議論が出てくるよね、という。単行本から論を立ち上げた時点で、受容の実態とずれているんですよ?という議論
大橋崇行 @oh_mitsukitei
雑誌ってWindows98が登場するまで(ネットが女性を含めた一般層に浸透するまで)は、今よりもずっと重要なメディアだったんですよ…という説明をせなあかん時代なのですかね(´・_・`)特に女性文化、少女文化は雑誌が編成する読者共同体を抜きに考えてはいかんのですってばよ
After ODG @odg1967
大橋崇行さんから『ライトノベルから見た少女/少年小説史 現代日本の物語文化を見直すために』( amzn.to/1vqqJ9d )を頂いておりました。ありがとうございます。版元公式( kasamashoin.jp/2014/09/post_3… )の目次をみれば分かる通り…
After ODG @odg1967
きわめて射程の広い日本近代物語文化史です。巻末の年表も充実。『ゼロ想』や『動ポモ』などに比べると地味にみえるかもしれませんが、オーソドックスな日本近代文学研究の訓練を受けた若手による見事な通史です。近年の文学研究の雰囲気も行間からにじみ出ています。人文系のひとは必読だと思います。
After ODG @odg1967
"ここで重要なのは、このような教科書的な〈文学史〉に基づいて論じられた柄谷行人『日本近代文学の起源』を土台として、大塚の「まんが・アニメ的リアリズム」が成立していることである。…しかし、あえてこのような〈文学史〉について「教科書的な」という言い方をしたのは…"
After ODG @odg1967
"「文芸批評」の世界でいわば「常識」として扱われてきたこのような〈文学史〉の前提が、ここ二十年の文学研究によって、近代以降の日本文学の実態とは少なからずかけ離れたものとして否定され続けてきたからだ。"(大橋崇行『ライトノベルから見た少女/少年小説史』34-35頁)
After ODG @odg1967
"柄谷によれば、私小説は現実世界に存在する作家が自分自身の内面を「告白」するという制度を持つ作品であるからこそ、リアルな人間の内面を書くことができることになる。しかし、イルメラ・日地谷=キルシュネライト『私小説―自己暴露の形式』や鈴木登美『語られた自己―日本近代の私小説言語』、"
After ODG @odg1967
"日比嘉高『〈自己表象〉の文学史―自分を書く小説の登場』などを経て、私小説は、柄谷のいうように作者自身が「告白」したものでも、また現実の世界に在る人間の内面をそのままに描いたものでもないことが明らかになっている。"(37頁)等々。
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コメント

白潟@入渠中 @_imaki 2015年1月28日
このあたりの反応も拾っておこう,とメモ.http://twilog.org/_imaki/search?word=Nagara&ao=a