原発をめぐる対話。壊れるものは壊れるという実証を他人任せにして事故を他人事だと思いこむ国が原発を持つと……
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この文献は非常に貴重ですね。公開ありがとうございます。私も探していたのですが、なかなか入手できませんでした。@BB45_Colorado
2014-11-20 21:48:55@BB45_Colorado 失礼。これです=「福島原子力発電所の計画に関する一考察」 小林健三郎 東京電力 土木施工1971.07 (3) 発電所敷地地盤高-2
2014-11-20 21:49:20@hirougaya 公開されている文献ですが、見つけるのが大変ですよね。僕もある方方から公開前提で提供してもらいました。
2014-11-20 22:10:35@hirougaya お役に立てて幸いです。
2014-11-20 21:50:20@hirougaya まぁ、ちゃちな原子力発電所ですよ。
2014-11-20 21:51:15PWRとBWRは1950年代の開発当初からあまり進歩していないように思えます。その意味ではローテクなのではないでしょうか。 @BB45_Colorado
2014-11-20 21:59:17@hirougaya 軽水炉は、原理そのものはローテクですし、熱効率という点で40%すら達成できない遅れたものです。 勿論、放射線と放射性物質、崩壊熱が付きまとうので、其れに対抗する部分で技術が高度化していますし、品質管理や運営管理で先鋭化していますが、火力には要らないものですね
2014-11-20 22:05:08@hirougaya その10mというのが、巷で言われているような当時としての安全率を考慮した結果でなく、費用の最適化によるものというのが痛すぎますよ。その費用の最適化の理由が、当時の安い石油火力に勝ちたかったからというのが泣けてきます。しかもそこまでしても負けていましたが。
2014-11-20 22:07:14@hirougaya そのうえ、その直後にオイルショックで火発の発電単価が跳ね上がって、費用最適化のために10mにした前提が消し飛んでいます。
2014-11-20 22:08:26ご賢察です。しかも当時検討した津波の高さがチリ地震津波(小名浜で高さ約3m)というのがトホホーです。太平洋の向こう側が震源です。日本海溝付近が地震の巣だという認識すらない。 @BB45_Colorado
2014-11-20 22:10:35@hirougaya そもそも、小名浜と福島第一の津波高が同じなんていうのは全然根拠無いですし。 古い寺社仏閣や墓地の分布からも10m程度では危ないことはわかったものなのですが。典型的なご都合主義ですよ。
2014-11-20 22:13:26当時の東電社員に取材してみたら、建設のときの原子炉の搬入(重さ400t)や燃料棒の搬入と積み出しが、海抜35mではできないことがわかったから10mまで下げたと言っていました。 @BB45_Colorado
2014-11-20 22:16:24@hirougaya 海抜35mだと、資材の搬入が海からできないのでとても高くつくから掘り下げたんですよね。更に、復水用の海水を一番安上がりで使えるのが10mだったという。 そこに安全率や、津波対策の発想は全く無いです。
2014-11-20 22:21:19今回福島第一原発事故で明らかになったように、臨界反応を停止させても、崩壊熱がすぐには停止しないというのが致命的な構造的欠陥に思えます。ブレーキをかけても24時間後まで止まらない自動車、みたいなものでしょうか。 @BB45_Colorado
2014-11-20 22:12:59@hirougaya 崩壊熱がある事自体は原子炉工学の基本中の基本なのですが、ECCSが働かないことが十分に起こりえるし、溶けたり破裂したりする可能性が無視できないことがわかった時には見切りでつくってしまっていたという欠陥技術ですからね。わかった時に古いの潰さなかったんです。
2014-11-20 22:18:51ご指摘のとおりです。崩壊熱対策であるECCSの電源がなくなったらどうするんだ、の対策が致命的に欠けています。 @BB45_Colorado
2014-11-20 22:20:12@hirougaya というか、内圧が高すぎて水が入らないんですよ。これ、批判派の人が初期から指摘していて、70年代に実験したら、実際、水が入らなかったんです。だから、減圧弁を開いて減圧して水をいれるんですが、今度は格納容器が破裂しちまった。
2014-11-20 22:24:23アメリカのアイダホ国立研究所あたりで行われた原子炉の破壊実験でそのへんはデータが公開されていたのではないかと推測しています。 @BB45_Colorado
2014-11-20 22:28:35@hirougaya 70年代に国際的に分業して軽水炉の脆弱性検証をやっていました。日本は過剰反応度実験をNSRRでやっていました。仏、独、伊で冷却喪失実験などけっこうやっていましたし、米国はLOFT計画で派手にやっていました。その知見を十分取り入れるのに30年以上かかっています
2014-11-20 22:35:11@hirougaya で、第三世代+炉でその知見を十分に取り入れたといえるのですが、妙〜〜〜に安いロスアトムのを除いて、あまりにも高価について、産業として成り立たなくなりつつあるんですよね。それでアレヴァは三菱と提携して廉価版の原子炉(アトメア)を売ろうとしています。
2014-11-20 22:37:40@hirougaya LOFTのはNRCのアーカイブにあったはずです。古いガビガビの書類をスキャンした奴もきちんとOCRかけてあるんですよ。PDFにプロテクトかけるどこぞの国とは正反対です。
2014-11-20 22:39:27御意。石川迪夫氏がその実験にかかわってますね。ご本を読みました。アイダホでのLOCA実験の内容も多少調べました。 @BB45_Colorado
2014-11-20 22:40:02おっと、失礼しました。LOCA(冷却材喪失)事故の実験をアイダホ国立研究所ではLOFTと言っていましたね。nrc.gov/reading-rm/doc… @BB45_Colorado
2014-11-20 22:43:45