茂木健一郎氏 @kenichiromogi 第1358回【スターバックスって、一体何なのだろう】連続ツイート

2014.11/21 茂木健一郎氏 【スターバックスって、一体何なのだろう】連続ツイート …スターバックスは、「ブランド」という視点から見ると、実にふしぎな存在だなあと思う。日本でも、自分の街にスターバックスが来ると、何か街自体がアップグレードしたようでうれしい、という声を聞くけれども、その界隈に「クラス」感を与える、独特の作用がある…
コラム スターバックス 脳科学 茂木健一郎 連続ツイート
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茂木健一郎 @kenichiromogi
連続ツイート1358回をお届けします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、ワシントンDC滞在中に気になったあのこと。
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ワシントンDCを「旅ラン」して思ったことは、やたらとスターバックスの店舗が目立つなあ、ということ。あちらにもこちらにも、至るところにある。以前は、アメリカの多店舗というとマクドナルドという感じだったが、今や、「どこでもある」印象第一はスターバックスではないか。
茂木健一郎 @kenichiromogi
スターバックスは、「ブランド」という視点から見ると、実にふしぎな存在だなあと思う。日本でも、自分の街にスターバックスが来ると、何か街自体がアップグレードしたようでうれしい、という声を聞くけれども、その界隈に「クラス」感を与える、独特の作用がある。
茂木健一郎 @kenichiromogi
では、そのスターバックスに対する「信仰」のようなものが、何に由来しているのかと考えると、よくわからない。コーヒーの味そのものが、豆のクオリティや焙煎、抽出の仕方からしてどうなのか、コーヒー通の意見を聞きたいと思うが、スターバックスの「人気」は、それと無関係にあるようだ。
茂木健一郎 @kenichiromogi
あの女神さまのロゴ、店の雰囲気、注文を受けてから、出すまでの時間の流れ、テイクアウトするときの容器、紙のコート、店内で売っている「マイマグ」みたいなやつ、すべての要素が相まって、スターバックスの安心感、吸引力があるように思う。これは、大したものだなあと素直に感じる。
茂木健一郎 @kenichiromogi
もともと、アメリカのコーヒーは不味かった。色つきの水みたいな感じだった。大きなメーカーの中にどぼどぼ落として、あとは保温したままがぶがぶ飲むみたいな感じだった。あのアメリカから、スターバックスという、コーヒーの世界ブランドが出現するんだから、世の中というものは面白い。
茂木健一郎 @kenichiromogi
しかも、一番興味深いのは、スターバックスの人気は、コーヒー豆の厳選や淹れ方へのこだわりといった、普通の意味でのコーヒー文化とはまた別のところにあるように思われることだ。コーヒーはこのように淹れて、こう飲むべしといった本格的な「コーヒー道」が、スタバの前では、かえってダサク見える。
茂木健一郎 @kenichiromogi
スターバックスって、一体何なのだろう、という問いは、おそらく、「ブランドとは何か」という問いと同じくらい深いし広い。スタバ社の人たちはいろいろ苦労、工夫されているのだろうが、消費者は、今のところ、スターバックスというブランドを、その魔法とともに受け入れているように見える。
茂木健一郎 @kenichiromogi
以上、連続ツイート1358回「スターバックスって、一体何なのだろう」をテーマに、7つのツイートをお届けしました。

コメント

大石陽@聖マルク @stmark_309 2014年11月22日
スターバックスが提供しているものは、おそらく「アメリカ都市部(シアトルやワシントン、ニューヨークの中心街)の生活」というスタイルなのだろう。消費者はアメリカを買うのだ。いやまあコンセントがあってPC置けるカウンターや、打ち合わせスペース求めてる人もいるけど。
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