宇宙の騎士テッカマンブレード感想
さて、今日から初代テッカマンに変わりましてテッカマンブレードの視聴感想を書きましょう。仮面の下の涙、ぬぐって行くよ多分。 pic.twitter.com/GAsfPo8GvL
2014-11-25 22:44:44今日はさわりの1、2話について。今の所感じた印象とすればテッカマンにバルディオス要素を足して90年代の感覚でフォーマットし直したような。意外と初代テッカマンを彷彿させる小ネタもちらほら。
2014-11-25 22:45:46このバルディオスっぽいと感じた件については、Dボゥイのキャラクター描写も関係があるかもしれない。初代では直情的な熱血地球人南城二が主人公だった所、こちらでは敵側から亡命してきたかのような影のある人物Dボゥイが主人公となっている所にあるかもしれない。
2014-11-25 22:47:19初代テッカマン的に言うとDボゥイとノアルはそれぞれ城二とアンドロー梅田を足して二で割ったような人物になっている感じ。バルディオス的に置き換えるとDボゥイがマリン・レイガン、ノアルがオリバーと雷太を足して2で割ったような人物になりそうか。
2014-11-25 22:48:39アキとミリーにジェミーの要素が分かれているといったところか(無論初代のひろみに近いキャラだとも思う)主人公を愛するヒロイン(こっちはちゃんと結ばれたっぽいが)要素がアキ、時折ムードメーカーとして動く描写はミリーに引き継がれた印象だろうか。
2014-11-25 22:51:33そんでもってキレ者の司令官としてフリーマンさん。ちょうどクインシュタイン博士を男性にしたようなスタンスの人っぽい(いわば合理的主義者の点)この人、内心は結構情に厚いとの事はTVシリーズの彼女に置き換えると左程違和感はない。無論天地局長とも印象として近いがそちらより結構クール。
2014-11-25 22:52:54一応バルディオスっぽいとか何度か書いているが……序盤で主人公の素性を仲間達から疑われるハードなタツノコヒーローものが私では思い浮かばなかった(ウラシマンは軽い雰囲気だったはず)ので……
2014-11-25 22:54:21ただそもそもバルディオスがタツノコの分家葦プロ作品であり、酒井さん、鳥海(尽三さんと永行さん)両氏といった初代テッカマンに参加された面々が手掛けられたような作品なのでテッカマン→バルディオス→テッカマンブレードの流れはある意味妥当な系譜なのかもしれない。
2014-11-25 22:57:06そんでもって初代を見ていると「あぁ、もしかして」と思える要素もある。テッカマン同士が争う作風も元々初代(わんぱくテッカマン隊の回)で試験的に設けられ、3クール以降で展開される予定だったとのこともそうだが……。
2014-11-25 22:58:20こっちの世界でも地球が崩壊を迎えようとしており移民を余儀なくされているような状況(ただ公害ではなくラダムの侵攻による影響)であったり、ラダムが地球に寄生する植物生物として扱われる描写は初代で見られた食肉植物を彷彿させるものだったりとか……ここら辺は初代を見てたので少しにやりとした
2014-11-25 23:00:05そしてストーリーの展開はアキ、ノアルがDボゥイと遭遇して正体不明の彼を少しずつ認めていく過程が展開されている印象。
2014-11-25 23:02:02まだ特別最初からおっ!?と引き込まれてはいなく、脇を固めるキャラクターもまだ特別目立った動きはしていないが、Dボゥイの使命に対して直情的なスタンス、記憶喪失の点で飄々と振る舞う点、現状に対して達観した様子で物を見る姿となかなか多面なキャラ付けがされているかとも。
2014-11-25 23:04:03また「(任務をさぼって飲食中のノアルに)おやつの持参は認めていない」とのフリーマンや、テッカマンとラダムの関係性から「奴らと名刺交換したのか」とか「お空でジャガイモの夢を見ているのか」とかノアルの発言などなかなか上手い台詞回しが多い所も特徴かもしれない
2014-11-25 23:05:26またアキもノアルの軽い皮肉や意外と直情的な面を手玉に取ってDボゥイに好意的な余裕のある女性として描かれている。主要人物のキャラ付けがなかなかユーモア性を含めながら好印象なので最初はそこら辺で楽しんでもよいかもしれない。
2014-11-25 23:06:33ちなみに作画関係では……やはり良くコロコロ変わる。1話の時点でA,Bパートで作画が変わっていたのではないだろうかと思ったが。無論2話もコロコロ変わり、3話も予告を見る限りは違うようだ
2014-11-25 23:07:36そもそもこの頃のタツノコが大分人材が抜けていたという事情も少なからず関係しているかもしれない。同じ時間帯で以前放送されていたシュラトやてやんでぇなどは実際他社へ委託した環境で製作されていたそうなので自社系の人材を回す余力もなかったのかもしれない。
2014-11-25 23:10:44未見だがテッカマンブレードの直前に手掛けられていたロビンフッドの大冒険では中盤辺りからタツノコ系のアニメーターが参加されているっぽい。その時期からようやく1班自前で回す事が出来る余裕が生まれ、テッカマンブレードはちょうどその時期の作品だったのかもしれない。
2014-11-25 23:13:16ちなみに作画面で見ると湖川さんがコーディネーターとして参加されている他に、第1話の原画に須田正己さん、加藤茂さん、井口忠一さん辺りの70年代からタツノコ作品になじみのある面々が集い往年のタツノコ作品泣かせの布陣。
2014-11-25 23:14:33このタツノコ系ベテラン勢が全体の1/3の作監を担当されているっぽいが、加藤さん以外は初代テッカマンの原画に携わっていた方々なので少し感慨深い。それ以外の面々だと板野一郎さんが中盤から参加されているそうなのでちょっと期待したいか。
2014-11-25 23:16:14とりあえず作画の変化については左程悪い事は言わないが……欲を言えばブレードのバトル描写はもう少し宇宙空間での無重力感のある描写で見たかったなぁ……とはちょっと感じた。
2014-11-25 23:17:071,2話を見る限りロボットもの的な手法でキャラクターが動いている感じだった。個人的に初代の無重力空間を意識した描き方がドラマとは別に引き込まれた要素だったのでちょっとその点は寂しい。
2014-11-25 23:18:20ただ、この件は初代の作画陣が相当脂の乗り切っていた時代のタツノコ作品と考えると単に比較する事も酷かもしれない。なるべくこの惜しい点はうるさく触れないようにはしよう。
2014-11-25 23:19:17といった所になるのだろうか。序盤の時点では今の所Dボゥイ、アキ、ノアル(とフリーマン)のやや台詞回しにセンスのあるやり取りと人間描写がそこそこ面白いといった所。ここら辺は次回以降に期待は添えたい。
2014-11-25 23:20:13