【三国志】 基本的な上表文の動き

前漢後期~三国志までの基本的な上表文の動きの図説
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叔嗣(しゅくし) @korekorebox

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2014-11-25 22:35:29

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叔嗣(しゅくし) @korekorebox

【基本的な上表文の動き】(一般事務文書の動きは含まれない) 1.黄土色の線は下方向への上表文の動き 2.赤線は軍事や告発など機密案件の封をされた上表 3.黒線は上方向への動き pic.twitter.com/4shBVGQ0eI

2014-11-25 21:08:26
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叔嗣(しゅくし) @korekorebox

@korekorebox 侍中や中常時は内朝勤務で皇帝の政策決定に内朝の中で意見具申できる立場。

2014-11-25 21:15:20
叔嗣(しゅくし) @korekorebox

@korekorebox 評議は、皇帝の命令で上表文の内容を三公九卿などの参内資格をもつ官吏に議論する。皇帝は、そこでの内容を参考にする。評議に参加した百官の議論の結果が必ずしも決定事項ではない。

2014-11-25 21:20:55
叔嗣(しゅくし) @korekorebox

@korekorebox 中書台は内朝にある。大企業の秘書室と同様の役割。

2014-11-25 21:27:40
叔嗣(しゅくし) @korekorebox

@korekorebox 領尚書事や平尚書事などを入れると動きがまた変化するので今回は省く

2014-11-25 21:28:29
叔嗣(しゅくし) @korekorebox

@korekorebox 中書台は内朝にあるり秘書室とおなじ役割であるが、内朝の中で口頭での意見具申はできないと思われる。

2014-11-25 21:38:30
叔嗣(しゅくし) @korekorebox

@korekorebox 丞相(大将軍)や三公といった宰相は尚書台を通さずに上奏ができ、皇帝から担当する行政区分に関する上奏の差し送りがされる場合もある。ただ後漢では尚書台を通さないで三公が上奏できないという説もある。

2014-11-25 21:46:31
叔嗣(しゅくし) @korekorebox

@korekorebox 内朝で侍中や中常時などの発言権が増大した場合、宰相への差し送りも評議への上奏議論もされなくなり、後漢でよくいわれる三公(宰相)の形骸化が発生する。

2014-11-25 21:51:45
叔嗣(しゅくし) @korekorebox

@korekorebox 魏での司馬懿と曹爽の関係も、司馬懿が太傅という担当政務が曖昧な官職に祀り上げられ曹爽が内朝の中書台や侍中を掌握した結果、司馬懿に差し渡される上奏がなくなったという事だと思われる。

2014-11-25 21:55:35
dara3 @daradara3594

後漢では皇帝の御璽は侍中が(箱ごと?)肩に背負って常に皇帝に随従していたそうなのだけど(続漢書輿服志注漢旧儀)、曹操政権ではやっぱり荀彧が背負っていたのかな。

2014-11-25 22:17:17