研究紹介３１　過去に不誠実な行動をとっていた子どもは，他者も不誠実であると考えやすい―ただし，逆も然り（International Journal of Behavioral Development, in press）

欺瞞的コミュニケーション研究会(考え中) @D_research_team

なんと過去にカンニングしたり，嘘をつくような不誠実な行動を取っていた子どもには，他者も同様に不誠実であるといったバイアスが生じていました。ただし，誠実な行動をとっていた子どもには他者も誠実であるといったバイアスが生じています（goo.gl/w1HDWF）。

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【研究紹介３１】過去に不誠実な行動をとっていた子どもは，他者も不誠実であると考えやすい―ただし，逆も然り（International Journal of Behavioral Development, in press） goo.gl/w1HDWF

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この研究は他者のことを考えるときに，自分をモデルにすることで判断にバイアスが生じることがあるといった先行研究に基づいています。 「他者の考えをどのように理解しているか（Psychological Bulletin, 1999）」 goo.gl/0xQQOx

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今回の研究でおもしろかったのは，カンニングをした後に“正直にカンニングをした”と答えた子どもでも他者が不誠実であるといったバイアスが生じていたことです。この結果から，不誠実な行動を取ること自体が判断バイアスを生じさせていると考えられます。

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他者の誠実性判断は他者に対する信頼の形成にも関わってくるため，子どもの不誠実な行動には十分注意を払うべきだと著者たちは考察していました。

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研究フォーラムではこの他にも嘘と発達の研究をいくつか紹介しております！ １．幼児初期の嘘 goo.gl/xkjSlt ２．子どもの知識と実際の嘘行動の関連 goo.gl/VjjKBK

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長すぎたので分割しました…。 ３．小さな嘘つき（Review論文） goo.gl/jvfisf ４．嘘つきを見習う goo.gl/uadKwS