森博嗣「孤独の価値」感想

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ブキャちゃま@異次元のFIRE @NikTesl

孤独の価値。ドラマ化に続きノイタミナ枠のアニメ化でも話題の「すべてがFになる」の原作者の最新刊。早速読んだ。個人的に、「説教シリーズ」と命名しているこれまでの新書のエッセンスが散りばめられているが、ちょっと冗長な感じも。amazon.co.jp/gp/product/434…

2014-11-30 00:03:15
ブキャちゃま@異次元のFIRE @NikTesl

電車に乗っていない(けど自分の庭の自分の鉄道には毎日乗っている)アピールが2回出てきて、編集しっかりしろ!とげんなりしたし、何回か出てくる「精確」という表記が気になってしまって、内容に集中できなかったり…。

2014-11-30 00:05:34
ブキャちゃま@異次元のFIRE @NikTesl

「孤独の価値」まえがきラストは、森博嗣決定版といえる、名文。 【人生には金もさほどいらないし、またそれほど仲間というものも必要ない。一人で暮らしていける。しかし、もし自分の人生を有意義にしたいのならば、それには唯一必要なものがある。それが自分の思想なのである】。

2014-11-30 00:07:46
ブキャちゃま@異次元のFIRE @NikTesl

その思想を作るためにはとにかく、「考える」ことが必要だし、「つくる」ことも必要なのだろう。

2014-11-30 00:09:15
ブキャちゃま@異次元のFIRE @NikTesl

さて、内容は…、群れをなすこと、他者から評価されることが生物の本能として正しいから、孤独は良くないものと感じてしまうし、親や学校、商業主義のメディアは、「仲間」「家族」「絆」が正しいと喧伝するが、果たして本当にそうか? 人間らしさは、生物の本能から離れた孤独の中にあるのでは?と。

2014-11-30 00:15:39
ブキャちゃま@異次元のFIRE @NikTesl

みんなと同じことをして、友だちを作り、力を合わせて成し遂げることが美しい、感動とはみんなで一緒に作るものだ、と洗脳された現代の「良い子」たち。 孤独を怖れ、人とつながる感動に飢えた人々が生み出され、「大量生産された感動」を買ってくれる「良い消費者」となる。これが企業の理想である。

2014-11-30 00:21:07