魔法少女は救われない

「絶望しても魔女にならない」。「魔法少女が戦う相手は魔獣である」。この2つの事柄「だけ」が,改編前の世界と改編後の世界の差異。どちらの世界でも「一度契約すれば過酷な戦いを強いられ,力尽きれば消滅する」という事柄が共通点。共通点の深刻さから見れば,差異なんて,誤差みたいなもの…。改編後の世界でも,魔法少女の運命が過酷であることには変わりありません。
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篠ノ目くぬぎ_CNS @CrushedNumbers

《円環の理》の伝承。 TVアニメ第12話 マミ「希望を求めた因果がこの世に呪いをもたらす前に,私達はああやって消え去るしかないのよ」 『[新編]叛逆の物語』 ほむらナレーション「その(魔法少女の)末路は,消滅による救済。この世界から消え去ることで,絶望の因果から解脱する」

2014-12-02 17:58:44
篠ノ目くぬぎ_CNS @CrushedNumbers

『[新編]叛逆の物語』冒頭の,暁美ほむらのナレーション。文章の流れに沿って紐解くと,ほむらは「消滅による救済」を「この世界から消え去ることで,絶望の因果から解脱する」という意味で使っていることが分かります。そしてこの内容は,実はTVアニメ第12話で巴マミが言っていた内容と同じ。

2014-12-02 18:06:41
篠ノ目くぬぎ_CNS @CrushedNumbers

巴マミはこう言っています。「それが魔法少女の運命よ。この力を手に入れた時からわかっていたはずでしょう。希望を求めた因果がこの世に呪いをもたらす前に,私達はああやって消え去るしかないのよ」と。

2014-12-02 18:08:59
篠ノ目くぬぎ_CNS @CrushedNumbers

マミの《円環の理》に関するこの捉え方。恐らくマミに限らず,改編後の世界に生きる魔法少女たちもまた,《円環の理》をそう捉えているのでしょうね。

2014-12-02 18:11:36
篠ノ目くぬぎ_CNS @CrushedNumbers

ここまで考えてきて,思ったことがあります。『[新編]叛逆の物語』の冒頭のほむらのナレーションは,確かにほむらの声で語れています。ほむら自身の見解も含まれているでしょう。しかし同時に,改編後の世界に生きる魔法少女たち見解を表したものでもあると思うのです。

2014-12-02 18:20:14
篠ノ目くぬぎ_CNS @CrushedNumbers

改編後の世界では,確かに魔女になって絶望を振りまくこと「だけ」はなくなりました。しかし,一度契約すれば,力尽きるまで,過酷な戦いが待っています。過酷な戦いの中の多くは,魔獣との戦いです。しかし,魔獣が落とすキューブを巡って魔法少女同士が争うことも,相変わらずあるはずです。

2014-12-02 18:25:20
篠ノ目くぬぎ_CNS @CrushedNumbers

「悲しみと憎しみばかりを繰り返す,救いようのない世界」というのは,世界一般というよりは,魔法少女に限った内容なのかもしれません。先述した「過酷な戦い」を強いられ,そして力尽きればこの世から消滅する…。

2014-12-02 18:29:24
篠ノ目くぬぎ_CNS @CrushedNumbers

「絶望しても魔女にならない」。「魔法少女が戦う相手は魔獣である」。この2つの事柄「だけ」が,改編前の世界と改編後の世界の差異。どちらの世界でも「一度契約すれば過酷な戦いを強いられ,力尽きれば消滅する」という事柄が共通点。共通点の深刻さから見れば,差異なんて,誤差みたいなもの…。

2014-12-02 18:43:57
篠ノ目くぬぎ_CNS @CrushedNumbers

…とまあ,ちょっと気分が沈んでしまう結論を導いてしまいました orz

2014-12-02 18:45:27