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ゴッホの絵をコンピュータに描かせるとどうなるか? - GIGAZINE gigazine.net/news/20141204-… 「拡張」はふつうの鑑賞でもなされているが、コンピュータが「拡張」した画像を見ることによって、そのアルゴリズムが鑑賞における「拡張」を規定してしまう可能性もある。
2014-12-06 20:58:14絵画を鑑賞するとき、そこに描かれた画題や形態、選ばれた顔料とその質量や筆致をとおして、そこに描かれず、選ばれず、避けられた実在がその作品の周囲に揺動しはじめる。すなわちそれらは一対にある。こうした鑑賞による「拡張」をコンピューター・アルゴリズムは理解できない。
2014-12-06 21:20:31↓RT デビッド・コープという音楽家がいる。彼は80年代からコンピューターを使って著名な音楽家の曲を分析し、そのスタイルで、コンピューターに作曲させてるということを続けてきた。例えば、バッハの曲を大量にデータベース化し、そこからバッハのルールに沿った新曲を作らせるのだ。
2014-12-08 11:31:47デビッド·コープ
(サンフランシスコ、カリフォルニア、米国、1941年5月17日生)アメリカの作家、作曲家、科学者、およびカリフォルニア大学サンタクルーズ校の元教授。人工知能と音楽を研究。既存の音楽を分析し、オリジナルのスタイルで新しい曲を作成することができるアルゴリズムとプログラムを作成した。
[Wikipedia:David Cope]
これを聞くと、「いやあバッハと全然違うよ」としたり顔で言う人達がいて、実際、彼の研究はいわゆる音楽研究家達の間では無視されている。
2014-12-08 11:36:46彼がこれを発表した時、バッハ研究の専門家達のいる場で本当のバッハ作品とプログラムが生成した作品をブラインドテストで聞かせたところ、半分近い専門家はプログラムの作品を本物だと答えた。恐らく、そういう事がきっかけで、学会が、コープの研究を冷笑し、無視するようになったのかもしれない。
2014-12-08 11:41:28確かに、違和感はある。けれど、バッハにも凡作はあり、こういう作品があってもおかしくないかもしれないとも思う。むしろ、バッハのスタイルでフーガを書けと言われて、ここまで到達するにはどうすればいいのだろう、とも思う。
2014-12-08 11:42:03彼は、バッハだけでなく、様々な楽曲のデータをもとに、プログラムを試行している。アメリカ先住民の音楽も試している。しかし、理解が得られず、彼はこのEmmyというプログラムを封印してしまった。 psmag.com/culture/triump…
2014-12-08 11:43:50彼が提示したのは「独創性」とか「個性」とか呼ばれているものが、簡単に語れるものなのか、という問いだと思う。もともと、彼がこのプログラムを開発し始めたのは、自身作曲家である彼が、創作に行き詰まってしまい、「自分のスタイルでコンピューターに作曲させる」ということを考えたからだそうだ。
2014-12-08 11:45:34「最先端の世界では独創性が大事だ」とか「コンピューター・アルゴリズムには理解できないものがある」とか言う人もいるが、「独創性」とか「理解できないもの」を、私達ははっきりと理解できているのだろうか。そういうポエムで分かった気分になっているだけじゃないのか。
2014-12-08 11:46:08「ゲーデル・エッシャー・バッハ」を書いたホフスタッターは、コープの仕事を知って、「あの本の結論を撤回したい」とも言っている。
2014-12-08 11:46:43ホーキング博士がAIの進化が人類を超えることを危惧しているが、「人間の知能には何か秘密があって、コンピューターには無理」という反論は、秘密を縦横無尽に使いこなせない人は言っちゃいけないだろうね。私なんか、そんな知能の秘密なんか全然役に立たなくて、いつもコンピューターに頼ってる。
2014-12-08 11:49:38デビッド・コープのサイトを久しぶりに覗いたら、Emmyプログラムで作曲されたバッハ・スタイルのコラールが5000曲アップされてた… artsites.ucsc.edu/faculty/cope/5…
2014-12-08 18:05:08