- nuko_yasiki
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練修の際、努力の形があるのは不可である。正しく自然の型を踏めば、悠々迫らざる内に、強大な力は自ずから潜むものである。全身全霊の生命力を、諧調ある動作の上に、怒涛の如く強烈に現さねばならぬ。『肥田式簡易強健術』p.25
2013-09-07 15:45:16自分の天性に適しない仕事には、趣味を感じない。厭々やるから苦しい。それを無理に押し通せば、直ぐに倦怠を感ずる。疲労する。頭痛がする。食欲が無くなる。この仕事はお前の脳には、適当しておらぬぞと云うことを、如実に示されて来る。『実験根本的健脳法』p136
2013-09-07 17:45:17活き活きと動作する。弛れてはいけない。動作ごとに、ピシャッ、ピシャッと、態度を決める。グズグズと、やり直してはいけない。動作ごとに、活力中心より送り、一創天に拠って寒きの概がなくてはならない。『肥田式簡易強健術』p.63
2013-09-07 21:45:15動作を活かす秘訣は、足の拇指にある。熟達して、拇指自ずから生きるの境地に至れば、技は既に、神に入ったものである。私の強健術練修法の如き、一挙一動の微に至るまで、精細な法則を並べてあるが、要するにそれは、真の自然を説いたものに過ぎない。『肥田式簡易強健術』p.38
2013-09-07 23:45:17私は今日までに、かなり多くの著書を出しているが、只その方面が違うだけであって、根底は何時も同じことを、云っているに過ぎない。「心身共に正しき中心を得よ。自然に近き食物を摂れ。天地に親しめ」ただそれだけである。(『実験根本的健脳法』序p.3-4)
2013-09-08 08:08:28恐怖、煩悶は神経の働きを麻痺させるから、消化機能は自ら悪くなり、栄養欠損を来たし、体重は減り、身体は衰弱して来る。『実験根本的健脳法』p195
2013-09-08 09:45:33実といい、虚というのは、敢えて力を入れる、入れないというだけのことではない。気の充ちる、充ちないの問題である。即ち力の状態がかくあると同時に、精神の状態がまた、まったくそうなっているのである。『肥田式簡易強健術』p134
2013-09-08 11:45:14日光の科学的刺激は、細胞の活動を盛んにし、生理的機能を促進し、病菌に対する抵抗力を増大する。小児の腺、関節、骨、結核等は、ただ日光浴をやっただけで、完全に治癒することが多い。(『実験根本的健脳法』p43)
2013-09-09 08:07:06自然の真は、中心によって得られる。中心生命さえ活きていれば、すべては自ずから調ってくる。『肥田式簡易強健術』p.38
2013-09-09 21:45:13完全なる療養院は、よし狭い茅屋であっても自宅である。最良の看護婦は、よし気が利かなくても妻である。最も有能な医師は、よし厳かな姿はしておらなくても自癒力である。自癒力の発動は強大な精神の下において、最も旺盛である。『実験根本的健脳法』p191
2013-09-10 13:45:57呼吸と動作と、力の使用法とは、いずれも加速度的にする。息を吐ききった時、吸いきったとき、正しく間隔を置け。『肥田式簡易強健術』p.63
2013-09-10 19:46:20試験前などに、学生が、にわかに勉強もさかんにやる。運動も激しくやる。滋養も沢山摂るというのでは、脳力も、体力も、消化力も、耐えられなくなって、その結果は、予期しない神経衰弱となってしまうのである。(『実験根本的健脳法』p.21)
2013-09-11 11:45:57全身の細胞は、結局、脳神経の変化したものに過ぎないのであるから、脳神経を健全にするのには、全身を鍛へて、細胞そのものを強くするとともに、脳神経を支配するところの、精神を修めて、旺盛な意志力をを養うことが肝要である。(『実験根本的健脳法』p.4-5)
2013-09-11 17:45:59生まれたときも自分独り、死ぬるときも自分独り、病いに苦しむのも自分独り、病いを治すのも自分独り。・・・弱くなるのも自分の罪だ。強くなるのも自分の力だ。骨肉の看護も、医者の治療も、自然の働きも、ただこれを補強したるにすぎない。『実験根本的健脳法』p195-196
2013-09-14 17:45:25息を吐ききった時、体をキチッと決めて、二、三秒の呼吸停止間、そのまま不動の態度をとれ。呼吸停止は七秒間を越ゆべからず。『肥田式簡易強健術』p.63
2013-09-15 13:45:23自然の真は、中心によって得られる。中心生命さえ活きていれば、すべては自ずから調ってくる。『肥田式簡易強健術』p.38
2013-09-15 19:45:30要するに練修は、中心によって足の拇指を支配するのであって、中心正しければ、拇指自ずから緊張し、動作は整然たる一定の法則に従って動くようになる。枝葉の末に走って、根本たる中有心を閑却してはならない。『肥田式簡易強健術』p.38
2013-09-17 13:46:02焦燥、苦慮、煩悶は大抵の病人に当然起こってくることであるが、それは病気を増悪させることの手助けをするのほか、なんらの効果をもたらすものではない。脳力は鈍くなって、抵抗力は弱くなり、病勢をしてますます猖獗(しょうけつ)ならしめる。『実験根本的健脳法』p195
2013-09-17 17:45:28呼吸と動作と、力の使用法とは、いずれも加速度的にする。息を吐ききった時、吸いきったとき、正しく間隔を置け。『肥田式簡易強健術』p.63
2013-09-18 13:45:30ヴィタミンに限らず、世のあらゆる滋養強壮剤を摂るよりも、平静な精神を以って、新鮮な果実を食し、清純な水を飲むほうが、はるかに勝っておることを私は確証しておく。『実験根本的健脳法』p194
2013-09-19 08:07:38日光の科学的刺激は、細胞の活動を盛んにし、生理的機能を促進し、病菌に対する抵抗力を増大する。小児の腺、関節、骨、結核等は、ただ日光浴をやっただけで、完全に治癒することが多い。(『実験根本的健脳法』p43)
2013-09-19 13:45:28私は酒、煙草は勿論薄茶一杯も摂らない。寒夜の深更水を被り、針金の刷毛にて全身、顔までもこすり、暗黒の樹下、裸体にて石上に結跏露坐する。潔斎精進、正に山寺の清憎にも等しき実修である、
2013-10-16 20:16:55